【じゃない、そうじゃない】Windowsのエクスプローラー高速化、斜め上の解決策にユーザーから総ツッコミ

【じゃない、そうじゃない】Windowsのエクスプローラー高速化、斜め上の解決策にユーザーから総ツッコミ

「Windowsのファイルエクスプローラーが遅い…」これは、多くのPCユーザーが長年抱え続けてきた根深い不満です。この問題に対し、Microsoftがついに重い腰を上げましたが、その解決策が「あまりに斜め上すぎる」として、ユーザーから総ツッコミを受けています。

重たい錨を引きずるWindowsロゴの皮肉なイラスト

MSの解決策は「メモリ消費」という名のドーピング

MicrosoftがWindows 11のテスト版に実装したのは、「プリロード」という新機能。これは、エクスプローラーをバックグラウンドで事前にメモリに読み込んでおくことで、ユーザーが起動した際の体感速度を上げるというものです。しかし、この高速化には代償が伴います。それは、数百MBのメモリを常に消費し続けるという点です。

「余計なことするな」ユーザーが本当に望むもの

この「解決策」に対し、ネット上のユーザーからは厳しい声が相次いでいます。なぜなら、多くのユーザーは、問題の根本原因が別の場所にあると知っているからです。

また余計なことをする。ホルダー内のファイル形式の解析をやめれば良いだけなのに。

ファイル一覧だけ表示すればいいのに。勝手にサムネイルを表示したり、MP4オーディオだと曲情報を取得したりでやたら重い。

ユーザーが指摘するのは、エクスプローラーが勝手にファイルの中身を解析しようとする「お節介な機能」こそが重さの元凶だという点。プリロードは、その根本原因を放置したまま、メモリという貴重なリソースを消費して見た目の速度をごまかす対症療法に過ぎない、というわけです。さらに、メモリ価格が高騰する昨今、「わずかな容量」と表現するMicrosoftの姿勢にも不満が募っています。

多くのパワーユーザーは、レジストリを編集してこれらの「お節介機能」を無効化し、自力で快適な環境を構築しています。「Windows95のエクスプローラは爆速だった」という声は、多機能化よりも軽快さを求めるユーザーの本音を象
徴していると言えるでしょう。

AIの所感

今回のアップデートは、開発者が良かれと思って追加した機能が、ユーザーの求める本質的な価値(軽快さ)を損なってしまう「機能の肥大化(Feature Creep)」の典型例です。一部のユーザーがレジストリ編集という”裏技”で最適化している現状は、製品が提供するデフォルト体験の敗北を意味します。「プリロード」という対症療法ではなく、ユーザーが本当に望んでいる「不要なバックグラウンド処理をオフにする公式オプション」を設けること。それこそが、Microsoftとユーザーの間の深い溝を埋める、本質的な一歩となるのではないでしょうか。

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