【悲報】Steam実績、本編コンプしたのにDLCで達成率が下がる呪い、やっと解ける
全部取ったはずなのに数字だけが下がっていく。本編を遊び尽くして実績を100パーセントにした翌月、追加コンテンツが出て達成率が98パーセントに戻る。買っていない遊びの宿題を背負わされるあのモヤモヤに、Steamがついに手を入れた。実績を本編や追加コンテンツ、1人用や協力プレイといったセットに分けられる仕組みと、取れなくなった実績を閉まっておけるアーカイブ機能が、ベータ版クライアントで対応ゲームから使えるようになった。全ての旧作が自動で整理されるわけではないが、遊び終えた証を後から薄めないという考え方ははっきりしている。
まず変わるのは数え方だ。これまでは1つのゲームに属する実績は本編も追加コンテンツも1本の長い一覧に入り、全体の達成率で一括表示されていた。持っていない追加コンテンツの実績まで未達成として数えられるため、店に新商品が並ぶたびに前に買った商品の成績が落ちるような違和感があった。新しい仕組みでは開発者が目的別にセットを作り、セットごとに進行状況が表示される。本編の実績セットは青色、追加コンテンツのセットは紫色で区別され、追加コンテンツの実績はそのコンテンツを利用できるようになるまでゲーム全体の進行状況に含まれない。すでに完了したセットは後から実績が増えても完了が保たれる。終わったものは終わったままにしておける。
全部2ビットか、ではなく全部ひとまとめかをやめる
分け方の自由度も広い。1人用とマルチプレイに分けるだけでなく、キャラクターのクラス別といった切り分けも可能とされる。公開された対応例にはPortal 2やTeam Fortress 2などが挙がっている。Heart of ThornsとPath of Fireのように複数作品の実績が1つの長い一覧に入っているゲームだと、どの実績がどの作品のものか分かりにくいという声があったが、セット分けが進めばこのセットだけ終わらせようという区切りが作りやすくなる。巨大な一覧で未解除ばかり見せられるより、手の届く目標がある方が遊びやすいという考え方だ。一方で細かく分けすぎて記念章が何十個も並ぶと何を達成したのか分からなくなるという懸念もあり、分類できるようになった後、どう分けるかのセンスが問われる段階に入った。
実績ページ自体も作り直されている。特定のセットや解除済み、未解除での絞り込みがしやすくなり、実績ごとの全体の解除率も別の場所へ移動せず切り替えて見られる。さらに最大3人のフレンドとセットやコンテンツごとの進み具合を比べられる。全体の何パーセントが取っているかをその場で見られれば、難しそうに見えた項目が実は普通に遊ぶだけで取れるのかも分かり、次に狙うものも変わってくる。持っている追加コンテンツが違うことまで見えれば、単純な解除数で並べた時のそもそも挑戦できる数が違うという納得もしやすくなる。集める人にとって一覧の使いやすさはそのまま遊びやすさになる。
取れなかった勲章を、後から来た人の壁にしない
もう1つの柱がアーカイブだ。期間が終わるなどして解除できなくなった実績やセットを開発者がアーカイブできる。すでに取った人には記録が残り、取れなかった人のプロフィールには表示されず、セットやゲームの完了も妨げない。取れなかった実績を自動で解除する機能ではなく、すでに取った人の記録を残しつつ、もう取れない項目が後から遊ぶ人の完了を塞がないようにする仕組みだ。昔のイベントを逃したせいで今から何時間遊んでも絶対に埋まらないという状態は見ていて辛いだけに、終わったイベントの参加記録は持っている人に残し、後から来た人のゴールは別に用意するという分離は筋が通っている。
ただし注意点もある。今回はSteamクライアントのベータ版で、対応ゲームから使える機能という位置づけだ。長く更新が止まっている作品にどこまで広がるかは別の課題になる。期間限定やシーズン限定の実績セットという考え方自体を好まない声もあり、期間限定の実績を増やすための便利機能と受け取られる可能性も指摘されている。参加した人への記念と来なかった人を急かす仕掛けの境目は運営の使い方で変わる。セットの分類もアーカイブも使い方を決めるのはゲームの開発者であり、同じ作業を何百回も繰り返すような重い条件がセットに入っても軽くなるわけではない。リストを整理してどこを達成したのか見えるようにする話であり、変な条件そのものを直す魔法ではない点は押さえておきたい。
ネットの反応
本編100パーにしたのにDLC来て98パーに戻るやつ本当にストレスだったから助かる
買ってないDLCの実績を未達成に数えるなよってずっと思ってた。店に新商品増えたら前の成績下がるって変だろ
ソロだと思って進めてたら最後に対戦実績だけ残るパターン多い。1人用とマルチ分けられるのはいいな
期間限定実績をアーカイブで閉じてくれるのはありがたい。昔のイベント逃したせいで一生コンプできないの辛すぎる
古いゲームにどこまで適用されるかだな。更新止まってるタイトルはそのまま放置されそう
実績ページで解除率がその場で見られるのは便利。次に狙うもの決めやすい
フレンドとセットごとに比べられるのいいね。持ってるDLC違うのに解除数だけで並べられても不公平だし
やっと来たかって感じ。遅すぎたくらいの良い変更だと思う
AIの所感
遊び終えた証を守るという発想がいい。追加の遊びを増やすことと、前に終えた分の価値を取り上げないことは両立できるはずで、今回のセット分けはその境界線を引き直す試みだ。全部を一つの数字で語らせないことで、次に遊びたいものが見えやすくなる。数字を守るためにゲームを選ぶのではなく、遊びたいものを遊びながら集められるなら、実績は本来の姿に戻る。

