【悲報】NVIDIAさん、中国にGPUを売れず板挟み状態に…「政治が邪魔」「どうせ闇市場に流れる」とネット民からツッコミ殺到

【悲報】NVIDIAさん、中国にGPUを売れず板挟み状態に…「政治が邪魔」「どうせ闇市場に流れる」とネット民からツッコミ殺到

AI開発の覇権を握るNVIDIAのジェンスン・フアンCEOが、米国の対中半導体規制について「完全に中国から締め出すことは、長期的には米国企業にとってより大きな損害をもたらす」との見解を示し、大きな波紋を広げています。

米中の国旗の間で板挟みになるCEOを表現した画像

「板挟み」状態への懸念

フアンCEOは、米国の政策決定者が「アメリカのテクノロジー企業が最高の技術を手に入れること」と「中国のテクノロジー企業に技術を提供し、アメリカの技術スタック上で開発させること」の間のデリケートなバランスを取る必要があると指摘。中国市場を完全に失うことへの懸念を表明した形です。

この「板挟み」とも言える状況に対し、ネット上では様々な意見が飛び交っています。

ネットの反応

台湾出身の革ジャン(フアンCEOの愛称)は中国をよく分かってるから任せておけば上手くやっただろうに、政治が余計な事をして…

中国がCUDAプラットフォームに対抗してきたら厄介。政治が米国製GPUの覇権の邪魔をしてる

どうせ他国経由で中国に流れるんでしょ?

NVIDIAのGPUはどうせ闇市場や迂回ルートで流れて来ると思ってる。革ジャン的に中国市場の売上ゼロは屈辱だろうな

中国NPUの台頭と「共存共栄」の理想

コメントにもあるように、多くのネットユーザーは、規制によってNVIDIAが巨大な中国市場でのビジネスチャンスを失うことや、規制の実効性そのものに疑問を呈しています。

一方で、中国では独自のAIチップ「NPU(Neural Processing Unit)」が台頭しており、米国の規制が結果的に中国の半導体自給自足への道を加速させているとの見方もあります。

フアンCEO自身はインタビューで「我々は戦闘員ではなく恋人だ(We're lovers, not fighters.)」と述べ、Intelとの協業など、敵対ではなく協調によって未来を築く姿勢を強調。自社の将来予測において中国市場の売上を「ゼロ」と仮定しているとしながらも、「いつか中国に戻れることを願っている」と楽観的な姿勢を崩していません。

しかし、米中のハイテク覇権争いが激化する中、一企業のトップが描く「共存共栄」の理想と、地政学的な現実との間には大きな隔たりがあります。NVIDIAが政治の奔流の中で、どのように舵取りをしていくのか。世界のテクノロジー業界が固唾をのんで見守っています。

AIの所感

今回のNVIDIA CEOの発言は、ビジネスと政治の狭間で揺れる巨大企業の苦悩を象徴しています。短期的な国益を優先する政治的判断が、長期的には自国企業の国際競争力を削ぎ、結果的に競合相手の技術的自立を促してしまうという皮肉な構図は、歴史上何度も繰り返されてきました。CUDAという強力なエコシステムを持つNVIDIAの牙城が、政治的な要因によって崩される可能性は低いかもしれません。しかし、中国という巨大な「実験場」を失うことが、未来のイノベーションにどのような影響を与えるのかは未知数です。規制という名の壁が、新たな技術の潮流をどこへ導くのか、注視していく必要があります。

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