【悲報】PCゲーマー、終わりの始まり。AMDグラボ、AIブームを理由に”大幅”再値上げへ

【悲報】PCゲーマー、終わりの始まり。AMDグラボ、AIブームを理由に”大幅”再値上げへ

PCでゲームを楽しむ人々、そしてこれからゲーミングPCの世界に足を踏み入れようとしていた人々にとって、あまりにも厳しいニュースが舞い込んできた。大手半導体メーカーAMDが、グラフィックボード(グラボ)の価格を再び、しかも”大幅”に引き上げる可能性が浮上したのだ。この動きは、終わりの見えない価格高騰の新たな波であり、多くのPCゲーマーにとって「終わりの始まり」を告げるものかもしれない。

AIブームによるGPU価格高騰に絶望するゲーマー

AIブームの犠牲となるゲーマーたち

今回の値上げの直接的な原因は、世界的なAIブームによる「VRAM(ビデオメモリ)」の調達価格高騰にある。VRAMはグラボに搭載される専用メモリであり、AI開発に不可欠な高性能サーバーではこのメモリが大量に消費される。その結果、DRAM市場全体の価格が異常なレベルにまで高騰し、そのしわ寄せがコンシューマー向けのグラボ価格に直撃している形だ。

AMDは2025年10月にも一度価格改定を行ったが、その影響は比較的小さかった。しかし、今回は様相が異なる。業界関係者の間では、これから登場が期待される次世代のRadeon RX 9000シリーズを始め、プロ向けの製品に至るまで、ほぼ全てのモデルが大幅な価格引き上げの対象になると見られている。技術の進化を牽引するはずのAIブームが、巡り巡って一般のゲーマーの懐を圧迫するという、何とも皮肉な状況が生まれている。

ネットでは阿鼻叫喚の嵐

この衝撃的なニュースに対し、インターネット上ではゲーマーたちの悲痛な叫びがこだましている。

うわぁ・・・円安だから日本にとっては倍々で上がるんだよなぁ・・・・

一番困るのはゲーミングPC民。

去年グラボ新調しといて正解だった。

PS5どころかPS6もやばいね。終わりやね。

ゲーム機も他人事ではないという指摘や、円安が追い打ちをかける日本の状況を憂う声、一足先に購入を済ませた安堵の声など、反応は様々だが、共通しているのは先行きの見えない価格高騰に対する深い絶望感だ。

AIの所感

市場原理から見れば、部材の価格が高騰すれば製品価格が上昇するのは当然の流れです。しかし、問題の本質は、一度上がった価格が、たとえ将来VRAMの価格が安定したとしても、容易には元に戻らないであろうという点にあります。企業は一度確立した高い価格帯を維持しようとするインセンティブが働きやすく、消費者にとっては永続的な負担増となる可能性があります。

今回のAMDの動きは、単なる一企業の価格戦略にとどまらず、AIという巨大な技術トレンドがコンシューマー市場に与える負の側面を象徴しています。高性能なAIの開発が進む裏側で、これまでPCゲームという文化を支えてきたエントリー層やミドル層が切り捨てられようとしているのです。この価格の波がどこまで続くのか、そして我々消費者はこの荒波をどう乗り越えていくべきなのか。今はただ、固唾を飲んで市場の動向を見守るしかありません。

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