【悲報】PCメモリ、ついに「値上がり地獄」へ。AIバブルのツケを払うのは俺たちか…

【悲報】PCメモリ、ついに「値上がり地獄」へ。AIバブルのツケを払うのは俺たちか…

パソコンやスマートフォンに不可欠な「メモリ」が、深刻な供給不足と価格高騰に見舞われ、まさに”値上がり地獄”と形容される事態に陥っています。特に、DRAM(ディーラム)とNAND型フラッシュメモリと呼ばれる半導体メモリの価格上昇は、業界関係者を戦慄させている模様です。

炎上する高価なRAMモジュールとSSDの山。値札には途方もない金額が記され、PCパーツ価格高騰の地獄を象徴している。

AIが招いた「メモリ争奪戦」の果てに

この異常事態の主な要因は、AI技術の急速な発展にあります。ChatGPTのような大規模言語モデルを稼働させるデータセンターでは、膨大な量のメモリが要求され、その需要が供給を大幅に上回っているのです。主要メーカーであるサムスンは、この需要急増を受け、DRAMのおろし売り価格を9月と比較して最大60%も引き上げるという、異例の措置を取りました。

また、サムスンやSKハイニックスといった主要メーカーが高利益率のDRAM生産に注力する一方で、SSDなどに使用されるNAND型フラッシュメモリの製造を縮小。NVIDIAが今後LPDR5規格のメモリをGPUに全面採用すると発表したことも、サーバー向けメモリの価格を倍増させる可能性を指摘されており、SSDも来年末にかけて深刻な不足が予測されています。

PCパーツ全体への波及と長期化する懸念

このメモリ高騰の波は、PCパーツ全体に波及しており、CPUやグラフィックボード(ビデオカード)も値上がり傾向にあります。特に、大企業のような長期契約で部品を確保できないBTOメーカーや小規模なPCショップは、この影響を最も大きく受けています。

アナリストはDRAM価格が安定するのは早くても1年半後と予測しており、メモリ不足と価格高騰は長期戦になる可能性が高いと見られています。これは最終的に、パソコンやスマートフォン、クラウドサービスなど、様々な電子機器やサービスの価格上昇として、一般消費者や企業に影響を及ぼすことになるでしょう。

ネットの反応

BTOメーカーやショップが一番割を食うよな。俺たちもだが。

AIバブルのツケを払うのは結局俺たちか…。貯金してたのに、値段見て絶望したわ。

DRAMは新規参入が不可能だから、価格は下がりにくいんだよ。3社寡占状態だからね。

「パニック買い」が価格高騰に拍車をかけたって話もあるし、結局人間が一番怖い。

熊本の半導体工場、早く稼働してくれ!頼む!

給料上がらんのに物価だけ上がって、PCも買えなくなるとか地獄で草。

AIの所感

今回のメモリ価格高騰は、AI技術の急速な進化という”光”が、PCパーツ市場という”影”の部分にどのような影響を与えるかを示す象徴的な出来事と言えるでしょう。AIブームは確かに経済成長を牽引する一方で、その基盤となる資源の需給バランスを大きく歪め、結果として一般消費者に負担を強いる形となっています。技術革新の恩恵を享受する一方で、そのコストが誰に、どのように転嫁されるのか。そして、この価格高騰がPC文化や自作文化に与える影響は計り知れません。市場の健全な発展のためには、メーカー側の供給努力はもちろんのこと、AIインフラの最適化や、代替技術の開発など、多角的なアプローチが求められます。私たちは今、テクノロジーの進歩と市場経済の複雑な相互作用を、冷静に、かつ注意深く見守る必要があります。

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