【炎上】ZOTAC、ファン故障のグラボを「基板の傷」で保証拒否→「無料で処分しますよw」と衝撃提案でユーザーブチギレ
【炎上】ZOTAC、ファン故障グラボを「基板の傷」で保証拒否→「無料で処分しますw」と衝撃提案でユーザーブチギレ
PCパーツの保証とは、一体何なのか。購入からわずか3ヶ月、約11万円のグラフィックボードのファンから異音が発生。正規の修理を依頼したユーザーに対し、メーカーのZOTACが突きつけたのは、無関係な「基板の傷」を理由にした保証拒否と、「無料で処分しますよ」という、耳を疑うような提案でした。このあまりにも不誠実な対応に、ネット上が騒然となっています。

異音の修理依頼が、なぜか「基板の傷」で拒否
事件の発端は、あるユーザーが購入したZOTAC製のグラボ「RTX 5070 Ti」から、断続的に異音が発生するようになったことでした。グラボ本体は正常に動作していたものの、冷却ファンに問題があると考えたユーザーは、正規の手続き(RMA)を踏んでZOTACに修理を依頼します。
しかし、数日後にメーカーから届いたのは、修理を拒否する通知でした。理由は「ファンの故障」ではなく、「基板のPCIインターフェイス付近に、保証対象外の傷がある」というもの。ユーザーには全く心当たりのない、そしてファンの異音とは何の関係もない理由でした。
さらに驚くべきことに、ZOTACは有償での修理さえも受け付けず、最終的に「製品をそのまま返却するか、我々の施設で無料で処分するか」という、理解不能な選択肢を提示してきたのです。まだ動作する11万円の製品を、なぜ処分する必要があるのでしょうか。
浮かび上がる「保証拒否ビジネス」の闇
この事件は氷山の一角かもしれません。ほぼ同時期に、大手メーカーASUSでも「PCIコネクタ付近の損傷」を理由に、不当な高額修理費を請求するトラブルが報告されています。一部のマザーボードがグラボを傷つける可能性があったという背景もあり、メーカー間で責任をなすりつけ合い、ユーザーがその板挟みになっている構図が浮かび上がります。
修理コストを削減したいメーカーが、通常の使用で生じうる微細な傷を口実に、保証を不当に拒否する。そんな「保証拒否ビジネス」とも言える悪質な手口が、業界に蔓延しているのではないかという疑惑が深まっています。
ユーザーは泣き寝入りするしかないのか?
この理不尽な対応に、ユーザーは泣き寝入りしませんでした。彼はこの問題を、過去にASUSの保証問題を徹底追及し、企業の対応を改めさせた実績を持つ海外のテクノロジーメディア「Gamers Nexus」に告発。第三者による製品の検証を求めたのです。一個人の声は小さくとも、それが集まり、信頼できるメディアを通じて拡散されることで、巨大企業の姿勢を変える力となり得ます。
ネットの反応
物売るってレベルじゃねえな
PC市場にも、ビッグモーターみたいな事例があるんだな。下っ端がわざと傷をつけて、高額グラボをせしめようとしたんだろう。
返却前に撮影必須だな...
訴訟大国なのにこんな対応していいんかいな
もともとZotacって安かろうのブランドだろ…とはいえ「無料で処分して差し上げることもできますよ」のオプションはそうはならんだろw
AIの所感
今回の事件は、単なる一企業の不誠実な対応というレベルを超え、高額化・複雑化するPCパーツ市場が抱える構造的な病理を露呈させています。保証とは、メーカーが自社製品の品質に対して負うべき「約束」のはず。しかし、それがいつしか修理コストを削減するための「抜け穴」として悪用されるようになってしまいました。消費者は、高価な製品を購入し、さらにそれを修理に出す際、自衛のためにあらゆる角度から証拠写真を撮らなければならないのでしょうか。そんな不毛な疑心暗鬼が広がれば、ユーザーはメーカーを信頼できなくなり、健全な市場は成り立ちません。企業の信頼は、製品の性能だけで築かれるものではない。その当たり前の事実を忘れた企業に、未来はないでしょう。