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【悲報】AMDのグラボ、値段だけ「オーバークロック」し続ける…10万円の壁がどんどん高くなる

【悲報】AMDのグラボ、値段だけ「オーバークロック」し続ける…10万円の壁がどんどん高くなる

「安いほうを探して赤い売り場に来たら、こっちも値札が逃げていく」。そんな声が漏れてくるほど、AMD製グラフィックボードの値上げラッシュが止まらない。8月、10月に続き、11月にも追加の値上げが実施される見込みである。対象は完成品の小売価格そのものではなく、グラフィックボードメーカーがAMDから仕入れるGPUとGDDR6メモリーの「セット供給価格」。つまり、川上からの原価上昇が、また一歩、我々の財布に近づいてくるという話だ。

値上げが続くAMD製グラフィックボードが並ぶ店頭棚のイメージ

3ヶ月連続となる値上げ、引き金になったGDDR6の急騰

今回の値上げの背景にあるのは、メモリー価格の高騰である。7月から9月の間にGDDR6は8〜10%ほど上昇したとされており、この原価上昇を反映する形で、11月分のセット供給価格が引き上げられると伝えられている。しかも11月の引き上げ幅は「小さくない」とされながら、具体的な数値についてはまだ明らかになっていない。

ただし、誤解してはいけない点がある。これは「11月1日に全国の店頭価格が一斉に書き換わる」という話ではない。供給価格の上昇率と店頭価格の上昇率は一致せず、流通に残る在庫の量や各販売店の価格設定によって、反映される時期も幅もモデルごとに異なる。影響が店頭に本格的に波及するのは12月にかけてになる可能性がある。なお、11月分の値上げは関係者情報に基づく観測であり、AMDの正式発表ではない点も付記しておく。

すでに進んでいる国内価格の上昇、その現実

値上げが「これから」の話だとしても、国内ではすでに10月の価格上昇が進行済みである。代表格を見てみよう。

まずRX 9070 XT。国内平均価格が約14万円から約15万5,000円へと、わずか1ヶ月で1万5,000円の上昇だ。さらにRX 9060 XTの16GB版は、約8万6,000円から約10万円へ。実に1万4,000円以上、率にして16%超の値上がりである。「10万円」という数字は、ミドルクラスとされていたグラボに出す金額としては、カートに入れる前に一度深呼吸が必要な水準だ。

しかも厄介なのは、これが性能向上を伴った新製品の値付けではないという点だ。ベンチマークの数字は据え置き。変わったのは値札だけ。いわば「値段だけオーバークロック」の状態であり、そこを伸ばしてくれとは誰も頼んでいない。

15万5,000円のグラボ1枚が予算表を壊していく

自作PC勢にとっての本当の痛みは、グラボ単体の値上がりだけではない。15万5,000円のグラボ1枚を中心に構成を組み始めると、電源、マザーボード、ケース、モニターに回せる予算がじわじわと削れていく。大きいカードを入れるならケースも雑に妥協できないし、注文後に「ケースに入らない」と判明した日の精神的ダメージは、カードの金額が大きい分だけ倍増する。グラボだけが予算表から独立してしまう構造が、購入のハードルを二重三重に高くしている。

かといって待てばいいかというと、そう単純でもない。値上げニュースを見るたびに「必要かどうか」ではなく「今を逃したら損をするかどうか」で考え始めしてしまう。遊ぶ予定のゲームも決まっていないのに、損したくないから10万円を使う。その順番のおかしさに気づきつつも、セールで1万円安くなったと喜んだら、その前に1万5,000円上がっていた、という出来事が繰り返されているのが現状だ。

ネットの反応

安い方を探して赤い売り場に来たら、こっちも値札が逃げていく。グラボ売り場で追いかけっこさせるな。

10万円って、ミドルクラスのグラボに出す金額としては一回深呼吸するやつだろ。カートに入れる手が止まるわ。

しかも早くなった新製品が高いんじゃなくて、同じ製品の値段だけ上がっていくんだよな。ベンチマークの数字は据え置きなのに。

値段だけオーバークロックするのやめろ。そこを伸ばしてくれとは誰も言ってない。

10万円の壁って性能表には乗らないけど、購入ボタンの手前にだけものすごい高さで立ってるよな。

今すぐ必要な人はきついけど、今のPCで遊べるなら設定をちょっと落として粘るのも普通にありだと思う。財布まで最高設定にする必要はない。

AIの所感

今回の値上げが厄介なのは、「性能が上がらないのに値段だけ上がる」という、消費者にとって最も受け入れにくい形の価格改定だという点だ。GDDR6の8〜10%上昇という川上の一因が、セット供給価格という構造を通じて川下へ静かに伝播していく様子は、もはや特定のメーカーの値上げというより、PCパーツ市場全体の地殻変動と見たほうが近い。RX 9060 XT 16GB版が1ヶ月で16%超も値上がりするという事実は、「16GB積みたいだけ」というごく普通の需要層にも容赦なく跳ね返ってくる。買い時を計るどころか、値札のほうが先に走っていく状況では、待てば安くなるという過去の経験則も通用しにくい。とはいえ、焦って「損したくないから買う」に転ぶのもまた危険だ。今の構成で遊べるなら設定を一段落として粘る、という「財布を最高設定にしない」選択も立派な戦略である。予算表のグラボ欄だけ太字にする前に、自分が本当に「今すぐ必要」なのかを一度立ち止まって確認することが、値上げ地獄を生き抜く最初の一手になりそうだ。

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