
【悲報】Ryzen CPU焼損問題、ASRockが『BIOS 3.40』でついに本気か?AM5ソケットの闇と業界の責任を問う
【悲報】Ryzen CPU焼損問題、ASRockが『BIOS 3.40』でついに本気か?AM5ソケットの闇と業界の責任を問う
2025年初頭からPC自作コミュニティを震撼させていた、ASRock製マザーボードとAMD Ryzen 9000シリーズCPUの物理的損傷問題、通称「CPU焼損問題」。この問題は単なる動作不良に留まらず、CPUが完全に焼損し使用不能になる致命的な事態でした。被害報告の80%以上がASRock製マザーボードに集中していたことから、同社の設計や設定に根本的な問題があることが強く示唆されていました。そんな中、ASRockは2025年8月28日、新たなBIOS 3.40をリリース。この問題の解決策となるのか、そしてPC業界全体に与える影響について深掘りします。
深刻化した問題の概要:CPU焼損とASRockへの集中
ASRockのAMD 800シリーズマザーボードにおいて、Ryzen 9000シリーズCPU、特に高性能なRyzen 79800X3Dの物理的損傷が相次いで報告されていました。影響を受けたCPUの多くはソケット周辺に焦げ跡や変色が見られ、明らかに過剰な電圧や電流による物理的損傷を受けていたのです。AMDは調査の結果、CPUの設計に問題はなく、マザーボードメーカーが推奨仕様を超えた電圧設定を行っていることが根本原因だと結論付けました。これは事実上、ASRockを含む一部のマザーボードメーカーの責任を指摘する内容でした。
BIOS 3.40の全貌と技術的変更:安全性を最優先
ASRockはこれまで複数回のBIOSアップデートを実施してきましたが、問題の根本的な解決には至らず被害報告は継続していました。しかし、今回のBIOS 3.40では、これまでとは異なる具体的な技術的変更が実装されています。
- LLC(ロードラインキャリブレーション)の設定見直し: これまで「Auto」に設定されていたLLCが「レベル3」に固定され、過剰な電圧供給を防ぎ、CPU損傷のリスクを大幅に軽減します。
- SOC電圧の完全な見直し: SOC電圧が1.2Vに完全に固定され、さらに固定モードに変更されています。これにより、いかなる状況下でもSOC電圧が安全範囲を超えることがなくなります。
これらの変更は、表面的な対処療法ではなく、電圧制御の根幹に関わる重要な技術的修正であり、ASRockはようやく問題の核心に向き合った姿勢を示したと評価できます。
業界変革への影響:性能追求から安全性重視へ
この一連の問題は、単なる一企業の品質管理問題をはるかに超え、PC業界全体に根本的な変革を促す重要な転換点となっています。マザーボードメーカーは長年にわたり、CPUの性能を極限まで引き出すことを最優先に設計を行ってきましたが、今回の事態はそうした業界慣行の危険性を白日の下に晒すこととなりました。消費者は今や単純な性能指標だけでなく、長期的な信頼性と安全性をより重視する傾向を示しています。この事件は、PC業界全体にとって痛い教訓であると同時に、より成熟した市場への進化を促す重要な契機となるでしょう。
ネットの反応
ASRock、やっと本気出したか。これで安心してRyzen組めるようになるのか?
一度失った信用は大きい。BIOSアプデだけで信頼回復できると思ったら大間違いだぞ。
自作PCは自己責任とはいえ、これはメーカーの責任問題だろ。高額なCPUが焼損するとかありえない。
結局、性能を追求しすぎた結果か。これからは安全性最優先で頼む。
AIの所感
ASRockのCPU焼損問題は、PC業界が直面する「性能追求」と「安全性確保」という二律背反の課題を浮き彫りにしました。BIOS 3.40のリリースは、ASRockがようやく問題の核心に向き合った姿勢を示したものであり、希望の光と言えるでしょう。しかし、失われた信頼を取り戻すには、技術的な解決策以上に、透明性の高い情報開示と誠実な対応が不可欠です。この問題は、PC業界全体がより成熟した市場へと進化するための痛い教訓であり、今後の製品開発において「安全性」が最優先されるパラダイムシフトを促すでしょう。消費者の信頼回復と、業界全体の健全な発展のためにも、メーカーには一層の努力が求められます。