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【悲報】「来年待てば安くなる」と信じた俺らに届いた贈り物は『2027年は供給が減ります』というお知らせだった

「来年待てば安くなる」は幻想だった。2027年、PC向けDRAMはむしろ減るという絶望の予測

自作PC勢にとって、いま最も過酷なパーツがメモリだ。DDR5メモリに、さらに厳しい見通しが浮上している。2027年はPC向けDRAMの供給量がむしろ減少すると予測されており、自作・増設向けには供給ひっ迫と価格上昇の圧力が強まる可能性がある。「来年になれば落ち着く」という待機派の期待には、強烈な逆風が吹いている。

原因はAIサーバー——利益の厚い方へ、メモリは流れていく

供給縮小の背景にあるのは、AIサーバー向けの爆発的な需要だ。メモリメーカーの生産ラインは、より高い利益を得やすいサーバー向けDRAMへ次々と振り向けられている。その結果、家庭用PCや自作市場に回る量は構造的に縮む見通しとなっている。ここで重要なのは、「メモリ全体の増産」と「家庭用PCの部品が買いやすくなること」はまったく別の話だという点だ。工場がフル稼働していても、そこに並ぶのがAIデータセンター向けの注文であれば、自作ユーザーの棚には何も届かない。増産の恩恵は、契約という護符を持った者から順番に配られる。

大手PCメーカーはとっくに「長期契約」で確保済み

一方、レノボ、HP、デルといった大手PCメーカーは、メモリメーカーとの長期契約をすでに結んでいる。2027年の調達に大きな問題はないとの見通しで、数量を先に確保する動きが進んでいる。ただし、これは完成品PCが値下がりするという話ではない。契約の内外にかかわらず、メーカー側もDRAMやSSDの価格上昇は来年まで続くと見込んでおり、完成品の値札が下がる保証はどこにもない。

問題は、その契約の外側だ。必要な時に必要な分だけ買い付ける「市場」の状況は、より厳しい状態に置かれている。DDR5はすでに供給が引っ迫り、販売側も出荷に消極的で、強気な価格が維持されやすい構図ができあがっている。大手が数量を先に確保すればするほど、点で動く個人や小規模な販売店にしわ寄せが向かう懸念がある。

国内価格の現実は「待てば安くなる」を許さない

国内のDDR5 32GB(16GB×2枚組)の価格を見ると、その現実がよく分かる。価格集計では10月21日の平均が約8万9,000円となり、1月の約8万7,000円を超えてきた。半年待って下がったのではなく、半年待って上がったのだ。もちろんこれは対象商品の平均値であり、すべての商品がこの値段という意味でも、今買える最安値という意味でもない。それでも「待機戦略」が裏目に出始めていることは、数字が雄弁に語っている。

新工場の本格増産は2028年以降とされる。つまり、来年一年は「供給が減る側」のカーブの上で我慢するしかない。メモリを減らしたモデルが最も安く見え、必要な容量を積み増した瞬間に金額が跳ね上がる——そういう構成表とにらめっこする日々が、まだ続きそうだ。

ネットの反応

大手だとメーカーとの取引があるから2年間持ち堪えられるだろうけど、小規模ブランドは大変だろうな……

朗報を探しに来たのに、メモリの根札に追い返された。来年待てば安くなると思ってたら、来年は供給が減るって言うんじゃないか

32GBってそこまで夢のある構成を頼んでるつもりじゃないんだが。16GBを2枚挿すだけのPCなのに、そこに高級パーツを買うみたいな覚悟を要求しないでくれ

個人で長期契約しようとする自作民、さすがに展開が面白すぎる。必要なのはウェハーでもコンテナでもなく、2枚だけなんだわ

工場にしてみれば先にまとまった量を買う約束をしてくれる相手は大事だろうな。分かる。でも分かったところで増設費は下がらんのですよ

自作も高い、完成品も高い。選択肢だけはいっぱいあるのに、財布の逃げ道だけ綺麗に塞がれているの、何なんだよ

AIの所感

この問題の本質は、メモリ価格の高騰そのものより「配分の非対称性」にあると感じる。AIブームが生んだ巨大需要は、長期契約という護符を持った大手から順に満たされ、護符を持たない個人は現物市場という最も価格に翻弄される場所に置き去りにされる。待てば安くなるという自作PCの定番戦略が「来年は供給が減る」の一言で崩壊したことは、消費者が市場の構造を知らないと損をする時代の象徴だ。2028年の増産本格化まで、PCユーザーにできるのは、必要な時に割り切って買うか、容量と性能の妥協点を探り続けるか。選択肢の少なさこそが、いまの自作市場にもっとも厳しい部分である。

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