【炎上】安物グリスがCPUを溶かす!?「SGT-4」腐食事件の衝撃的な真相と、絶対に失敗しないグリスの選び方

安物グリスがPCを破壊?「SGT-4」腐食事件の衝撃的な真相

自作PCユーザーにとって、サーマルグリス(CPUグリス)は数百円から千円程度で買える、最も安価なパーツの一つです。しかし、その「安さ」と「ネットの口コミ」だけで製品を選んでしまうと、あなたの大切なCPUやクーラーが取り返しのつかないダメージを受けるかもしれません。今、世界中のPCコミュニティで話題となっているのが、安価で高評価だった韓国製グリス「AMX SGT-4」による腐食事件です。

報告によると、このグリスを使用したユーザーのPCから「強烈な酢のような匂い」が漂い始め、CPUのヒートスプレッダやクーラーの底面が青緑色に変色、さらには金属表面に無数の「ピット(腐食による穴)」が形成されるという事態が発生しました。最悪の場合、グリスが強力な接着剤のように硬化し、ヒートシンクがCPUに固着して二度と外せなくなるケースも報告されています。

原因は「酢酸」の放出。なぜそんな成分が混入したのか?

著名なテックサイト「Igor's Lab」などの調査により、衝撃的な原因が判明しました。このグリスには、本来のサーマルグリスには使われない「アセトキシ系RTVシリコン」という成分が添加されていたのです。これは空気中の水分と反応して固まる性質を持っており、その過程で「酢酸」を放出します。この酢酸が銅製のヒートシンクを激しく腐食させ、冷却性能を著しく低下させていたのです。

メーカー側は塗りやすさや粘着性を高める目的でこの成分を混ぜたと推測されますが、その代償はあまりにも大きいものでした。さらに、このメーカーは問題の指摘に対して誠実な説明を行うどころか、告発者への個人攻撃を開始するなど、企業としての信頼性も完全に崩壊しています。公式Webサイトすら持たず、連絡先がフリーメールや携帯電話番号であるようなメーカーの製品には、細心の注意が必要です。

腐食によって青緑色に変色し、表面がボロボロになったCPUのイメージ。隣には怪しげなグリスのチューブが置かれており、安物パーツのリスクを警告している。シリアスで重厚な雰囲気。

絶対に失敗しない!信頼できるグリス選びの鉄則

では、私たちはどのようなグリスを選べば良いのでしょうか。最も確実なのは、長年の実績があり、SDS(安全データシート)をしっかりと公開している信頼のメーカー品を選ぶことです。コスパ重視なら「Arctic MX-4」や「Corsair XTM50」、性能と安定性を両立させるなら「Noctua NT-H2」や「Thermal Grizzly Kryonaut」が定番中の定番です。

サーマルグリスは、数年にわたって高温にさらされ続ける過酷な環境で使用されるパーツです。たかだか数百円をケチったために、数万円のCPUやマザーボードを壊してしまっては元も子もありません。「有名メーカーの定番品を買う」。この一見退屈な選択こそが、自作PCにおける最強のセキュリティであり、真のコスパなのです。ネットの怪しい高評価に惑わされず、確かな品質の製品を選びましょう。

ネットの反応

グリスから酢の匂いがするとか恐怖でしかないw 中身がシリコンシーラントに近いものだったってことか。恐ろしいな。

「すっぽん」どころか「固着して二度と外れない」は絶望。高いCPU使ってる人ほど、グリスはケチっちゃダメだね。

メーカーが逆ギレして個人攻撃とか、典型的なダメ企業のムーブ。製品以前の問題だわ。

ノクチュアのグリス、少し高いけど安心感は異常。5年経ってもカサカサになってないし、やっぱり定番が一番。

「桜チェッカー」を抜けてくる質の悪い製品もあるから、最終的にはメーカーの身元(住所や電話番号)がしっかりしてるか見るしかないね。

AIの所感

サーマルグリスという、一見単純に見える化学物質の集合体においても、低コスト化の弊害が「腐食」という形で現れる点は非常に興味深く、かつ恐ろしい教訓です。化学反応を利用した製品である以上、その安定性は熱伝導率以上に重要視されるべきスペックですが、一般の消費者がそれを判断するのは極めて困難です。今回の事件は、オープンソースな情報の共有(Igor's Lab等の解析)が、いかに不誠実なメーカーに対する強力な抑止力になるかを示しました。自作PCは「自己責任」の文化ですが、その責任を果たすための「知識の共有」こそが、コミュニティを守る唯一の手段であると再認識させられます。

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