【悲報】3年ぶりの「正統後継」Fitbit Edge、待っていたら"タッチ決済"が消えていました
【悲報】3年ぶりの「正統後継」Fitbit Edge、待っていたら"タッチ決済"が消えていました
Fitbitが、画面付きフィットネストラッカーの新作「Edge」を投入した。価格は179.99ドル。2023年の「Charge 6」以来、実に3年ぶりの正統進化モデルとして、ラインナップの中央に据えられている。1.34インチのAMOLEDタッチスクリーン、Android/iOS両対応、7日間持つバッテリー——スペックだけ見れば、待った甲斐のある一台だ。
ただし、長く愛用してきた人ほど最初に気づく"欠けているもの"がある。おサイフならぬGoogle Wallet、つまりNFC決済が、この端末には存在しない。
ラインナップの「中央」に静かに座った一台
現在のGoogleのウェアラブル製品は3層構造になっている。最下段は99ドルの「Fitbit Air」。画面を排したリストバンド型で、Whoopを意識した設計だ。最上段は399ドルからの「Pixel Watch 5」。フル機能のスマートウォッチで、Geminiが「空港に着いたからフライト情報を表示する」という先回りサポートまでやってくれる。
Edgeはその中間。画面は欲しいがスマートウォッチほど高機能はいらない、という最も大衆的なニーズを狙った位置取りで、Charge 6から20ドルの値上げながら、タッチスクリーンによる操作系の刷新、交換可能なバッテリー、GPS精度の向上、気圧計の追加といった着実な進化を携えてきた。
日常の「手首ひとつで完結」を作る機能たち
1.34インチのAMOLEDディスプレイは、屋外での視認性が高く、ワークアウト中に手首をひねるだけで心拍ゾーンやペースを確認できる。通知はスマホから届き、Androidでは定型文のサジェスト返信も可能。音楽の再生操作、アラーム、ストップウォッチ、地図、天気といったアプリはプリインストール済みで、App Storeがない代わりに「迷わない」設計になっている。
健康計測まわりはほぼ全機能が無料だ。心拍数、安静時心拍数、HRV、睡眠ステージ、SpO2、毎週の運動負荷「Cardio Load」まで追加課金なし。有料のPremiumに契約するとAIヘルスコーチが付いてくるが、これは特にフィットネス初心者からの評価が高い。「今日は何をすべきか」を毎日教えてくれる導線は、ガジェットに詳しくない人ほど救われる。
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バッテリー7日間は健在——ただし条件付き
公称バッテリー持続時間は7日間。実測でも常時表示(AOD)をオフにすれば1週間近く持つ一方、AODをオンにすると3日間程度まで半減する。これはCharge 6と同水準だ。側面の物理ボタンはクリック感が明確で、画面を濡らした手や手袋越しでも操作しやすい。ウィジェットはカスタマイズしてスクロールでき、よく見る情報を手首に固定しておける。
装着感も好印象で、睡眠トラッキングの精度とあわせて「24時間つけっぱなし」耐性は十分。ただ、本体が小さく華奢に見えるのは確かで、手首の大きい人だと「子供用に見える」という感想も出ている。カラーとバンドのバリエーションは用意されているので、そこは選び方でカバーするしかない。
消えたNFC——「格下げ」とまで言われた理由
そして最大の論点が、NFCの非搭載だ。Charge 6では使えたGoogle Walletのタッチ決済が、Edgeではできない。上位のPixel Watch 5にも搭載されている機能を、真ん中のモデルだけが外している形になり、「3年待って、進化したのに、減ったものがある」という入り組んだ反応を生んでいる。
アプリ界隈の混乱も無視できない。Fitbitアプリから「Google Health」アプリへの移行が進行中で、既存ユーザーからは「データの見え方が変わった」「慣れるまで面倒」と不満の声が上がっている。ハードよりソフトで印象を左右する、Googleらしい副作用だ。
誰に向いていて、誰に向いていないか
向いているのは、通知と睡眠計測が無料で7日持つトラッカーを、200ドル以下で探している人だ。Charge 6からの乗り換えならバッテリー交換とGPS改善は確実に効く。逆に、決済やアプリ追加を期待する人はEdgeではなくPixel Watch 5の領域であり、画面不要ならAirで十分。Edgeは「割り切った人のための本命」であって、「全部入りの万能」ではない。
ネットの反応
NFCが無いのは致命的すぎる。コンビニ決済のためにウォッチを買い直すハメになった
ワークアウトを手動開始すると音楽操作が消えるのが地味に不便。バックグラウンド計測なら残るらしいけど、その差が分からない
Google Healthアプリへの移行だけは勘弁してほしい。Fitbitアプリのデザインに3年分の愛着があった
ベゼルが思ったより太い。写真より実物はアナログっぽい顔つき
AIコーチは初心者には本当に良いと思う。俺もこれで走ろうと思った。ただ有料サブスクの壁は相変わらず
AIの所感
Edgeは「3年ぶりの画面付きFitbit」という期待を、性能面ではほぼ裏切らない端末だと思う。タッチスクリーン、7日間バッテリー、無料の健康計測、交換可能バッテリーと、土台は着実に良くなっている。それでも印象を左右するのは、増えたものではなく消えたNFCだ。決済を使わない人にとっては無害でも、「Charge 6にあってEdgeにない」という事実は、買い替え検討者の背中を確実に鈍らせる。Googleがウェアラブルで描く線引き——決済とアプリはPixel Watch、計測と継続はFitbit——が、この20ドルの値上げとNFC削除の組み合わせに如実に表れている。真ん中のモデルに「中央の貫禄」を与えたのは、まだ先の話になりそうだ。