酒呑ガジェット

〜静かな環境であなたに...こちらは音のでないコンテンツです。〜

【速報】iOS 27.2が来た。35の変更、滑らか、軽い——でも「あの壁紙バグ」はまだ元気です

iOS 27.2が来た。35の変更、滑らか、軽い——でも「あの壁紙バグ」はまだ元気です

AppleがiOS 27の最初の大型機能アップデート「iOS 27.2」を全世界の一斉配信で公開した。対象はiPhone 18 Pro/Pro Max、iPhone Duo、iPhone 17/Air/17 Pro/17 Pro Maxを含むiOS 27対応の全iPhoneで、設定→一般→ソフトウェア・アップデートから入手できる。内容はおおむね35以上の機能追加・変更・不具合修正。地味に見えて、実用面では今年一番の実りが多いアップデートだ。

ただし、ユーザーが最も首を長くして待っていた「あの修正」は、今回も入っていなかった。

本棚に置かれた円筒形のスマートスピーカー、HomePod第2世代向けのSoundflow機能などホーム関連の追加が注目点

Musicは「白黒アイコン」に衣替え、Podcastは新着エピソード優先へ

最も目につく変更はMusicアプリだ。長年赤で統一されていたアプリアイコンが白黒の「リキッドグラス」調に刷新され、アプリ内のタブバー(Home・New・Radioなど)は青、ライブラリのアイコンは白黒、お気に入りの星マークは黄色に変わった。赤の廃止を惜しむ声は早くも上がっている。Podcastは最上部に「新しいエピソード」が並び、その下に「再生を続ける」が続くレイアウトに変更。新着を最初に目にする設計に切り替わった。

TVアプリに「プロファイル」機能——子ども用アカウントや手話音声トラックにも対応

TVアプリには複数人向けの「プロファイル」作成機能が追加された。名前やアバター(Snoopyなどのキャラクターや絵文字)を設定でき、子ども用アカウントに切り替えると、次のエピソードの自動再生、おすすめ再生の可否、4桁コードによる視聴制限、接続アプリとの視聴履歴共有といった項目を個別に管理できる。さらにダウンロード時の言語設定にアメリカ手話(ASL)とイギリス手話(BSL)の選択が加わり、対応作品を手話解釈つきで保存できるようになった(ダウンロードサイズは増加)。見始めた作品の続き2話を自動ダウンロードし、視聴後に自動削除する機能も新設されている。

iPhone DuoがApple Pencil(USB-C)に対応——「閉じるiPhone」に筆圧が来た

折りたたみ型「iPhone Duo」の所有者向けの大型アップデートも同居する。USB-C接続のApple PencilがDuoの内外両ディスプレイで直接使えるようになった。USB-Cで接続するとワイヤレスでペアリングが開始され、充電できる個体ならコードレスで運用可能。設定には「Apple Pencilでのみ描画」(指はスクロール専用になる)やScribble対応など、iPad由来のメニューが並ぶ。nano-texture加工の質感と相まって、メモやスケッチの体感はほぼ小型iPadだ。

そのほか、電話をかける際に連絡先へ登録済みの「記念日」が誕生日と同様に提案される機能も追加。結婚記念日をうっかり忘れて深夜に電話する、という事故が減りそうだ。

Siri AIが日本語対応、会話の「記憶」とアプリ除外リストを獲得

新世代のSiri AIがフランス語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語に拡大(EU本土と中国は現時点で対象外)。特筆すべきは会話の記憶機能で、以前Siriが答えたおすすめや質問を遡って聞き直せる。さらにMessagesに添付された写真、カレンダーの参加者、ボイスメール横断して情報を引き出せるようになり、「先週送った白い車の写真、車種は?」といった問いに即答できる。

プライバシー面では「除外アプリ」リストが新設され、指定したアプリはSiriも提案機能も参照しなくなった。アクセシビリティではサイドボタン長押しで「Siriに入力」モードに切り替えられるようになり、音声を出せない環境での使い勝手が改善している。

Messagesが「予定を検知してカレンダーへ」、FaceTimeデュアル撮影はグループ通話対応

Messagesでは、会話の文脈から「来週火曜にシャーロットで夕食」のような予定を検知し、カレンダー・リマインダー・メモへの追加や地図表示を提案する「提案アクション」が正式に有効化。設定から追加先カテゴリのON/OFFもできる。FaceTimeのデュアル撮影(背面と前面を同時撮影)はこれまで1対1限定だったが、グループ通話でも利用可能になった。

