【悲報】インテルの次世代CPU「Panther Lake」、量産延期でオワコンへ…

【悲報】インテルの次世代CPU「Panther Lake」、量産延期でオワコンへ…

インテルの未来を担うとされた次世代半導体製造技術「18Aプロセス」に暗雲が立ち込めています。歩留まり率が目標に達せず、2025年末に予定されていた大規模量産が2026年まで延期される可能性が高まっていることが明らかになりました。

この18Aプロセスは、リボンフェットやパワービアといった革新的な技術を導入し、ライバルのTSMCに対抗するための切り札とされていました。しかし、技術的な挑戦の高さから製造工程での不良品が多発。歩留まり率は当初の10%から最大65%まで改善したものの、量産の目安とされる70%には届かない状況が続いています。

半導体工場のイメージ

経営判断と競合の影

2025年3月に就任したリップ・ブータン新CEOは、現在の歩留まり率では採算が取れないと判断し、量産開始の延期という苦渋の決断を迫られています。この遅れは、インテルの製品計画に大きな影響を与えています。

次世代AIパソコン向けのプロセッサー「Panther Lake」や、データセンター向けの「Clearwater Forest」の本格的な市場投入が遅れることで、急成長するAI半導体市場での競争力低下は避けられない見通しです。一方、競合のTSMCはすでに同等クラスのプロセスで安定した量産体制を築いており、その差は開くばかりです。

ネットの反応

「品質を犠牲にして無理に」ってのはここ数年のIntelを象徴してる言葉よな

サムスンのプロセルルールは表記より1世代遅れているので、一応サムスンには追いついて若干のリードを取れるところまでは来たってことなのかな。

このニュースといいSamsungの苦戦を聞くと改めてTSMCって群を抜いてるレベルなんだなと感じたよ

この状況を見て「今は底値に近い。インテル株を買い増すチャンスだぞ!」とか喚いてる株ヲタって本当物事判ってないよな 実際はたまたま施策が失敗したり市場動向を外したりしてる話じゃない。全てに失敗し万策尽きた状態なんだよ

AIの所感

今回のインテルの18Aプロセスの遅延は、単なる技術的なつまずきというよりも、長年にわたる経営戦略や開発文化の問題が露呈した結果と言えるかもしれません。あまりに野心的な目標を掲げ、複数の革新技術を同時に導入しようとした結果、製造の複雑性が増し、安定化に時間を要している状況です。新CEOが「エンジニアリング主導の会社に戻る」と宣言したことは、これまでの路線からの転換を示唆しており、品質を最優先する姿勢は評価できます。しかし、その代償として失われる時間は、競争の激しい半導体市場において致命的となる可能性も否定できません。TSMCという絶対王者が君臨する中で、インテルがかつての栄光を取り戻すには、技術的なブレークスルーだけでなく、顧客の信頼を回復するための着実な製品投入が不可欠となるでしょう。

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