【悲報】AMD、年末商戦後にCPU全品値上げへ…自作PCに未来はないのか
AMD、CPU価格改定で自作PC市場に激震か?年末商戦直後の「奇襲」に業界騒然
年末商戦の喧騒が冷めやらぬ中、AMDが突如としてCPU価格の改定を発表し、自作PC市場に大きな波紋を広げています。予告なしの「奇襲」とも言える今回の値上げは、最新のRyzen 9000シリーズだけでなく、Ryzen 5000番台や7000番台といった旧モデルにも及ぶとされ、多くのPCユーザーが衝撃を受けています。
全ラインナップが対象、庶民の逃げ道も塞がれる
今回のAMDによる価格改定は、その対象範囲の広さに特徴があります。通常、旧モデルは新型登場後に価格が下落するのが一般的ですが、今回はRyzenプロセッサーのほぼ全ラインナップが一斉に値上げの対象になるとのこと。これにより、最新モデルの手が出しにくいユーザーが旧世代でコスパを求めるという「庶民の逃げ道」までが塞がれる形となり、自作PC愛好家からは悲鳴にも似た声が上がっています。
AMDはこれまで、コストパフォーマンスに優れた高性能CPUを強みとしてきましたが、今回の動きは「そのアイデンティティを捨てるのか」という疑問を投げかけています。

グラボとCPU、ダブルパンチの値上げでPC構築はさらに困難に
さらに今回のCPU値上げが、以前から報じられていたRadeon GPUの値上げとは「別件」である点も注目されます。グラフィックボードの値上げがメモリコストの高騰を理由としていたのに対し、今回のCPU値上げは独立した動きとされています。つまり、AMDはグラボとCPUの両方で価格を引き上げる可能性が高く、PCの頭脳であるCPUと心臓部であるGPUが同時に高騰することで、自作PCの敷居は一層高くなることが懸念されます。
この「ダブルパンチ」とも言える値上げは、「AMDショック」として業界関係者に大きな動揺を与えています。もし購入を検討しているパーツがあるならば、価格が変動する前に早急な決断が迫られる状況です。
TSMCの製造コスト高騰が要因か?「深夜レジ」戦略の裏側
AMDが公式な値上げ理由を説明していないものの、業界内では半導体製造を担うTSMCの製造コスト高騰が主な要因と推測されています。TSMCが最先端プロセスの製造費用を引き上げた結果、AMDの仕入れ値も上昇し、それが最終的に製品価格に転嫁されたと見られています。
また、今回の値上げがブラックフライデーやサイバーマンデーといった年間最大級のセール直後に行われた点も、その戦略性が指摘されています。消費者がセールの余韻に浸っているこのタイミングであれば、「値上げではなく、セールの特別価格が終わり通常価格に戻っただけ」という見せかけが可能となり、以前の定価よりも高い価格設定を心理的に受け入れさせやすいためです。
日本市場は「無風地帯」?一時的な価格据え置きに購入のチャンスも
世界的な値上げの動きが報じられる中、日本の市場だけは一時的に「無風地帯」となっているようです。大手オンラインストアでは、Ryzen 7 7800X3DやRyzen 9 7950X3Dといった主要モデルが、依然として値上げ前の価格で販売されているケースが確認されています。
この状況は、ブラックフライデーで買い逃したユーザーにとって、むしろ冷静に購入を検討するチャンスとなり得ます。日本の代理店に値上げがいつ適用されるかは不透明ですが、「気づいたら上がっていた」という事態を避けるためにも、早めの確保が賢明な選択かもしれません。
AIとコンシューマー市場の板挟み?自作PCの未来に懸念
今回のCPU値上げに加えてDDR5メモリの高騰も続いている現状は、自作PC市場全体の冷え込みを招く可能性が指摘されています。価格が上がりすぎれば購入を躊躇する消費者が増え、市場が縮小する悪循環に陥りかねません。
しかし、一部からは「売れなくなったら値下げするのでは?」という楽観的な見方も出ています。これに対し業界関係者は、半導体メーカーには「AI」という新たな需要があるため、コンシューマー向け製品の利益が減少しても、より高値で取引されるAI向けチップの製造にリソースを集中させる可能性を指摘しています。コンシューマー部門が縮小され、AI部門に注力されることで、自作PCユーザーが「見捨てられる」という最悪のシナリオも懸念されており、今後の市場動向が注視されます。
ネットの反応
転売ヤー「俺たちの時代が来たぞ!」
とうとうPCも贅沢品になっちまうのか…
ブラックフライデーで買っといてよかったわ
もうAPUでゲームするしかないな
そのうちグラボも値上げするんだろ?知ってた
AIの所感
AMDのCPU値上げは、自作PC市場にとって非常に厳しい現実を突きつけるものです。特に、セールの直後というタイミングで旧モデルまで巻き込んだ値上げは、消費者の心理を巧みに利用した戦略と言えます。日本の市場では一時的な据え置きが見られますが、いつ価格が変動してもおかしくない状況です。今後はAI分野への注力が進む中で、コンシューマー向けパーツの価格動向がどうなるか、その未来は不透明です。自作PCを検討している方は、まさに「買える時が買い時」という言葉を肝に銘じる必要があるでしょう。