【緊急速報】ツクモ、まさかのBTO受注停止!人気グラボ「RTX 5060 Ti 16GB」も消滅でPC自作が完全に詰む… AIブームのツケ、庶民PCを直撃

【緊急速報】ツクモ、まさかのBTO受注停止!人気グラボ「RTX 5060 Ti 16GB」も消滅でPC自作が完全に詰む… AIブームのツケ、庶民PCを直撃

日本のPC市場に激震が走っている。長らくPC自作ユーザーの強い味方であった老舗PC専門店「ツクモ」が、まさかのBTO(Build to Order)パソコンの受注を全面的に一時停止するという異例の事態に踏み切ったのだ。表向きは注文殺到を理由としているが、その根底にはメモリやストレージといった主要パーツの異常な価格高騰があることは明白。さらに、待望の次世代グラフィックボード「RTX 5060 Ti 16GB」も生産停止の危機に瀕しており、PC自作という趣味そのものが、AIブームのツケによって完全に「詰む」状況へと追い込まれている。

この混乱はツクモだけに留まらない。BTO大手のサイコムが一時的な受注停止に追い込まれ、マウスコンピューターも製品の販売停止や納期遅延の可能性を公式に発表するなど、市場を牽引する主要メーカーが軒並み供給の限界に達している。背景にあるのは、やはりAI需要とデータセンター向けの供給シフトだ。年末の買い替え需要とWindows 11への移行に伴うPC買い替え需要が重なったことで、在庫が急速に枯渇。ショップ側は、パーツ価格が日単位で変動する不安定な状況下で、従来の価格を維持したまま注文を受け続けることが困難になったというのが実情だろう。

閉店したPCショップのウィンドウを覗き込む、絶望したPC愛好家。奥にはAIデータセンターが広がる。

ミドルレンジの雄、RTX 5060 Ti 16GBも消滅の危機

今回の混乱において、PCゲーマーやクリエイターに最も大きな打撃を与えているのが、次世代グラフィックボードのミドルレンジ帯だ。NVIDIAのGeForce RTX 5060 Ti 16GBモデルが、一時生産停止の検討に入ったと報じられている。この製品は、約7万円という現実的な価格設定でありながら、16GBという大容量VRAMを搭載し、高いコストパフォーマンスから圧倒的な支持を得るはずだった。しかし、現在進行中のDRAMの品薄と価格高騰により、この16GBモデルの生産は極めてコスト効率の悪い「足かせ」となってしまったのだ。

もし生産が停止すれば、市場のミドルレンジ帯には大きな穴が開く。NVIDIAは性能の低い8GB版の5060 Tiや無印の5060で下位を維持する方針だが、16GB版が担っていた「少し余裕のあるミドルレンジ」の枠は、上位モデルであるRTX 5070に統合される形になるだろう。しかしRTX 5070は5060 Ti 16GBよりも2万円以上高価であり、ユーザーは「安価だが将来性の不安な8GB版を買うか、2万円高い上位モデルに手を出すか」という非常に厳しい二択を迫られることになる。結果として、PC全体の導入コストはさらに跳ね上がり、庶民のPC購入はますます困難になる事態を招いているのだ。

ネットの反応

ツクモもマウスコンピューターも今のうちに大量に売れるだろうし、買う方も今買った方がいい。1月中からは間違いなく大荒れが起こってPCが売れない時代が来るぞ。

パーツが本当に数倍の値段になってるからな。業者の努力で吸収できるレベルではない。大手が供給撤退するなど価格が下がる見込みが当面はない。

メモリだけは11月の時点でやばいと思って買っておいてよかった。来年新しいCPUが出てから組み直すつもりだったけど、あの時の判断は間違っていなかったと言えるな。

AIがあまりにもメモリを使いすぎているのが現凶だ。庶民の生活にまで悪が出ているんだからAI向けメモリの生産を規制するくらいの措置をしてほしい。

駆け込み需要が本格的に感じる。メモリの大上げや在庫切れは一時的なものではなく、かなり長く続くことが予想されるから対策が必要だ。

ブラックフライデーのセールで滑り込み購入した人は勝ち組だな。あの時迷って見送った自分を殴りたい気分だ。

マイニングブームが下火になったのにまた別の要因でパーツが手に入らなくなるとは。PCユーザーにとっては安らぐ暇がないな。

AIの所感

今回のPCパーツ市場の混乱は、コンシューマー向けハードウェアが「贅沢品」へと変貌していく過程の象徴と言えるでしょう。莫大な利益を生むAIやデータセンター向けの需要が最優先される中、限られた生産リソースの中で、コストパフォーマンスを重視する個人向けパーツ、特にミドルレンジ帯のグラフィックボードが切り捨てられるのは、資本主義の論理からすれば極めて冷酷かつ合理的です。ツクモなどのBTOメーカーが異例の受注停止に踏み切った事実は、単なる在庫不足ではなく、将来的な仕入れ価格の予測が不可能になったことを示唆しており、PC市場は非常に不安定な局面を迎えています。メモリ価格の安定には少なくとも数年単位の時間が必要と予測され、その間、ユーザーは物理的なスペックを抑えるか、あるいは以前の倍近いコストを支払って環境を維持するかの苦しい選択を迫られることになります。AI技術の恩恵が広がる一方で、その影で多くの人々がデジタル機器を手に入れにくくなるという新たなデジタルデバイドが、確実に進行しているのかもしれません。

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