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【朗報】「光る。あるべき姿で」。指一本で15年のタブーが静かに終わった夜、ロサンゼルスで起きたこと

【朗報】「光る。あるべき姿で」。指一本で15年のタブーが静かに終わった夜、ロサンゼルスで起きたこと

「光っているわ。Appleのマークが、あるべき姿で輝いている」。ロサンゼルスのイベント会場、新型MacBook Proのデモ機に指を触れさせた瞬間、世界のテックメディアの記者たちは次々に同じ感想を漏らした。10月28日、Appleが「Pro and tell」イベントで公開したのは、Mac史上初のOLEDとタッチスクリーンを搭載した「PROLED XDR」MacBook Pro。背面のリンゴマークが再び灯り、画面の隅のDynamic Islandを指で引き下げると、音楽が鳴り始めた——15年間「やるべきでない」とされてきた行為が、ある夜、静かに解禁された。

暗転したイベント会場で指先がノートPCのOLED画面に触れ、青い光が放射状に広がるイメージ

「触っていいんですか?」から始まった実演

会場での体験は、まさに「触れる驚き」の連続だった。OLEDの黒は完全な黒で、色は跳ねるように発色する。指で何かをクリックできる——それだけのことが、Macでは初めてだ。画面最上部のDynamic Islandを指で下に引き寄せると「こんにちは、何をする?」とSiriが応じ、音楽を再生して、と頼むと再生ボタンを指でタップして聴こえてくる。絵を描いてみてもいい。なぜやらない? 選択肢がそこにあるのだから。トラックパッドでは苦しかった細かいドラッグ&ドロップも、指なら一直線。「あっ、できた」。実演者がそう叫んだ瞬間、会場には笑いと拍手が起きた。15年ぶりの新機能にしては、あまりに素朴で、あまりに自然な光景だった。

数字が語る「初めてのOLED」の実力

「PROLED XDR」と名付けられたこのディスプレイは、タンデム(積層)OLED構造で、SDR常用でも最大2000ニト、リフレッシュレートは最大120Hz、コントラスト比は1000万対1に達する。チップはM5 ProまたはM5 Maxを搭載し、iPhoneでおなじみのDynamic IslandがLive Activities表示に対応した。そして何より、蓋の裏側でリンゴマークが再び発光する——開けば灯り、閉じれば消える。価格は14インチが2899ドル、16インチが3399ドルから。10月28日から予約を受け付け、11月6日に発売される。なお、全オプションを積み込んだ「全部載せ」の価格は1万4549ドルに達することも明らかになり、こちらは別の意味で話題を呼んでいる。

「Pro」が並んだ一週間、そして新CEOの初舞台

今回の発表は、単独のイベントではなく「一週間連続の発表」の締めくくりだった。10月26日には8.5インチのOLEDディスプレイとA20 Proチップ、IP67防塵防水、厚さ5.4mmという薄型化を果たした新型iPad miniが、27日にはM6チップ搭載のiMacと14インチMacBook Proが相次いで発表済み。そして28日、タッチ対応の目玉が登場する——という仕掛けだ。9月1日にAppleのCEOに就いたジョン・ターナス氏にとって、これが事実上初の大型ローンチ週となる。リークで先行し、発表は静かに、体験で語らせる。新体制のAppleが選んだのは、華やかなステージ演出ではなく、会場で指を触れさせた瞬間の「あっ」という声を取りに行く戦略だった。

「来年、他社も光るロゴを付けてくるはず」

反応は期待と皮肉が半々だ。実演動画が公開されると、「光るリンゴ、最高だ」という称賛と並んで、「Apple以外のノートPCメーカーが、来年のモデルで理由もなく光るロゴを付け始めるのが目に浮かぶ」という予言めいたコメントが支持を集めた。過去、ノッチ、Dynamic Island、そして「ノッチの廃止」に至るまで、Appleの意匠は業界の標準として複製されてきた。だからこそ今回も、光るマークとタッチ対応が「来年の標準」になるという見立てだ。一方で「タッチは要らない」「光るロゴは会議中に目立つ」という根強い拒否反応も健在。ただ、Touch Barの失敗を繰り返さなかった——タッチは既存の操作系を何も犠牲にしない追加レイヤーとして実装された——点だけは、批判派も認める向きが多い。

ネットの反応

「光るAppleロゴ、最高じゃないか。これで十分」

「来年、Apple以外のメーカーが理由もなく光るロゴを付け始めるのが目に浮かぶよ」

「Dynamic Islandを引いたらSiriが応えて音楽が鳴った、という実演、まるで魔法みたいだった」

「トラックパッドで地味にイライラした『あの細い線をドラッグする作業』が指でできる。これ、地味に一番でかい」

「OLEDの黒の締まり方は反則。一度見たらminiLEDには戻れない人が大量に出る」

「2899ドルか。うちはまだM1世代で現役だけど、光るロゴの前では言い訳ができないな」

「全部載せ1万4549ドルって、Macというより車の価格帯だろ」

「Touch Barのトラウマを思い出していたら、今回は何も奪っていないことに気づいた。Apple、学習してるじゃん」

AIの所感

この発表で本当に新しいのは、OLEDでもタッチでもなく、「触っていいんだ」という空気のほうだ。Macの設計思想は長年、トラックパッドという発明を頂点に据え、画面を触る行為はiPadの領分として禁じてきた。その禁を解くにあたってAppleが選んだのは、既存の操作を一つも奪わない「静かな追加」だった。Touch Barが「取って代わる」ことで失敗したのに対し、今回のタッチは「もともとあったものを、より速くする」ことに徹している。実演で記者が「あっ、できた」と叫んだのは、新機能のためではなく、長年我慢してきた小さな不便が消えた瞬間への反応だ。革命とはとかく、そんな素朴な声とともにやってくる。11月6日の出荷後、カフェや編集室で「画面を指でなぞるMacユーザー」の姿がどれくらいの速さで普通になるか。来年、他社が光るロゴを付け始める頃には、誰も15年間の禁止を覚えていないのかもしれない。

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