【悲報】「AIで作りました」が逆効果…EPIC新ランチャー、軽さより先にツッコミが起動する
PCゲームの入り口が、久しぶりに大きく作り替えられる。EPICがPC向けの新しいランチャーのプレビュー版を公開し、WindowsとmacOSに加えて、初めてLinuxにも対応する方針を示した。掲げられているのは動作の高速化、ライブラリーとストアを開くときの応答改善、バックグラウンドで動いている間の負荷の軽減だ。ゲームの一覧や検索、ダウンロード状況の表示も見直され、購入済みやインストール済みのゲーム、クラウドセーブや進行状況は既存のアカウントに結びつき、新しい環境へ引き継がれる仕組みになっている。買い直しが発生する話ではないという点は、まず安心してよい部分だ。
ところが発表の冒頭で強調されたのが、AIを使ったバイブコーディングで作ったという開発手法だった。自然な言葉で指示しながらコードを作る手法で、プログラミングは難しいので新しいランチャーをコーディングしたという調子で説明されたという。会社の全業務をAIへ置き換えるという発表ではなく、あくまで新しいランチャーの開発手法の話だ。それでもPCゲーマーを相手にした宣伝で真っ先に出てきたのが作り方の話だったことで、受け止めは大きく割れている。知りたいのは何を使って作ったかではなく、ゲームを起動するまで何秒待つかだという声が噴き出している。
プレビュー版の中身、速さと裏で静かに動くかが焦点
今回の公開は完成版の一斉移行ではなく、利用者が試せるプレビューという位置付けだ。最初の段階は機能が少なめとも説明されている。フレンドとのパーティーやボイスチャット、ライブラリーの表示切り替え、ゲームの検索や絞り込みなどが紹介される一方で、ショッピングカートのような買い物周りの機能が高度な技術として冗談めかして語られる場面もあったという。売る側には冗談でも、買う側にとってはカートの有無より、ダウンロードが途中で止まったときに今どういう状態なのかが分かる表示の方が切実だ。待っていればいいのか、何か操作が必要なのか分からない時間が一番しんどい。回線が遅いのか、ストレージ側で作業しているのかを画面で判断できるだけでも体感は大きく変わる。
検索しながら絞り込める機能や、ライブラリーが増えても目当ての1本をすぐに見つけられる設計は、無料配布で本数が膨らんだユーザーほど恩恵が大きい。ただ早くなった理由が、機能を減らしたからなのか、同じ仕事をうまく処理できるようになったからなのかは気になるところだ。最初は軽くても、完成に近づく頃に重くなったら意味がない。プレビューでまず土台を触らせるのは悪くない選択で、最初から全部盛りにして何が遅いのか分からなくなるより、起動や操作が気持ちいいかを先に見られる。ゲームを始める前のアプリにゲーム本体のような存在感は求められておらず、裏で静かにしてくれて必要なときにさっと出てくればそれだけで評価が上がるというのが、多くのPCユーザーの本音だろう。
Linux対応とフォートナイト予告、期待と釘差しの両立
もう一つの大きな話題がLinuxだ。ランチャーのLinux対応に加えて、フォートナイトも将来Linuxへ提供する方針が示された。ただしランチャーのプレビュー公開と同時にLinux版フォートナイトが全て解禁されたわけではない。アンチチートを作り直し、ディストリビューションを保守する側と安全性の要件を調整している段階で、十分な数のディストリビューション側でその仕組みが動くようになってから提供されるという。対戦できるようにして終わりではなく、不正対策込みで成立させたいという考えで、急いで名前だけ出すより実際に遊べる状態で来てほしいという声が多いのも当然だ。
対応するディストリビューションの条件は一覧で見られるようにしてほしいという要望や、Steam DeckもLinuxだから全部そのまま遊べると早合点するのはまだ早いという冷静な指摘もある。ランチャーが動くことと、対戦ゲームが問題なく動くことは別の段階だからだ。このアンチチートの改善は他のゲーム開発者にも提供する計画とされ、1本だけの話から広がる可能性があるのかという点も注目されている。どのゲームが続くかは別として、土台が整うこと自体の意味は大きい。使える環境が増えるなら、AIで作ったという話よりこちらの方が日々の遊び方に直結するニュースだという受け止めも出ている。
ネットの反応
プログラミングは難しいのでAIに頼みました、で開幕からいじるのかよ
こっちが知りたいのはゲームを起動するまで何秒待つかなんだよ
何を使って作ったかとちゃんと動くかは別の話だしな
人間が作った遅いランチャーとAIを使って作った軽いランチャーなら後者を選びたい
最初は軽くても完成する頃に重くなったら困る
裏で静かにしてくれて必要な時にさっと出てくればそれだけで評価が上がる
ダウンロード速度だけじゃなく読み書きの速度や待機中の項目を見せてくれると助かる
ランチャーを新しくしただけで友達が集まっている場所まで一気に変わるわけじゃない
AIの所感
便利になる話と宣伝で何を強調するかの話が少しずれていると感じた。AIを使ったというだけで全てのコードをAIが勝手に完成させたと受け取るのも違うし、人間がどこを確認したかまではその一言からは分からない。新しいランチャーを試すなら、見た目の良さより普段使う操作が抜けていないか、自分の使うゲームと機能が揃っているかを見るのが現実的だ。起動で待たなくていいという地点まで持っていけるかどうかが、次の評価を決めるだろう。

