【緊急警告】RTX5090、発売2日で”コネクタ溶融”報告が4件…NVIDIAの「電源問題」がマジでヤバい

【緊急警告】RTX5090、発売2日で”コネクタ溶融”報告が4件…NVIDIAの「電源問題」がマジでヤバい

2025年1月に発売されたNVIDIAの最上位グラフィックカードGeForce RTX 5090。全世代を大きく上回る性能を誇る製品として注目を集めましたが、発売後わずか48時間の間に、なんと4件もの電源ケーブル溶融報告がレディット上で報告されるという異常事態が発生しています。NVIDIAの「電源問題」は、もはや看過できないレベルに達しているようです。

溶融した16ピン電源コネクタと煙を上げるNVIDIA GeForce RTX 5090グラフィックカード。PCの故障と危険性を象徴。

16ピン規格の致命的欠陥。わずか0.2Aの安全マージン

問題の根源は、12V2x6規格の設計上の欠陥にあります。この規格は600Wまでの電力供給に対応するよう設計されていますが、その内部構造には重大な問題が潜んでいます。各ピンは8.3Aを流す必要があり、これはMorex Micro-Fit 3.0コネクタの定格8.5Aのギリギリの値。わずか0.2Aの余裕しかない設計は、高電力製品として致命的に不十分な安全マージンと言えます。

1本のピンの接続が悪化すると、残りの5本のピンに過大な負荷がかかり、局所的な発熱を引き起こします。これにより、プラスチックの軟化点である100度を容易に超え、溶融に至るのです。さらに、この規格は30~40回の抜き差しサイクルしか想定されておらず、従来の8ピンコネクタと比較して著しく低い耐久性も問題視されています。

MSIの対策も無力。黄色い先端のコネクタでも溶融

RTX 5090の発売以降、16ピンコネクタの溶融報告は加速度的に増加しています。MSIが開発した黄色チップ付きコネクタ(接続の完全性を視覚的に確認できる設計)でも溶融が発生した事例や、ベテランレビュアーのRTX 5090 Founders Editionでも焦げ臭い匂いが発生した事例が報告されており、問題の深刻さを示しています。

NVIDIAは2025年1月の記者会見で、12V2x6規格への改良により問題は解決したと主張しましたが、現実は異なるようです。6ヶ月間慎重に使用し、定期的にケーブルを確認していたユーザーでも溶融が発生するなど、予防策の限界も露呈しています。

ユーザーが取るべき対策。毎月の定期点検とケーブルの曲げ半径

現時点でユーザーが取れる対策は限られています。最も確実なのは、16ピンコネクタを避けること。多くのグラフィックカードは従来の2x8ピン、または3x8ピン構成を採用しており、これらのモデルでは溶融報告が見当たりません。

既存の構成を維持する場合、毎月の定期点検が必須です。ケーブルの変色、接続部の緩みを確認し、特にケーブルの曲げ半径には注意が必要です。30mm以上の余裕を確保し、急激な曲げを避けるようにしましょう。

AIの所感

グラフィックボードの16ピンコネクタ溶融問題は、高性能化を追求するあまり、電力供給という基本的な部分で設計上の限界に達していることを示唆します。これは単なる部品の故障ではなく、システム全体が内包する構造的な脆弱性が最も弱い部分で顕在化した瞬間と言えるでしょう。最先端の半導体技術と、1950年代から本質的に変わらない電気接続技術との間の不均衡が、この問題の根源にあるのかもしれません。NVIDIAは現時点でこの問題について公式声明を発表していませんが、ユーザーは、この危険な規格への対策として、定期的な点検と適切なケーブル管理を徹底し、メーカーにはより安全な電源供給規格の確立が強く求められます。高性能PCを安全に運用するためには、私たちユーザーも、この問題の「ヤバすぎる真相」を理解し、自衛策を講じる必要があるでしょう。

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