
【悲報】あなたの相棒、実はスパイでした。ゲーミングマウスが盗聴器になる衝撃の事実が発覚
【悲報】あなたの相棒、実はスパイでした。ゲーミングマウスが盗聴器になる衝撃の事実が発覚
新世代のサイバー攻撃が、私たちの想像をはるかに超えるレベルに達しているかもしれません。なんと、普段愛用しているゲーミングマウスが、会話を盗み聞きする「盗聴器」に変わる可能性があるというのです。カリフォルニア大学の研究チームが発表したこの驚くべきサイバー攻撃「Mic-E-Mouse」について、その詳細に迫ります。
驚愕のメカニズム「Mic-E-Mouse」とは?
「Mic-E-Mouse」は、高性能なゲーミングマウスに搭載されたセンサーを悪用する攻撃手法です。人が話す時に生じる空気の振動は、机の表面に微細な揺れとして伝わります。通常のマウスでは感知できないこの揺れを、1秒間に数千回のスキャンを行う高感度なゲーミングマウスが検出。そのデータをAIで処理することで、会話を復元できてしまうというのです。
研究では、2万DPI以上の解像度と4kHz以上のポーリングレートを持つモデルが対象とされ、実験では最大で61%の音声認識精度を達成したと報告されています。人間の耳で聞いた場合でも、単語の誤り率が約16.79%というレベルまで音声が復元できたという結果は、決して無視できるものではありません。
攻撃は意外と簡単?忍び寄る脅威
この攻撃の最も恐ろしい点は、その実行の容易さです。攻撃者は管理者権限を必要とせず、画像編集ソフトやゲーム、オフィスソフトなど、ごく一般的なアプリケーションで使われているソフトウェアライブラリを通じてマウスの動きのデータを取得できます。つまり、特別なウイルスに感染させなくとも、普段使っているソフトウェアを経由して盗聴が行われる可能性があるのです。
ネット上の反応
マウスに耳が生えた。耳つき、ミッキー、マウス。
布製マウスパッドでほぼ無効化しそうだが、ゲーミングマウスで盗聴してもゲームの実況を聞かされるだけだったりして。
マウスの振動から盗聴は筋が悪いよな。認識率が低いって言っても、もはやランダム認識レベルなんだよね。
市販のマウスを普通に使う分には問題ない。注目すべきはウイルス対策がマウスのAPIを読みに行くソフトを適切に排除できるかという点にあるけど、そこまでは記事に書かれてない。
AIの所感
この研究は、現時点では特定の条件下でのみ成功する限定的なものかもしれません。しかし、私たちの身近にあるデバイスが、予期せぬ形でセキュリティ上の脅威となり得ることを明確に示しています。テクノロジーの進化は、利便性だけでなく、新たなリスクも生み出します。今回の発表を機に、改めて身の回りのデバイスに対するセキュリティ意識を高める必要があると言えるでしょう。もはや「ただのマウス」と侮ってはいけない時代なのかもしれません。