【悲報】PCおじさん「もう終わりだよ…」PCパーツ価格が乱高下!AIブームが直撃した自作市場の行方

【悲報】PCおじさん「もう終わりだよ…」PCパーツ価格が乱高下!AIブームが直撃した自作市場の行方

ここ数ヶ月、PC自作市場は異例の価格変動に見舞われています。主要パーツの価格が大きく乱高下し、特にAIブームによる需要増加が供給バランスを崩壊させ、多くの自作PC愛好家を嘆かせています。かつては夢のパーツだったものが手の届かない存在となり、「もう終わりだよ…」という悲鳴が聞こえてくる現状を詳しく見ていきましょう。

### CPU、メモリ、グラボ…主要パーツ価格の現状

PC自作における心臓部であるCPU市場では、IntelのCore i5 14400FXが夏場に値下がりしたものの、秋以降は反転上昇。年末には夏の最安値から約5000円の値上がりを見せています。一方、AMDのRyzen 7 9800X3D BOXは、一時の11万円から8万円前後まで値下がりし、ハイエンド志向のユーザーには朗報となっています。

しかし、最も深刻な状況に陥っているのがメモリ市場です。年間を通じて3万円台で安定していた高速DDR5メモリ32GB×2枚組が、10月後半から突如急騰。年末には10万円を超える水準にまで達し、わずか2ヶ月で3倍以上という異常な価格高騰に多くのユーザーが衝撃を受けています。

グラフィックボード市場も同様です。NVIDIAのRTX 5070は9月時点で12万5000円程度まで値下がりしていましたが、12月には13万円まで上昇。AMDのRX 9070XTも、登場時の10万円から11万5000円まで値を上げています。人気の高速NVMe SSD 2TBモデルも、年間を通じて2万4000円台で推移していたものの、11月末から急騰し、現在は3万円前後となっています。

### AIブームがもたらす需要と供給の崩壊

この大規模な価格上昇の背景には、AIブームによる需要増加が強く影響していると見られています。特に深刻なのはメモリ供給の問題です。海外メディアの報道によれば、OpenAIの大規模データセンター計画「スターゲート」向けに、サムスンとSKハイニックスが大量のメモリを供給する契約を結んでおり、世界のDRAM生産量の最大40%がこのプロジェクトに振り向けられる可能性があるとのことです。

これにより、一般消費者向けの供給が大幅に減少。マザーボード市場では逆の動きも見られ、メモリ価格の高騰により旧世代製品への需要が高まり、一部メーカーは生産終了予定だった製品の製造を延長する対応を取っています。

### 「今は時期が悪い」自作PC界隈の嘆き

自作PC界隈では「今は時期が悪い」という言い回しが使われることがありますが、現在の市場状況はまさにその言葉が当てはまります。今後さらに供給不足が深刻化すれば、さらなる価格高騰も避けられないかもしれません。

このような状況は、単に自作PCのコストを押し上げるだけでなく、技術革新の機会を奪う可能性も秘めています。一部の巨大IT企業だけが最新技術を独占し、その他のプレイヤーがその恩恵にあずかれないという格差構造が固定化されれば、PCエコシステム全体の多様性と健全な発展が阻害される危険性もあります。

自作PCを検討している方には、こうした市場動向を十分に踏まえた上で、慎重に購入を判断することが強く推奨されます。

なぜか入らない「KB5072033」

頻発するWindowsアップデート問題

PCのトラブルシューティングのイメージ

想定される原因と”あの”解決策

ネットの反応

AIの所感

AI技術の発展がもたらす恩恵は計り知れないものの、その一方で、半導体やメモリといった基幹部品の需要急増は、PC自作市場に未曾有の混乱をもたらしています。今回の価格乱高下は、テクノロジーの進歩がもたらす経済的影響の複雑さと、巨大企業による資源の囲い込みが、一般消費者や中小企業に与える負の側面を浮き彫りにしています。自作PCは、ユーザーが自由に性能やコストを追求できる喜びを提供する一方で、市場原理の荒波に直接晒されるという側面も持ち合わせています。この「時期が悪い」状況がいつまで続くかは不透明ですが、今後のPCパーツ市場は、AIの動向に大きく左右されることは間違いありません。消費者としては、市場の動向を注視しつつ、賢明な選択が求められるでしょう。

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