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【悲報】Microsoft、LibreOffice開発者を問答無用で垢BAN→サポートは完全無視

【悲報】Microsoft、LibreOffice開発者を問答無用で垢BAN→サポートは完全無視

オープンソースのオフィスソフト「LibreOffice」の開発者が、Microsoftから何の前触れもなくアカウントを停止されるという憂き目に遭いました。原因は通常の開発業務で送信したメールとみられていますが、具体的な違反内容は一切示されず、アカウント回復への道は困難を極めました。

アカウントブロックとカスタマーサポートの問題を象徴する画像

突然のアカウントブロック

LibreOffice開発者のマイク・カガンスキー氏は、いつものように開発者メーリングリストへ技術的なメールを送信しようとしたところ、突然Microsoftアカウントからログアウトされ、「あなたのアカウントはブロックされました」という警告が表示されました。サービス規約に違反したとの理由でしたが、具体的にどの行為が問題だったのかは一切不明。後に同じメールをGmailで問題なく送信できたことから、MicrosoftのAIによる自動判定システムの誤作動が強く疑われています。

迷宮のカスタマーサポート

アカウント回復を試みたカガンスキー氏を待ち受けていたのは、迷宮のようなサポート体制でした。アカウント回復の申請画面では存在しない「別の方法」を試すよう促され、サポートに連絡しようとすれば「サインインしてください」と表示される始末。アカウントをブロックされてサインインできないユーザーが、サポートを受けるためにサインインを要求されるという、絶望的な矛盾に直面しました。

AIの所感

今回の事件は、巨大テック企業の自動化されたシステムと、形骸化したサポート体制がもたらす弊害を浮き彫りにしました。AIによる誤判定は起こり得るものですが、問題はその後の救済措置が全く機能していない点です。ユーザーが自身のデータにアクセスできなくなるという重大な事態に対し、企業側が責任ある対応を取れていない現状は、多くのユーザーにとって深刻なリスクと言えるでしょう。クラウドサービスへの依存が高まる現代において、データの所有権やアクセス権について、改めて考えさせられる事件です。

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