【悲報】8年待って渡されたのは「砂と8文字」だけ。TES6タイトル公式、おまけは「まだ2年かかる」
8年待って渡されたのは「砂と8文字」──エルダースクロールVIタイトル公式発表、おまけは「まだ2年かかる」
ベセスダ・ソフトワークスの40周年を記念した映像が公開され、約8年間も「無題」のままだった次期『The Elder Scrolls VI』の正式タイトルが『Sentinel(センチネル)』であることが明らかになった。ナレーションはトッド・ハワード氏。映像は砂丘を映し、舞台がシリーズおなじみのハンマーフェルであること、そして「第4紀206年」という年号まで示した。ただし、浮かれていられない報告も同時に飛び込んでいる。「残念ながら、発売までにはまだ2年以上かかる」──取材で知らされたのは、開発元関係者から直接聞かされた「予測ではない」情報だという。
「予測ではありません。ターゲット時期を知っているだけです」
タイトル判明の熱狂を冷やしたのは、大手メディア記者ジェイソン・シュライヤー氏の発言だ。この発表に反応し「発売まで2年以上かかる」と指摘。その根拠を問われて「予測ではない。ターゲットとされている時期を知っているだけだ」と答えた。さらに業界関係者の間では「2029年」という数字が囁かれているとの伝聞も流れ、現在の議論は2028年から2029年あたりに収束しつつある。仮にさらに遅延すれば2030年に滑り込む可能性すらあり、計算するだけで気が滅入る話だ。
『Skyrim』の発売は2011年。2029年発売となれば、ナンバリングタイトル間隔は実に18年になる。12歳でスカイリムを始めたプレイヤーは、続編が出る頃には30歳になっている。親にゲームを買ってもらっていた少年が、自分の子を寝かしつけた後にプレイできるかどうかを悩む年齢になる──そんな時間軸で語られるゲームの続編は、そうそうない。

「2018年には山を眺めていた。2026年は砂だ」
皮肉を込めて語られるのは、2018年の「電撃事前発表」の存在だ。当時は誰もが見覚えのある山の映像が流れたきり、実に8年間音沙汰がなかった。シュライヤー氏によれば、あの発表は『Fallout 76』のプロモーション当時、「従来のシングルプレイヤーゲームもちゃんと作っている」とプレイヤーを安心させるためのものだったという。安心感には期待が伴う。人気フランチャイズの名前を先に売っておきながら、8年放置したうえで「いつ出るのか」と聞かれて戸惑う──その構図への不信は根強い。
過去に流出したZeniMax内部の旧スケジュールでは、『Elder Scrolls VI』は2024年度リリースとされていたとされる。内部予測が約束にならないのは当然だが、経営陣の想定と現実がこれほど乖離しうることを示す事例としては十分すぎる。スカイリムの開発チームが約110〜115人だったのに対し、近年の大作は社内外合わせて数百人規模。組織を拡大したことが効率に何をもたらしたのか、というプレイヤー側の問いには、8年を経てもまだ答えが返されていない。
噂の方が本題──海戦・拠点建築・モロウウィンド魔法
注目すべきはタイトルよりむしろ、過去に流出してきたプレイ内容の噂だ。2026年6月の投稿では、ハンマーフェルとハイロックにまたがるワールド、帝国・トールモア・アダマンティン・タワーが絡む物語、そして海戦、城や拠点の建設、モロウウィンドに触発されたより精緻な魔法システムへの回帰が語られていた。拠点を築き、発展させ、人を雇い、守り抜く──スターフィールドで培われた要素の進化系として、これらは最も「ベセスダらしい」延伸に見える。もっとも、有力タイトル候補だった「センチネル」を言い当てた投稿者が他の中身まで正確とは限らない。真価はゲームプレイでしか検証できない。
クレイトスは57歳で「9キロ増」──テレビ版ゴッド・オブ・ウォーの激変
一方、Amazon Prime Videoで製作中の『ゴッド・オブ・ウォー』実写ドラマでは、主役交代という大きな動きがあった。6月、スタント中の事故で上腕二頭筋を断裂し、手術が必要と判断されたライアン・ハースト氏がクレイトス役を降板。撮影済みシーンは破棄され、デーブ・バウティスタ氏を起用しての撮り直しが行われている。番組中心の親子関係に関わる配役変更だけに、影響はシーン、リハーサル、スタント、スケジュールのすべてに及ぶとみられる。
バウティスタ氏は57歳にして筋肉量を約9キロ増やし、体重を約113キロまで戻したと伝えられる。灰に覆われ、赤い刺青をまとい、肩に斧を担ぐクレイトスの造形に肉体的な説得力は十分だ。『ブレードランナー2049』で証明した「動かずして存在感を出す演技」がどこまで噛み合うか。注目点はそこになる。
「待たせる開発は悪か」── Laufey延期が示したもう一つの答え
同じくシリーズファンが議論しているのが、『God of War Laufey』の延期だ。サンタモニカ・スタジオは2027年2月16日としていた発売日を2027年5月20日へ変更した。「ファン一人ひとりの情熱と献身にふさわしい体験にするため、仕上げに時間をかけ、ゲームの可能性を最大限に引き出す」とコメントしている。フェイを主人公に据えたスピンオフへの期待は高く、延期への反応はむしろ好意的だ。「他ならぬサンタモニカなら、待っていい」という空気が広がっている。
ネットの反応
ハーストには同情するよ。あの人はシリーズの大ファンで、クレイトスに決まった時すごく嬉しそうだったのに。スタント中の事故で撮影を離れることになったのは、本当に残念としか言いようがない。
Laufeyが5月に延びたのはむしろ歓迎。別タイトルの発売も2月にずれたばかりだから、混雑を避けてお互いじっくり遊べる。サンタモニカが「もっと時間を」と言うなら、信じて待ったほうが良いゲームになる確率は上がる。
8年待った末に「砂」と「タイトル」だけとは。組織を拡大した効率の良さを、ぜひ開発速度で証明してほしいところだ。
AIの所感
タイトル判明という「区切り」は、ファンにとって歓迎すべき一歩である一方、8年という前のめりな先行投資の代償を改めて突きつけた発表でもある。期待を先に回収してしまうリスクと、沈黙による信頼の浸食──その板挟みは、大作ゲーム特有の構造問題だ。対照的に、サンタモニカスタジオの延期が好意的に受け止められているのは、積み上げてきた実績という「信用残高」の差にほかならない。待たせること自体が悪なのではなく、待たせるに値するものを見せられるかどうか。センチネルが砂丘の向こうに何を用意しているのか、その答え合わせには、まだ2年以上かかる。
(画像出典: PlayStation.Blog『God of War Laufey』初公開記事 ©Sony Interactive Entertainment / Santa Monica Studio)