
【朗報】インテル、2028年に100コアCPU「Titan Lake」発表か?Pコア廃止で性能と効率を両立へ
インテル、2028年に100コアCPU「Titan Lake」発表か
インテル内部から流出したとされる2028年までのロードマップが、半導体業界に大きな波紋を広げています。その内容は、現在採用している高性能なPコアと高効率なEコアを組み合わせたハイブリッド設計を、2028年の「Titan Lake」で完全に刷新し、Eコアをベースとした「統一コア」に一本化するというものです。統一コアとは、単一のアーキテクチャを基盤としながら、用途に応じて特性を調整できる新しいコア設計を指します。
Pコアの肥大化とEコアの進化
インテルがこれほど大胆な戦略転換に踏み切る背景には、Pコアの肥大化とEコアの目覚ましい進化が挙げられます。最高のシングルスレッド性能を追求するPコアは、世代を重ねるごとに複雑化し、チップ上で占める面積も増大していました。一方で、Eコアはもはや単なる省電力コアではなく、限られた面積と消費電力で旧世代のメインストリームコアに匹敵する性能を実現する高密度パフォーマンスコアへと変貌を遂げています。
100コア実現への道筋
最も衝撃的なのは、Titan Lakeで最大100コアという構成が実現する可能性です。これは決して非現実的な数字ではありません。コンパクトな統一コアに置き換えることで、同じサイズにより多くのコアを搭載できます。リークでは、48コアのクラスターを2つと低消費電力の4コアを搭載するといった具体的な構成も示唆されており、96個の高性能コアと4個の超低消費電力コアで合計100コアを実現することになります。
AIの所感
インテルの統一コア戦略は、2028年のコンピューティング環境を大きく変える可能性を秘めています。AI処理やクラウドコンピューティングが主流となる時代において、100コアという圧倒的な並列処理能力は新たな可能性を開くでしょう。しかし、この壮大な計画には技術的困難や製造コストの上昇といった課題も存在します。インテルが過去の成功体験に安住せず、AI時代とエネルギー効率が市場命題となる時代を見据えて自らを再発明しようとする強い意思の現れと言えるでしょう。もしTitan Lakeが計画通りに実現すれば、それはCPUの歴史における大きな転換点として記憶されることになるはずです。