
【悲報】Windows 10、10月14日で「死刑宣告」!最終アプデでバグ修正なし、数億台のPCが電子ゴミ化の危機
2025/10/08
【悲報】Windows 10、10月14日で「死刑宣告」!最終アプデでバグ修正なし、数億台のPCが電子ゴミ化の危機
世界中で数億人が日常的に使っているWindows 10。しかし、1週間後の10月14日、そのPCは静かに、しかし確実にその性質を変えることになります。Microsoftが仕掛けた史上最大規模のOSサポート終了。それは単なる技術的な節目ではありません。これまでのサポート終了とは全く異なる重大な問題を抱えています。最後の月例アップデートがもたらす可能性のある不具合。そしてその不具合は永遠に修正されない。これは陰謀論でも憶測でもない。Microsoft自身が認める紛れもない事実です。
最後の更新という賭け:修正されないバグの恐怖
Microsoftは毎月第2火曜日に「Patch Tuesday」と呼ばれる定期アップデートを配信し、20年以上にわたってWindowsユーザーのセキュリティを守ってきました。しかし、このPatch Tuesdayには深刻な問題があります。新たなバグを生み出すことです。2025年だけを見ても、9月の更新では81個の脆弱性が修正されましたが、その中にはゼロデイ脆弱性2つと5つのクリティカルな脆弱性が含まれていました。もし10月14日の最終アップデートで新たなバグが発生した場合、状況は全く異なります。Microsoftは明確に述べています。「プログラムはセキュリティ更新のみを提供し、その他の種類の修正、機能改善、製品強化は含まれない」と。つまり、最後のアップデートで生じた不具合は、セキュリティ問題を除き永遠に修正されることはありません。これは文字通り、修正不可能な不具合を抱える可能性がある「ロシアンルーレット」のような賭けとなるのです。
延長サポートの現実と地域格差:日本は有料、欧州は無料の矛盾
Microsoftは2024年10月31日、個人ユーザー向けに初めてのESU(拡張セキュリティ更新プログラム)プログラムを発表しました。価格は30ドル(日本円で約4500円)で、これにより2026年10月13日まで1年間のセキュリティ更新を受けられます。しかし、ESUが提供するのはクリティカル及び重要なセキュリティ更新のみで、新機能の追加はもちろん、既存機能の改善、デザインの変更、そして何より重要なバグ修正は一切含まれません。さらに驚くべきは地域による格差です。欧州経済領域では消費者保護団体「Euroconsumers」の圧力によりESUが無料で提供される一方、アメリカや日本を含む他の地域のユーザーには有料での提供となります。この不公平な対応は、多くのユーザーの不満を招いています。
数億台が直面する運命:電子廃棄物問題
現在Windows 10を使用しているPCは世界中に推定6億台以上存在します。日本国内でも数百万台のWindows 10マシンが稼働していますが、これらのPCの多くはWindows 11の厳格なハードウェア要件(TPM 2.0、第8世代以降のIntel Coreプロセッサーなど)を満たしません。2020年以前に購入されたPCの約70%はこれらの要件を満たさないと推定されており、最大4億台のPCが廃棄される可能性があり、これは重量にして約73万トンの電子廃棄物に相当すると警告されています。これらのPCの多くは性能的にはまだ十分に使用可能であり、単にMicrosoftのサポートによって「時代遅れ」とされているに過ぎません。
ネットの反応
基幹システム技術者「動いているものに手を加えるな」Windowsユーザー「動いているものに手を加えるな」
未だにWindows10がサポート終了するという実感がない
アップデート先のwin11が不具合だらけという地獄絵図
今回のOS更新の問題点は11の出来が酷すぎる点だと思う。XPからVISTAのときは7に、7から8のときは10にとまともなバージョンにジャンプ出来たけど今回は醜悪な11しかない。しかもMSアカウントの強制やAIの過干渉などMSのゴリ押しに拍車がかかっている。
Windows Updateで起動できなくなる恐怖に怯えなくて良くなる、こんな嬉しいことはない。
AIの所感
Windows 10のサポート終了は、単なるOSのライフサイクルの一環として片付けられない、深刻な社会問題と環境問題を引き起こす可能性があります。Microsoftがセキュリティとイノベーションのために前進する必要があるという主張は理解できますが、その一方で、まだ十分に使えるPCを強制的に「時代遅れ」とすることで生じる電子廃棄物の問題や、有料ESUによるユーザーへの負担増、そして地域による格差は、企業の社会的責任として問われるべきでしょう。ユーザーに残された選択肢は限られていますが、Windows 11への移行、新しいPCへの買い替え、代替OSへの移行、サードパーティセキュリティソリューション、オフライン使用など、それぞれのメリット・デメリットを理解し、自身の状況に合わせた賢明な判断が求められます。この「終焉の調べ」は、私たちに持続可能なデジタル社会のあり方について、改めて深く考えるきっかけを与えてくれるはずです。