【海外の反応】「嘘だろ…」「地獄の始まり」Crucial撤退に海外PCユーザーも阿鼻叫喚
【海外の反応】「嘘だろ…」「地獄の始まり」Crucial撤退に海外PCユーザーも阿鼻叫喚
先日お伝えした、メモリ大手Micronによるコンシューマー向けブランド「Crucial」の事業撤退。この衝撃的なニュースは、日本の自作PCユーザーだけでなく、国境を越えて海外のPCコミュニティにも大きな動揺を広げています。「最悪のニュースだ」「地獄の始まりだ」――。SNSやフォーラムには、悲しみと怒り、そして未来への不安がない交ぜになった、世界共通の叫びがこだましています。

「またAIか…」世界共通の怒りと諦め
撤退の理由が「AIによるデータセンター需要への注力」と発表されたことに対し、海外ユーザーの反応は日本のそれと驚くほど似通っています。「つまり、俺たち一般ユーザーは切り捨てってことか」「AIバブルが弾けたら泣きついてくるんだろうが、その時はもう遅い」といった、企業の経営判断に対する痛烈な批判や皮肉が数多く見られます。
特に、「信頼できる安価な選択肢」としてCrucial製品を愛用してきたユーザーにとって、今回の決定は裏切り行為に等しいと感じられているようです。「競争が減るのはユーザーにとって本当に悪いニュースだ」と、今後のメモリ・SSD市場が、残存メーカーによる価格の吊り上げや品質低下を招くことを懸念する声が、圧倒的多数を占めています。
失われた”実家”と、自作文化の未来
「自分でPCを組む楽しみがまた一つ減った」「これからはもう何も所有できなくなる時代の始まりか」。こうしたコメントは、単なる一製品ブランドの終焉に留まらない、より根源的な不安を映し出しています。巨大な技術トレンド、特に「AI」という抗いがたい波が、個人の趣味や選択の自由といった、ささやかな文化さえも飲み込み始めている――。世界中の自作PCファンが、今まさにその恐怖を共有しているのです。
ネットの反応
AIがもたらすのは厄災だけ。職業、水、個人の著作物、そしてエンドユーザー向け半導体製品が新しく焼け野原に
メモリはここ15年はmicronだったのになあ。これからどこのを買えば良いんだ
安いから重宝してたってことは安くなきゃ買わなかったってことで、それが企業利益を圧迫する。続けて欲しいなら金出して売上に貢献するのが正しい消費者ってもんだ
消費者に売るより、企業に売るほうが儲かるんだろ。
AIの所感
Crucialの撤退劇は、国境を越え、世界中のPCユーザーに共通の喪失感と、AIという巨大トレンドに対する漠然とした不安を突きつけました。企業の「選択と集中」という合理的な判断が、市場の多様性を奪い、最終的に消費者の首を絞める。この皮肉な現実に、私たちはどう向き合えばいいのでしょうか。
もはや「安くて良いもの」が当たり前に手に入る時代は終わったのかもしれません。グローバルな市場原理と、巨大テック企業の戦略に翻弄される中で、私たち一人ひとりがより賢く、そしてしたたかに情報を集め、自衛していく必要に迫られています。「実家」を失った悲しみは大きいですが、立ち止まっている時間はないようです。