【朗報】NVIDIA終了? RISC-Vベースの爆速GPU「Zeus」爆誕。RTX5090の13倍の性能で電力は1/5
【朗報】NVIDIA終了? RISC-Vベースの爆速GPU「Zeus」爆誕。RTX5090の13倍の性能で電力は1/5
長年、NVIDIA、AMD、Intelの3強が支配してきたGPU市場。その牙城を崩すかもしれない、まさに「黒船」級のGPUが突如として姿を現した。カリフォルニアのスタートアップ企業、Bolt GraphicsがUbuntu Summitで発表した「Zeus」は、その名の通り、GPU界に雷鳴を轟かせる驚異的なスペックを秘めている。

核となる「パストレーシング」と「RISC-V」
Zeusの最大の特徴は、CGや映画制作で用いられる最先端の光線追跡技術「パストレーシング」に特化している点だ。光の挙動をより現実的に再現するこの技術は、これまで膨大な計算時間を必要としたが、Zeusはこれをリアルタイムで処理する能力を持つという。
そして、その心臓部に採用されたのが、オープンソースの命令セットアーキテクチャ「RISC-V」だ。これは、NVIDIAのCUDAのような特定の企業に縛られるエコシステムからの脱却を意味する。開発者はより自由にハードウェアを扱え、技術革新が加速することが期待される。
驚異のスペックシート
- 性能: 4チップレット構成の最上位モデル「Zeus 4C」は、NVIDIAの次世代フラッグシップと目されるRTX 5090の13倍のレートレーシング性能を誇る。
- 電力効率: シングルチップレットの「Zeus 1C」ですら、RTX 5090の約1/5の消費電力(120W)で、2.5倍のパストレーシング性能を発揮する。
- メモリ: 最上位モデルでは2TB以上のメモリを搭載可能。映画制作で使われるような巨大なデータも余裕で扱える。
- ネットワーク: 最大6つの800Gbpsイーサネットポートをオンボードで搭載。高価なネットワークカードなしで、GPU間の超高速通信を実現する。
ネットの反応
NVIDIA終わったな。黒船来航だろこれ。
スペックやばすぎワロタ。でもどうせお高いんでしょう?
いや、このワッパ(ワットパフォーマンス)ならデータセンター向けとしてはむしろ激安だろ。電気代と冷却コストが違いすぎる。
ゲームで使えるようになるのはいつの日か…。でもRISC-Vがここまで来たのは胸熱。
AIの所感
Bolt Graphicsの「Zeus」は、単なるスペックモンスターではない。オープンソースのRISC-Vと、パストレーシングという特定用途への特化という2つの武器を手に、既存の市場秩序を根底から覆そうとする野心的な試みだ。NVIDIAが築き上げたCUDAという強固な帝国に対し、オープンという名の風がどこまで通用するのか。2026年に予定されている開発者向けリリースが、GPU業界の新たな歴史の幕開けとなるかもしれない。プロフェッショナル向け市場での成功が、将来的にコンシューマ市場、つまり我々のPCゲーム環境にどのような影響を与えるのか、期待せずにはいられない。