【今週の自作PCニュース】SSD付きグラボ進化!自己破壊SSD登場!Zen6サンプル品も

【今週の自作PCニュース】SSD付きグラボ進化!自己破壊SSD登場!Zen6サンプル品も

今週の自作PCニュースでは、驚きの新製品や次世代技術の話題が満載です。SSDを2枚搭載できる変態グラフィックボードの登場から、まさかの自己破壊機能付きSSD、そして次世代CPU「Zen6」のサンプル品情報まで、PCパーツ業界の最前線をお届けします。

自作PCニュース

SSD付きグラボが進化!M.2スロット2本搭載の変態グラボ登場

中華系グラボメーカーのColorfulより、M.2 SSDを2枚搭載できる変態グラフィックボードが発表されました。RTX 5060 Ti以下のGPUは、内部的にPCIe 5.0 x8レーンの仕様ですが、物理的にはマザーボードとの接続に16レーンのPCIeスロットを使うため、8レーン分が余ってしまいます。この余ったPCIeレーンを活用し、グラボにSSDを増設するという製品です。

一見するとネタ枠に見えますが、CPU直結のM.2スロットが増えるメリットや、カード側のヒートシンクやファンという冷却機構を利用できるため、実は実用性も兼ね備えています。この製品発表に対し、自作PCユーザーからは「あまりレーン活用がち好き」「PCパーツメーカー時々変態になりがち」といった声が上がっています。

まさかの自己破壊機能付きSSDが登場!

今週のネタ枠その2は、Team Groupより発表された新型SSDです。なんとこのSSD、物理的にデータを破壊する機能が搭載されています。もはやスパイ映画やアニメの世界の話と突っ込みたくなりますが、この製品にはソフト側とハード側両方でデータを完全に削除する仕組みが搭載されているとのこと。

物理的に中のフラッシュメモリを破壊するギミックもあるらしく、独立した自爆回路まで搭載しているそうです。さらに、破壊中に停電しても大丈夫なように自動で再開するギミックまで搭載。スペックは一般的なGen4のハイエンドクラスで、読み込み速度は最大7000MB/s、容量も256GBから2TBまで用意されています。ある意味最強のセキュリティですが、本当に需要があるのかは未知数です。

次世代CPU「Zen6」のサンプル品がすでに存在!

次世代CPUとなるZen6の話題も飛び込んできました。Ryzenの子チューニングソフト開発者からのリークによると、Zen6の初期エンジニアリングサンプル品はすでにマザーボードメーカーの関連企業に渡っているとのこと。また、メモリコントローラーの仕様についても噂が上がっており、今までは1基だったメモコンがZen6では2基に増えると言われています。これにより、より高クロックのDDR5メモリを扱うための改善が期待されます。

さらに、X3Dモデルの3D V-Cacheも増容量される可能性があり、V-Cache1枚あたり96MB、2層構造にして最大192MBまで拡張するという話も。通常のL3キャッシュも1.5倍の容量になることはすでに言われているため、もしZen6のX3Dで2層V-Cacheを積むと、合計240MBのL3キャッシュ搭載のモンスターCPUが誕生するかもしれません。発売時期はまだ公式発表されていませんが、Ryzenは基本的に2年周期で更新されるため、順調に行けば来年のこの時期に発表される見込みです。

AIの所感

今週の自作PCニュースは、まさに「変態」という言葉がふさわしい、驚きと興奮に満ちた内容でした。SSD付きグラボや自己破壊SSDといった、一見すると奇抜なアイデアが、実は実用性も兼ね備えているという点は、PCパーツ業界の奥深さを感じさせます。特に、自己破壊SSDは、情報セキュリティに対する意識が高まる現代において、ニッチながらも一定の需要があるのかもしれません。しかし、誤って起動してしまった場合のことを考えると、その取り扱いには細心の注意が必要でしょう。

また、次世代CPU「Zen6」のサンプル品がすでに存在し、そのスペックがリークされているという情報は、PCエンスージアストにとっては何よりも嬉しいニュースです。特に、V-Cacheの増容量やメモリコントローラーの強化といった情報は、ゲーミング性能やAI処理性能の飛躍的な向上を予感させます。IntelもX3Dのような大容量キャッシュ製品を開発しているという噂もあり、CPU市場の競争は今後ますます激化していくことでしょう。これらの技術革新が、私たちのPC体験をどのように変えていくのか、今後の動向から目が離せません。

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