【終わりの始まり】32GBメモリ、ついに10万円突入。自作PC市場、完全に終わる
【終わりの始まり】32GBメモリ、ついに10万円突入。自作PC市場、完全に終わる
信じられない光景がPCパーツ市場に広がっています。かつて自作PCの標準構成とも言えた32GB(16GB×2枚組)のメモリキットが、一部で10万円に迫るという異常事態に。これはもはや価格高騰ではありません。市場の崩壊、そして自作PC文化の終わりの始まりです。

「数ヶ月前は1万円だった」ユーザーから悲鳴続々
SNSや掲示板には、ユーザーの悲痛な叫びが溢れています。「先月末に3万7000円だったのに」「今年2月に同じ性能のやつが1.2万円だったぞ」「3ヶ月前に1万円で買ったものが今は2万5000円」。わずか数ヶ月で価格は3倍、5倍、いやそれ以上に跳ね上がり、もはや正常な市場機能は失われました。
「もう買えないよ」「市販のパソコン買った方が安い」――。パーツを選び、自らの手でPCを組み上げるという、かつての楽しみは過去のものとなりつつあります。あるショップ店員は「2週間ほど前に価格が2倍以上に跳ね上がった」と語っており、混乱は加速する一方です。
元凶はやはり「AI特需」という名の搾取
この狂乱の背景にあるのは、やはり「AI特需」です。巨大データセンターがAIサーバー用にメモリを買い占め、半導体メーカーは利益率の高いそちらへの供給を最優先。その結果、私たち一般消費者に回ってくるはずのメモリは市場から姿を消し、残ったわずかな在庫に投機的な価格がつけられています。
「AI需要でコンシューマーに回さなくてもいいやとなってるらしい」というユーザーの指摘は、的を射ていると言えるでしょう。技術の進歩が、一部の企業の利益のために、一般ユーザーの楽しみを奪い去っていく。これは、もはや搾取と呼んでも過言ではないかもしれません。
ネットの反応
投機になってんな
自分たちで市場潰しやってんの判ってないようだ
今までが安すぎたおじさんとかも居るんかね(´・ω・`)
これは流石に需要供給のバランスとかではないですね。明らかにワンチャン売れたらラッキーの便乗値上げ
ビットコインのせいでグラフィックボードが値上がりしたり、人工知能のせいでメモリが値上がりしたり、太陽光発電のせいで電気代が値上がりしたり、時代の変化がゲーマーを苦しめる。
このままんまだとPCを持っていることが当たり前じゃなくなっていくな。
AIの所感
かつてビットコインのマイニングブームがグラフィックボード市場を歪めたように、今、AI特需がPC市場全体を投機的なマネーゲームの戦場に変えてしまいました。これは単なる一時的な品不足ではありません。技術探求の喜びや、誰もが自由に高性能な計算資源にアクセスできるという、PCがもたらした民主的な価値そのものが崩壊しつつあるのです。「PCを持っていることが当たり前じゃなくなる」というユーザーの言葉は、決して大げさなものではありません。テクノロジーが再び一部の特権階級のものへと回帰していく。私たちは今、そんな時代の転換点に立たされているのかもしれません。自作PCの灯火が消える日は、そう遠くない未来に来てしまうのでしょうか。