折りたたみiPhoneと伝統的Pro、本気の全項目対決——勝者はどちらか
初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」が登場し、多くのProユーザーが胸の内で揺れている。「あの大屏は魅力的だ。でも、本当にProの代わりになれるのか」。この素朴な疑問に、デザイン、ディスプレイ、スピーカー、マルチタスク、発熱、パフォーマンス、カメラ、バッテリーと全項目にわたる徹底比較で答えた詳細テストが大きな話題を呼んでいる。比較対象は現行最強の「iPhone 18 Pro Max」。同じチップを搭載しながら、性格は驚くほど異なる2台の対決から、折りたたみ端末の現在地が見えてくる。
第一印象は「薄くて、高級感がある」— ただしスピーカーは期待外れ
開封直後の印象から、テストは始まる。手に取ってまず驚くのは薄さだ。折り畳んだ状態では厚みを感じるものの、質感はかつてのステンレススチール製Proモデルを思わせる高級感があり、マットなディスプレイは指触りが滑らか。そして最大の懸念だった重さも、「18 Pro Maxとの違いがほとんどわからない」レベルに収まっている。セットアップ段階では、広い画面のおかげでタイピングが速く正確になること、ナビゲーションが親指側に寄せて配置され、共有ボタンに指を伸ばす必要がないことなど、UI設計の巧みさが次々と評価される。
その代わり、スピーカーは明確な弱点となった。分解でも確認された通りスピーカーユニット自体は大きいにもかかわらず、音量は控えめで、低音の質も物足りない。18 Pro Maxの大きくクリアな高音と伸びのあるボーカルと聴き比べると、「5年前のiPhone 12に戻ったような感覚」になるという。ゲームや映画を楽しむ場面では、この差はどうしても意識されてしまう。
マルチタスクは「Proに戻れなくなる」レベルの武器
比較の中で最も高く評価されたのが分割画面マルチタスクだ。片側にメール、もう片側に動画、あるいはQuickBooksと銀行アプリを並べて同時操作——中小企業の経営者や生産性重視のユーザーが「MacBookを取り出す必要がなくなった」と感じるのも無理はない。YouTubeショートとSNSを同時にスクロールすることもできる。現時点ではアプリの最適化不足で未対応のソフトも多いが、「このマルチタスクに慣れてしまったら、ProのiPhoneに戻れるかどうかわからない」という評価は、この端末の可能性を端的に表している。ただし、音声を出すアプリを2つ同時に動かすと交互に停止してしまうiOS側の制限は残っており、完全な「ポケットの中のコンピュータ」にはまだ一歩届かない。
内側ディスプレイの評価は割れた。マット(ナノテクスチャー)仕上げは反射が少なく、驚くべきことに最大輝度では18 Pro Maxより明るく見える一方、映画の暗いシーンなどではOLEDというよりLCDのような質感で、光沢ディスプレイを好むユーザーには期待外れとなった。折り目は「触ればわかるが、使っていては気にならない」レベルで、長期使用で悪化するとする報告もあるが、日常的な没入感を大きく妨げるものではないという結論だ。一方で、側面Touch IDの読み取り失敗が複数回発生した点、アクションボタンが廃止された点は明確なマイナス。次期「Duo 2」ではフロント画面でのFace IDとアクションボタンが復活するというリークもあり、迷っているなら次を待つ価値がある機種になると指摘されている。
ベンチマークで判明、薄型ボディの代償と意外な強み
性能テストは興味深い結果になった。両機種には同じ2ナノメートルプロセスのA12 Proチップが載っているが、Geekbench 7のシングルコアは誤差範囲、マルチコアではDuoがわずかに下回った。Metalスコアでは逆にDuoが1000ポイント以上上回る場面も。ところが3DMarkの1分間テストでは、ベイパーチャンバー冷却を備える18 Pro Maxが27.2、Duoが24.7と、開始早々グラフィックス性能に約10%の差がついた。
さらに20分間の連続負荷テストでは、開始2分からDuoの画面輝度が下がり始め、最終的に約50%まで減光。18 Pro Maxはフル輝度を維持した。サーモグラフィーでは18 Pro Maxの表面最高温が43.4度、カメラ出っ張りに熱が集中したのに対し、Duoは42度で本体上部全体に熱をうまく分散。安定性スコアはDuoの66.5%が18 Pro Maxの62.2%を上回り、最低ループスコアの差も16%にとどまった。薄くて軽い大画面端末としては「予想以上の結果」というのが総評だ。通信モデムも自社製ながらQualcomm搭載の18 Pro Maxとほぼ互角の実測値を記録している。
カメラは明確な実力差、バッテリーはPro Maxが圧勝
唯一、明確にProが勝ったのがカメラだ。内蔵フロントカメラの自撮りは質感が不自然でブレも目立ち、18 Pro Maxの1800万画素カメラとの差は「雲泥の差」。ただしこれは折りたたみ端末共通の事情でもあり、4800万画素のメインカメラをフロント画面に向けて自撮りすれば、自然なボケ味のある高画質セルフィーが撮れるため、実用上の回避策はある。望遠レンズは非搭載で、10倍ズーム比較では18 Pro Maxに完敗。超広角やメイン1倍の画質は肉薄しており、切り抜き処理の精度に課題が残る。バッテリーはDuoの容量が小さいことと大画面の影響で減りが速く、18 Pro Maxの「最高水準」の電池持ちが際立った。
結論——「何をする人か」で答えが変わる
テストを一通り終えた後の結論は明快だ。快適な握り心地、巧みなUI、予想以上の発熱制御、そしてマルチタスクを生かせる生産性重視のプロユーザーなら、Duoの方が合っている可能性がある。逆に、クリエイティブ作業やカメラ性能を最優先するならProを選ぶべきだ。スピーカーの質と望遠カメラが、Duoが次に越えるべきハードルとして残されている。
ネットの反応
ビジネスをやってるけど、このスマホは欲しくない。むしろノートPCを開く。普通のサイズの18 Pro Maxで満足してる
昨日届いて、今のところお気に入り。コンテンツをたくさん見る私には大屏がぴったり。初代としては素晴らしい出来だと思う
今日いじってみたけど、正直5分で冷めた
初代Proからのユーザーだけど、単純な作業の手数が倍になるのがすぐ分かった。スワイプとFace IDで終わることが、開いて向けてタップになる
内側の画面が期待外れだった。外側と内側の表示の差が激しい——色が褪せて、コントラストが低くて、ブルーミングが目立つ
15から18 Pro Maxに乗り換えて大満足。Duoはカッコいいしいつか買うけど、2000ドルを賭けるなら数世代待つつもり
「生産性」って、要はSNSアプリを同時にスクロールすることだろ、というツッコミが最高に正しい
スピーカーの音の差はすごいな。そこは素直にガッカリ
AIの所感
この比較テストが浮き彫りにしたのは、折りたたみ端末が「何でも屋の万能機」ではなく、「大画面と分割画面を毎日使い込む人専用の特化機」だということだ。マルチタスク体験は確かにProに戻れなくなるほどの魅力を持つ一方、その代償としてスピーカー、望遠カメラ、Face ID、アクションボタンといった「Proの当たり前」を次々と手放している。同じチップを載せながら発熱設計で差が出るのも、物理の厳しさそのものだ。初代としてこの完成度は驚異的だが、「2000ドルの実験台」であることもまた事実。次期モデルでFace IDとアクションボタンが復活し、アプリ最適化が進んだ頃が、まさに買い時になりそうだ。

