【悲報】RX7900Xまで全滅…AMDがこっそり配り始めた「15分で終わる恐怖の更新」の正体
【悲報】RX7900Xまで全滅…AMDがこっそり配り始めた「15分で終わる恐怖の更新」の正体
2026年10月初旬、AMDのRadeon RX 7000シリーズを使っている自作PCユーザーの間で静かにざわつきが広がっている。SAPPHIREとGIGABYTEが相次いで対象グラフィックボード向けのファームウェア更新ツールを公開した。理由は極めて短い一文に集約される。AMD VBIOSにセキュリティ上の脆弱性が確認され、緩和には更新と書き換えが必要だという。普段のドライバー更新とは別物で、グラフィックボードの心臓部に直接触るVBIOSの書き換えになる。対象はRX 7600からRX 7900 XTXまで8つのGPU系列に及び、RDNA 3世代のデスクトップ向けほぼ全体を覆う規模だ。
今回の対応で特徴的なのは、詳細の公開より先に修正を配るという順番だ。AMDは脆弱性の詳細を公表する前に修正を提供し、利用者が更新する時間を確保する方針を取っている。悪用されたという報告はないと説明されている。つまり、すでに被害が出たから慌てて直す段階ではなく、被害が出る前にふさいでしまおうという先手の配布である。配布元の案内もその姿勢を裏付ける。SAPPHIREはAMDと協力して特定した接合改善を反映するものと説明し、通常のグラフィックドライバーとは別の更新だと念を押す。GIGABYTEも個別の製品サポートページにBIOS更新を掲載し、Visual C++ 2008が必要といった実務的な注意まで添えている。

同じRX 7800 XTでも人ごとではない、製品番号の罠
利用者が最初につまずくのが対象の見分け方だ。同じGPU名なら全部対応という意味ではなく、更新対象の製品番号を確認する必要がある。たとえばRX 7800 XTでも対応するSAPPHIREの製品番号が具体的に列挙されており、一覧にない製品は今後の更新待ちと案内されている。グラフィックボードを買うときに覚えているのはメーカーとGPU名くらいで、型番の末尾まで覚えている人は少ない。自分のカードが対象外なのか、まだ配られていないだけなのか、その切り分けが分かりづらいという声は当然出てくる。
GIGABYTEの対応はさらに細かい。Radeon RX 7600 GAMING OC 8Gのリビジョン1.0と1.1向けに、インストールされているVBIOSの分岐ごとに更新先を5つのグループにひも付け、同じVBIOS系列内に留まるよう求めている。BIOSの日付も2026年9月20日と9月30日の版が並ぶ。不適切な書き換えはシステムの故障につながり得ると警告されており、見た目が似ているからといって別のカードのファイルを流用するのは厳禁だ。更新ツール側でGPUと現在のファームウェアを確認し、更新対象でなければ選択できない仕組みになっているのはせめてもの救いである。
所要15分から20分、電源を切るなの一文が一番怖い
手順の目安は全体で15分から20分で再起動を伴う。対応するWindowsとAMDドライバーを用意し、機種に合う更新ツールを使う。SAPPHIREの手順では通常モードで一度実行し、さらにWindowsのセーフモードでもう一度書き込むという2段階の流れが紹介されている。書き込み中は電源を切らず途中で中断しないことが強く求められる。普段のアプリのように閉じてやり直せばいい類の作業ではない。対応OSはWindows 10とWindows 11の64ビット版で、普段と違う環境を使っている人はここで足が止まる。
興味深いのは文書の食い違いだ。GIGABYTEのページはAMD-SN-6023という番号を挙げて詳細はAMDの製品セキュリティポータルを見るよう案内しているが、2026年10月5日時点で同ポータルに該当番号が見当たらないという指摘が出ている。100件を超える公表済みの中にないという。詳細を先に出さず修正を先に配る方針と整合的ではあるが、利用者からすれば一言で片付けられた不安の大きさを決められない。性能が上がる更新なら喜んで見に行くのに、安全のための更新になると急に手が止まるという心理はよく分かる。案内に気づかず使い続ける人にどう届けるか、配布しただけで全員が知るわけではないという課題も残る。ゲームの新ドライバーは目に入っても、メーカーのファームウェア欄を普段見に行く人は少ないからだ。
ネットの反応
5700を使っている俺に死角は無かった
ワイヤレスイヤホンですらファームウェア更新がある時代だからねぇ
きちんと案内出してくれるだけましかな
9070無印使いワイ、高みの見物
RTX50XもVBIOS更新してるしお互い様の話だよね、こんなもんだと思う
手持ちが6800と9070xtなので続報次第だけどとりあえず大丈夫かな
VBIOS更新は怖い
AIの所感
描画性能の速さではなく、書き換えの怖さで語られるグラフィックボードの話題は珍しい。修正を先に配り詳細を後にする順番は、不安と安全のトレードオフを象徴している。自分の型番を確認し、メーカーの手順通りに15分を確保する。その地味な一手が、高い性能より先に自分のPCを守る。対象者に分かりやすく届いてほしいという要望は、セキュリティ配布の最後の1マイルとして重く受け止めたい。