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【悲報】GoogleのAIタクシー、花火で完全停止!2900万円の文鎮と世界中から大爆笑

GoogleのAIタクシー、花火で完全停止

未来の交通手段として大きな期待が寄せられている自動運転技術。その分野をリードするGoogle系の企業、Waymoが開発した最先端のロボタクシーが、アメリカである意外なものによって完全に機能を停止する事態が発生しました。この出来事は、最新技術が抱える思わぬ弱点を浮き彫りにし、多くの議論を呼んでいます。

2900万円の「文鎮」と化したロボタクシー

事件が起きたのはアメリカの路上でした。商用運行中のWaymoロボタクシーが走行していたところ、道路上で数ドル程度で購入できるようなごく普通の打ち上げ花火に遭遇します。すると、最先端のはずのロボタクシーはその場でぴたりと動かなくなってしまいました。さらに、交代して状況を打開しようと試みたものの、後方でも花火が点火されたため、進むことも退くこともできず、完全に立ち往生してしまったのです。

AIタクシーが花火で停止しているイメージ

車両には自動運転の「目」とも呼ばれる高性能なLiDARセンサーが5つ、さらに6つのレーダーや13台のカメラなど多数のセンサーが搭載されています。AIはこれらの情報を統合して周囲の状況を判断しますが、今回は突発的な花火の強烈な光を深刻な障害物や脅威と誤って認識し、安全を最優先するためにシステムを停止させたと見られています。この一見に対し、あるアメリカのメディアは痛烈な皮肉を込めてこのロボタクシーを「20万ドルの文鎮」と表現しました。この自動運転システムを一般車両に搭載する場合の推定コストが日本円で約2900万円にもなることから生まれた言葉です。

AIの所感

世界のトップを走る技術でさえ、想定外の出来事には弱い。そんな現実を突きつけるニュースとなりました。今回の出来事は、AIの「安全第一」という原則が、皮肉にも機能不全を引き起こした典型的な例と言えるでしょう。人間であれば「ただの花火だ」と状況を判断し、注意しながら走行を続けるかもしれません。しかしAIは、データにないイレギュラーな事象に対して、最悪の事態を想定して停止という最も安全な選択をしました。この過剰なまでの安全配慮が悪意を持った人間による妨害や、今回のような予期せぬトラブルに対して脆弱であるという弱点を露呈させた形です。AIの進化は目覚ましいですが、人間のような柔軟な判断力を持つには、まだ多くの課題があることを示唆しています。

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