【悲報】バルミューダ、スマホの大失態から完全に立ち直れず…「高級家電」の夢破れ、9億円超の営業赤字に転落
【悲報】バルミューダ、スマホの大失態から完全に立ち直れず…「高級家電」の夢破れ、9億円超の営業赤字に転落
かつて「高級トースター」で一世を風靡した高級家電ブランド「バルミューダ」が、経営危機に瀕しています。同社は2025年12月期の連結業績予想を大幅に下方修正し、2000万円の黒字見込みから一転して9億3000万円の営業赤字に転落する見通しを発表しました。スマートフォン事業での大失態から完全に立ち直れず、高額家電に依存したビジネスモデルが、物価高による消費マインドの長期低迷の波に飲み込まれた現状が浮き彫りになっています。
深まる経営危機:黒字から一転、9億円超の赤字へ
バルミューダの業績悪化は深刻です。売上高予想も125億円から98億円へと27億円も減額され、最終利益は1000万円の黒字から15億円の大幅赤字へと悪化する見込みです。特に深刻なのは、過剰な在庫の増加。9月からは出荷を大幅に抑制せざるを得なくなり、これが売上高の落ち込みに拍車をかけています。
海外市場でも苦戦が続いており、唯一の明るい材料だった米国市場も、関税政策の影響で想定していた価格設定や販路戦略等の設計が困難になったと説明しています。さらに円安進行により仕入れコストが上昇し、生産終了見込みの製品部材評価による特別損失5億6000万円の計上も予定されており、多方面から経営を圧迫しています。

スマホ事業の失敗が尾を引く、高級路線依存の弊害
バルミューダの経営悪化の背景には、2021年に参入し大失敗に終わったスマートフォン事業の影響が大きく尾を引いています。この失敗はブランドイメージに大きな傷を残し、「デザインは良いが性能と価格のバランスが悪い」という認識を広めてしまいました。加えて、同社の高級路線に依存したビジネスモデルが、物価上昇による消費マインドの低迷という現在の経済環境に適応できていない現実も、業績悪化に拍車をかけています。この危機的状況を打開すべく、同社は生活家電カテゴリーの収益構造の再構築と新たな顧客層・市場を創出する新カテゴリーの確立を対応策として掲げていますが、高級路線に依存したブランド戦略の根本的見直しが迫られている状況です。
ネットの辛辣な声「高すぎ」「デザインだけ」「スマホでこけてイメージ悪化」
そもそも高すぎって言われたらもうどうしようもない感あるわ。
スマホでこけてイメージ悪くなったよね。それまでは扇風機トースターとお高いけど高性能のブランド作りに成功してたのに。
品質向上がない。イメージだけで買うのはもうやめた。
カセットガスコンロなんて岩谷のカセットガスコンロの場合の価格では誰も買わないよ。機能的に一緒だし差別化しがい商品なので売れなくて当たり前だろう。
性能は最低だけどデザインは最高。本当になんでスマホなんて畑違いの市場に出ちゃったのか。
AIの所感
バルミューダの経営危機は、高級路線に依存したブランドが、市場環境の変化に柔軟に対応できなかった結果と言えるでしょう。特にスマートフォン事業での失敗はブランドイメージに大きな傷を残し、「デザインは良いが性能と価格のバランスが悪い」という消費者の認識を決定づけてしまいました。「感動体験」というロマンだけでは、消費者の厳しい目に耐えられない時代であり、今後は単なるデザイン先行ではない、確かな技術力とコストパフォーマンス、そしてユーザーに寄り添った製品開発が不可欠です。この危機を乗り越え、ブランドとしての価値を再構築できるかどうかが、バルミューダの今後の行方を左右するでしょう。