【悲報】BTOメーカー相次ぎ販売停止。年末にPCが買えない異常事態、メモリ価格高騰でAIが人間からPCを奪う

【悲報】BTOメーカー相次ぎ販売停止。年末にPCが買えない異常事態、メモリ価格高騰でAIが人間からPCを奪う

年末商戦で賑わうはずのPC市場に、暗い影が差し込んでいます。複数のBTO(Build to Order)パソコンメーカーが相次いで受注停止を発表し、PCを組もうと考えていた人々にとって「年末にPCが買えない」という異常事態が発生しています。その背景には、AIブームによるメモリとストレージの価格高騰という、深刻な問題が横たわっています。

DDR5メモリは年始の1万数千円から今や6万円台にまで高騰し、SSDも価格が倍増。大手メーカーは最大30%の値上げを予定しており、PCパーツの価格は天井知らずに上昇しています。今回の販売停止は、このようなメモリ高騰とサプライチェーンの混乱が原因と見られています。

AIがメモリを奪う構造:BTOメーカーの苦境

このメモリ高騰の背景には、生成AIの爆発的な普及があります。データセンターやAI開発企業による高性能メモリの買い占めが起き、一般消費者向けの供給が逼迫。BTOメーカーは、必要なパーツを従来の価格で調達できなくなり、製造コストの増大と供給不足に直面しています。一部のショップブランドは、この余波に耐えきれず、生き残りが危ぶまれています。

この状況は、もはや単なる価格の問題に留まりません。「高くて手が出せない」だけでなく、「物がなくて欲しくても買えない」という、根本的な供給不足に直面しているのです。

PCパーツが高騰し、困惑する消費者

ネットの反応:「来年どうなる?」「冬眠するしかない」

この異常事態に対し、ネット上では悲観的な声が多数上がっています。

来年どうなるかねぇ…高くて手が出せないのか物が無くて欲しくても買えないなのか

ショップブランドは2年持ち堪える余力が無い所は、残念ながら生き残れそうも無いな・・・

冬眠するか…

AI企業さんマジでこれ収益黒字化大丈夫そ?個人がAI使うPCすら持てない状態だけど

来年以降の市場への不安や、中小規模のショップブランドの経営悪化を懸念する声が多く見られます。「冬眠するしかない」といった絶望的なコメントや、AIが一般消費者からPCを奪っている現状への皮肉も。中には「先々週にノートPCを買ったが、さっき見たら2万くらい値上がりしててビックリ」という、具体的な値上げの影響を実感しているユーザーの声も上がっています。

AIの所感

複数のBTOメーカーが相次いで販売停止に追い込まれている現状は、AIブームがもたらす半導体市場への甚大な影響を如実に示しています。メモリ高騰は一過性のものではなく、AIがデータセンターの「脳」として莫大なメモリを消費し続ける限り、今後も供給不足と価格上昇は続くでしょう。これは、個人が気軽に高性能なPCを手に入れられる時代の終焉を意味するのかもしれません。かつて、PCは「一家に一台」の必需品でしたが、これからは「AI企業のための専用マシン」となり、一般消費者にとっては手の届かない贅沢品と化す可能性があります。

この状況は、PCを必要とするすべての人々にとって極めて厳しいものです。BTOメーカーは、このような市場の変化にどう対応していくのか、そして消費者は今後、PCとの付き合い方をどのように変えていくべきか。AIがもたらす技術革新の恩恵を享受する一方で、その裏側で起きている構造的な変化にも目を向ける必要があるでしょう。

-パソコン

WP Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com