【悲報】RTX5090が120万円に爆騰、24コア対52コアのCPU戦争勃発 自作PCは終わるのか
2027年に激突すると見られている次世代デスクトップCPUのリーク情報と、改造されたPlayStation 5で名作アクションが4K画質で動作したという報告、そして過去1年間のグラフィックボード価格の衝撃的なデータが同時期に明らかになった。自作PCを取り巻く状況は、性能の夢と価格の現実が極端に振れた形だ。CPUはコア数が倍増し、エミュレーション技術は本体の垣根を越え、グラボは1年で平均5割を超える値上がりを見せている。
まず次世代CPU対決の構図だ。海外の著名リーカーの情報によると、AMDのZen 6は最大24コア48スレッド、対するIntelのNova Lakeは最大52コアという対決になるとされる。数字だけ見るとIntelが圧倒的に多いが、中身は思想が全く違う。AMDは1つのCCDあたりのコア数を従来の8から12へ50パーセント増やし、2枚搭載で24コアを実現する。製造プロセスはTSMCの2ナノメートル級が見込まれ、CCDあたりのL3キャッシュは32MBから48MBへ増強、3Dキャッシュ搭載モデルでは最大96MBに達するとされる。動作周波数は6GHz超え、噂では7GHzに届く可能性まで語られている。
24コア対52コア、社員とアルバイトの会社
Nova Lakeの52コアの内訳は高性能なPコアが16基、高効率なEコアが32基、低電力なLPコアが4基という構成とされる。8Pプラス16Eの計算タイルを2枚連結し、SoCタイル上にLPコアを配置するマルチタイル構造だ。新しいPコアのIPCはZen 6を上回ると期待され、1タイルあたり144MBの巨大キャッシュでゲーム性能の巻き返しを狙う計画とも伝えられる。ただしマザーボードは新ソケットのLGA1954と900番台チップセットが必須となり、買い替えコストは大きい。
52コアのうち32基は小さなEコアであり、例えるなら社員数は倍に増えたが半分は社員で残りはアルバイトという会社に近い。Eコアは動画の書き出しなど並列処理には絶大な威力を発揮するが、ゲーム用途では意味が薄い。ゲームで重要なのは高速なコアの性能とキャッシュ容量であり、その点で全コアが強力な24コアに大容量キャッシュとAM5継続が加わるZen 6はバランスが良い。一方で動画編集や3Dレンダリングを主にするなら52コアは魅力的な選択肢になる。自分の用途で評価が真逆に変わる時代だ。
導入コストの差も決定的だ。AM5ソケットを継続するAMDなら手持ちのマザーボードとメモリを流用し、CPU単体の代金だけで24コア環境へ進める可能性がある。Intelを選ぶ場合は新マザーボードに加え、400W級の発熱を抑えるハイエンド水冷や大容量電源が要る。報道では標準でも250Wから450W、ピーク時は700W超えという極端な情報まで出ている。システム全体を丸ごと更新するため合計額で大きな差がつく。発売時期はNova Lakeが2026年第4四半期に量産、2027年第1四半期に店頭へ、Zen 6は2027年第1四半期のCES前後説と同年6月から7月説が割れている。後出しのAMDが価格設定で優位に立ちやすいという見方もあるが、いずれもリーク段階の推測であり、消費電力の噂も250Wから700Wまで幅が大きく確定情報ではない。
改造PS5で名作が4K30fps、任天堂は動くのか
二つ目の話題は改造されたPS5上でWii U版のゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドが4K解像度で30fps動作したという報告だ。実現したのはWii Uエミュレーターと3DSエミュレーターを統合した自作アプリで、起動時にどちらを動かすか選べる。PS5向けに移植されたドライバーを経由してグラフィックを描画し、DualSenseでそのまま操作できる。4K出力や120Hz出力、高解像度化フィルターに対応し、120Hz出力時は60fps、60Hz出力時は30fps動作が可能とされる。コミュニティ製のグラフィックパックやアップデート、DLCにも対応し、タッチ操作はDualSense中央のタッチパッドで代用、最大4人プレイやフィギュア読み込み機能まで再現されているという。3DS側は内部解像度を実機の1倍から最大10倍まで引き上げられ、標準でも2400かける1440で出力されるとされる。
ただし実行ハードルは極めて高い。システムソフトウェアの脆弱性を突いた改造と特殊な実行環境が必須で、市販のPS5でそのまま遊べるものではない。現在のバージョンはオープンソースで公開され、注目度を示すスター数は200程度と小規模にとどまる。不具合としてゲーム選択時の再起動や初回のシェーダーキャッシュ生成に数分かかる現象も報告されている。開発者はソニーや任天堂とは無関係であり、ゲームのデータは同梱しないと明記している。
