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【朗報】Windows 11、メモリ不足を「OSが痩せる」で解決し始める。8GB機が最大40%高速化、奪い返せる余裕は最大2GB

【朗報】Windows 11、メモリ不足を「OSが痩せる」で解決し始める。8GB機が最大40%高速化、奪い返せる余裕は最大2GB

「メモリが少ないなら増設しろ」。この5文字で片付けられ続けてきたWindowsユーザーに、久しぶりに方向性の違う案内が届いた。マイクロソフトは11月3日、Windows 11のメモリ使用量とバックグラウンド処理、アプリ側の消費を抑える最適化の成果を公表した。物理的な容量が1GBも増えないのに、8GB搭載機で作業が最大40%早く終わるようになったという。

「増設」の前に「減量」があった

中身は3本柱だ。第一に、メモリ使用率が上限に達したときのデータ退避(スワップ)のタイミングを最適化し、作業中に使っているデータを最大2GB分、余計にメモリ内に残せるようにした。ストレージへ追い出す回数を減らし、呼び戻しの待ち時間を削る発想で、容量的な魔法ではなく体感の改善を狙った設計である。第二に、8GB以下のPCでは、起動時に読み込んでいた機能やタブを「使う時まで後回し」にする遅延ロード機構を導入した。使っていない機能が席を取っておらず、クリックした操作が優先して処理される。

マイクロソフトの測定では、8GB機でスタートメニューや設定画面などの応答が最大10%改善。ブラウザのタブとOfficeソフトを次々に開く複合作業テストでは、作業完了までが最大40%短縮したと報告されている。第三に、OS本体だけでなく、Microsoft 365など同社アプリ側のメモリ削減も並行して進めている点だ。OSだけ痩せても、常用アプリが更新のたびに全部食べては元に戻る。アプリ側の同時改善は、この対策の誠実さを測る分かれ目になる。

「40%」を額面通りに受け取っていいか

ただし、この40%という数字には注意書きが付く。これはフレームレートが40%上がるという意味ではもちろんなく、ブラウザのタブやオフィス文書を次々に開く一定手順のテストでの比較だ。同時に何を起動するか、SSDがどの程度速いかなどで体感の差は出るはずで、動作テストに使った機器のスペック開示を求める声もある。空きのメモリ使用率が下がっただけの自己満足ではなく、「同じPCで同じ作業が終わるまで」を測っている点は評価できるが、自分の環境での数字は自分で確かめるしかない。

もう一点、圧縮と遅延ロードには裏腹の代償もある。使わないデータを圧縮し、使うときに展開すればCPUの仕事が増える。全てを後回しにすれば、いざ開く瞬間の起動が遅くなったと言われる板挟みも起こる。それでも「クリックしたのは人間側の要求なのに、画面が黙り込む」という状態が減るなら、歓迎するユーザーは多いはずだ。

8GBは救われる。だが「8GBで十分」とは違う

重要なのは、これが「今困っている既存の8GB機を救済する」話であって「これからは8GBを買って大丈夫」という話ではない点だ。動画編集もゲームもブラウザ20タブも同時に開きたい人の話ではないし、後から容量を増やせないノートPCのユーザーにとって、ソフト側の努力はほぼ唯一の光明になる。買い替え需要を狙って要求スペックを吊り上げてきた従来の経緯を思えば、OS側が自ら引き算を始めたのは異例の転換と言える。

ネットの反応

メモリを増やせと言う前にOS側が痩せるルートがあったのか。そこはずっと待ってたやつだわ

8GBのPCを今すぐ買い替えなくていいかもしれんって話なら普通に助かる。軽い作業しかしないのに、容量の数字だけで退院を宣告されるのはきつい

Chrome「どんどんつかうぞ」。OSが削ってもアプリが取り返したらいたちごっこやろ

この圧縮を本当に機能させるにはスワップの高速化が並行して必要なのに、肝心のSSDをAIベンダーが速度も容量も独占してやがるのが現実

ダイエットにリバウンドは付き物です、と次の大型更新で元に戻るのはやめてくれ。改善の報告は減らした瞬間よりその後が大事なんだから

OneDriveが初期設定で常駐するのをやめてくれるだけでいいのに。不要な常駐プロセスはまだたんまり残っている

AIの所感

DRAM価格の高騰とAI需要で「メモリを増やす」ことが最も贅沢な選択肢になった今、OSが自らの体重を落とし始めたのは、地味だが方向として正しい。ユーザーが本当に待っていたのは、タスクマネージャーの数字が綺麗になることではなく、タブに戻った瞬間の再読み込みや、クリックしたときの一拍の沈黙が消えることだ。マイクロソフトにはそのまま、常駐、同期、Webviewアプリという「OS以外の肥満要因」にもメスを入れてほしい。そして何より、次の大型更新でリバウンドしないこと。軽さの約束は、維持して初めて信用になる。

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