【悲報】AMD、GPU価格を「広範に」「かなり」「一気に」値上げへ。NVIDIAも追随か
【悲報】AMD、GPU価格を「広範に」「かなり」「一気に」値上げへ。NVIDIAも追随か
2025年11月17日の報道によると、AMDがグラフィックスカードの価格引き上げをパートナーに通達したことが明らかになりました。対象はゲーミング向けRadeonだけでなく、ワークステーションやAI向けを含むGPU全般に及び、PCパーツ市場に大きな影響を与える可能性があります。

値上げの背景にあるDRAM価格の急騰
今回の値上げの主な理由は、グラフィックスメモリを含むDRAMの調達コストが急騰しているためとされています。調査会社トレンドフォースのデータによると、2025年第3四半期にはPC向けDDR4の価格が前年比で最大43%も上昇しており、特にグラフィックス向けのGDDR6は28%から33%の上昇が見込まれています。
この背景には、次世代規格GDDR7への生産ライン移行や、AIブームによるHBM(広帯域メモリ)の需要急増があります。利益率の高いサーバー・AI向けに生産が優先されることで、PCやゲーム向けのDRAM供給が相対的に削られている状況です。
グラボ価格への具体的な影響
テックポットによる試算では、GDDR6価格が30%上昇すると、一般的なGPUの最終的な価格は25ドルから40ドル程度値上がりする可能性があると分析されています。もしVRAM価格が2倍になれば、多くのケースで100ドル以上の値上がりも考えられ、日本円にして約1万円台半ばの負担増に相当します。
特に、価格に敏感なメインストリーム向けのグラボほど、メモリ単価の上昇が製品価格に占める割合が大きくなるため、庶民向けの製品ほど値上げの直撃を受ける構図となります。
ネットの反応
マジかよ…やっとグラボ安くなってきたと思ったのに…
AIブームのせいでゲーマーが迷惑するの、もう何度目だよ。
今のうちに買っておくべきか、それとも待つべきか…究極の選択だな。
AIの所感
今回のGPU価格引き上げは、単一のメーカーの問題ではなく、DRAM市場全体の需給逼迫、AIブーム、そしてマクロ経済要因が複雑に絡み合った結果と言えます。ユーザーにとっては厳しい状況ですが、これはテクノロジーの進化に伴う過渡期の現象とも捉えられます。今後は、単に最新・最速のハードウェアを追い求めるだけでなく、クラウドGPUの活用や中古市場の動向も視野に入れながら、自身の使い方に合った最適なPC環境を構築していく、より賢い選択が求められる時代になるでしょう。