焦点は権利者の対応だ。任天堂は2024年3月に著名エミュレーターの開発元との裁判を240万ドルの支払いで終結させ開発を永久停止させ、同年10月にはもう一つの有力エミュレーターも閉鎖に追い込んだ実績がある。今回動いているのが現行機ではなくWii U版である点、改造PS5が前提で普及リスクが低い点、PC上では何年も前から同様の試みがあった点から、すぐに法的措置に踏み切るかは意見が割れている。最も現実的な手はコード公開先への削除申請とみられるが、ソニー側にとっても自社ハードが改造の土台にされているのは頭の痛い問題で、ファームウェア更新で脆弱性を塞ぎに来るとみられる。改造行為は規約違反であり、アカウント停止や本体の永久停止、保証喪失のリスクを伴う。
グラボ1年でNVIDIA plus66パーセント、5090は132パーセント上昇
三つ目が最も生活に直結する価格データだ。ドイツの著名PCメディアが2025年11月と2026年10月の市場価格を比較したところ、ほぼ全てのグラボが前の年の1段階上の価格帯へ上昇していた。過去1年の平均上昇率はNVIDIAがプラス66パーセント、AMDがプラス46パーセント、Intelがプラス38パーセントだった。怪物級が旗艦のRTX5090で、2025年11月時点の2600から2900ユーロ、約46万から51万円から、2026年10月現在は6000から6800ユーロ、約106万から120万円へ跳ね上がり、上昇率132パーセントに達した。軽自動車が買える水準だ。
5090を除いてもNVIDIA全体の平均はプラス57パーセントだ。RTX5080は約18万から20万円から約27万から29万円へプラス51パーセント、RTX5070 Tiは約13万から15万円から約21万から23万円へプラス60パーセント、無印5070は約9万2000から9万9000円から約14万から16万円へプラス56パーセントとなった。最も打撃が大きかったのがRTX5060 Tiの16GBモデルで、約7万3000から8万円から約12万から15万円へプラス74パーセントに達した。エントリーのRTX5060でもプラス56パーセント、50番台でもプラス53パーセント上昇し、どのグレードも数万円高くつく。以前メインストリームと呼ばれた層は600ユーロ、約10万6000円までに引き上げられ、ミドルレンジの境界は1300ユーロ、約23万円まで押し上げられた。一度上がった価格は市場が落ち着いても元に戻らない可能性が高いと指摘されている。
AMDのRadeonは全体平均プラス46パーセントで、RX9070 XTは約10万から12万円から約14万から16万円へプラス33パーセント、無印9070はプラス28パーセントで約12万から13万円台に収まる。最も高騰したのはRX9060 XTの8GBモデルで65パーセント上昇、16GB版はプラス57パーセントで約9万2000から10万円ほどだ。Intel Arcは平均プラス38パーセントで、B580が約4万2000から5万円から約5万8000から7万3000円へプラス41パーセント、B570がプラス34パーセントだった。WQHDでのRTX5070 TiとRX9070 XTの比較では同価格帯でAMDがプラス46パーセントもコスパで優位、レイトレーシング性能で25パーセントの補正を入れてもAMDがプラス27パーセント優位という計算になる。ただしAMDが値下げしたわけではなく、NVIDIAの値上がりが凄まじすぎて相対的に割安に見えるだけであり、全体としては高くなっていることに変わりはない。
原因の核心はAIサーバー向けHBMメモリ需要の爆発で世界のDRAM生産ラインが圧迫され、グラボ用のGDDRメモリ生産がしわ寄せを受け、部材コストが価格へ転嫁されている構造だ。この高騰は2027年から2028年まで続くという見通しも出ている。店頭の最安値と最高値の価格幅も広がり、RTX5070は以前520から560ユーロの狭い範囲だったが現在は800から900ユーロと幅が広く、告知上の最安値では買えない状況が起きている。安くなるのを待つのではなく必要なタイミングで買う割り切りが必要になりつつある。
ネットの反応
ThreadripperとEpyc用のRDIMMなんて高価すぎて買ってられないからIMCが強化されるであろうZen6とNovaLakeには期待してる
価格高騰前にAM5ソケットで環境構築したヒトは勝ち組。Intelに移動することは無いでしょうね
AMDはAM5継続含め前世代から順当な進化で安心感あるけど、期待のNovaLakeはなんか不安になる要素も多いな、いったん様子見したい感じ
AMDもコア数が多ければいいというものでもない。ゲーム向きはX3Dだし、コア数が多ければいいというものでもない
消費電力も爆増になってグラボとあわせたら1500Wじゃ全く足りなくなりそうですね
いい加減Eコアやめてくれや
AIの所感
三つの話題に共通するのは足し算の限界と引き算の知恵の分岐だ。CPUはコアを積む方向へ走るが、電力と発熱と導入コストが天井になる。エミュレーションは過去の資産を最新ハードで磨き直すが、改造という代償と権利の壁が残る。グラボはAI需要の余波を消費者が負担する構図で、待てば安くなるという経験則が崩れた。ゲーム主目的なら24コアと大容量キャッシュとAM5継続のバランス、仕事の並列処理が主なら52コアの絶対性能という選び分けが現実的だ。2027年の公式発表を待つ間は、手持ち環境の延命と用途の見極めが最も確実な投資になる。