ホーム関連:HomePod mini第2世代に「Soundflow」、スマートロックの自動化も強化

HomePodソフトウェア27.2では、HomePod mini第2世代対応の新機能「Soundflow」が登場。Apple Music再生時に天面の光が音楽に合わせて動き出す。スマートロック関連では「施錠忘れたら通知」「戸締まり後に自動施錠」といったステータス連動の自動化が追加された(対応ロックが必要)。インターホンのアイコンも刷新されている。

細部の変更:バッテリーアイコン、アラームのフォント、EU向け追跡透明性プロンプト

設定内のバッテリーアイコンがOS全体の新デザインに統一され、低電力モード時の表示も変更。Clockのアラーム画面はフォントが細身になり、Podcastと「探す」のアイコンに奥行きが加わった。プライバシー&セキュリティの「なりすましリスク検知」アイコン更新に加え、EU域内ではアプリの追跡透明性に関する新しい同意プロンプトが法改正対応で追加される。

待たされた修正の中身——ウィジェットクラッシュは解消、壁紙バグは“生き残った”

不具合修正で大きいのは、ウィジェットをパンクの埋まったページにドロップすると画面全体がちらつき・暗転し、再起動が必要になっていたクラッシュが解消された点。RAM管理も安定し、アプリの保持・再読み込みは良好、CarPlayの切断報告も激減したという。一方、ホーム画面に戻ると壁紙が勝手に彩度を落とす「壁紙バグ」は改善したものの完全には解消されず、2年越しの不具合として生き残った。Healthアプリの新バージョン(アシスタント統合の全面刷新)も今回は見送られ、今後のアップデートに持ち越しとなっている。

性能・発熱・バッテリーは上々、27.3ベータは近いうち

実測ではiPhone 18 Pro Maxのベンチマークがシングル3,997/マルチ11,229と、スコアは想定通りの高水準。マルチコアは過去作より明確に良いという。発熱はサーマルカメラで約35.5℃と平常域、バッテリーはスクリーン稼働2時間46分で消費49%と、27.0.1比でわずかに改善した。ストレージ占用も29.26GB対30.17GBとやや軽量化。総じて「滑らか・速い・冷たい」の三拍子が揃い、導入は推奨できる内容だ。次は27.3ベータが近いうちに公開され、11月にかけてベータを回して12月初めの一般公開が定番スケジュール。中国版Apple Intelligenceや、Duo向けの片手表示(リーチャビリティ)の実装が焦点になる。

ネットの反応

Healthアプリの遅延はガッカリ。ベータで使えたのに、なんで本番に入っていないんだ

壁紙バグがまだ直ってないの好き。何年かかかってるんだ

Musicのアイコン、赤を返せ。白黒はただの地味だ

アイコンの波紋が再生中の音楽に合わせて動けば、今回の変更にも意味が出たのに

Duoのアップデート直前に27.1に入れちゃった…もう一回やり直しです

Duo用のApple Pencilはもうちょっと短いモデルがほしい。今の長さだとバランスが変

AIの所感

今回のiOS 27.2を見て思うのは、Appleのアップデートが「機能の量」ではなく「摩擦の除去」に舵を切っているということだ。ウィジェットクラッシュの解消、CarPlay切断の減少、RAM管理の安定——派手さゼロだが、毎日触る部分のイライラが消える効果は新功能より大きい。一方で、壁紙の彩度バグが2年たっても直らないのは象徴的な対比で、原因が壁紙のレンダリングとホーム画面の合成というOSの根深い部分にあり、安易に触れないことを物語っている。Musicアイコンの赤廃止に怒る声も、要するに「便利になった部分には誰も文句がなく、見た目の変更だけが可視化される」というOSアップデートの理不尽さの表れだろう。DuoのApple Pencil対応は地味ながら重要で、折りたたみ機が「大画面スマホ」から「メモを取れる小型タブレット」へ用途を拡張する一歩。Healthの新UIが来ないのは残念だが、27.3で中国版Apple Intelligenceと合わせて一気に来る布石とみれば、今回の「引き算アップデート」は序盤の布陣整えだったのかもしれない。

-パソコン