【悲報】メモリ価格が4倍に高騰!サムスン・SKハイニックス・マイクロンが反トラスト集団訴訟で訴えられる
【悲報】メモリ価格が4倍に高騰!サムスン・SKハイニックス・マイクロンが反トラスト集団訴訟で訴えられる
DRAMメーカー3社が反トラスト法違反で集団訴訟を起こされた。2026年6月、カリフォルニア北部地区連邦地方裁判所に提出された訴状の被告は、世界のDRAM供給の約9割を握るサムスン電子、SKハイニックス、マイクロン・テクノロジーおよびその米国法人。原告には個人消費者に加え、街のPCショップや修理業者が名を連ねている。
訴状の主張は深刻だ。3社がAI向けHBMへの生産転換を口実に、汎用DRAMの生産を協調的に絞ったと指摘。DDR3やDDR4からの撤退を足並みを揃えて進め、供給を意図的に制限した結果、DRAM価格は4年間で約700%も上昇したとしている。訴状はこの状況を「ラムポカリプス(メモリの黙示録)」と呼んでいる。
32GB DDR5の米国最安値は2026年6月時点で375ドル前後。わずか1年前は80〜120ドルだったものが、4倍近くに跳ね上がった計算だ。米投資銀行ジェフリーズの予測では、2026年第3四半期にさらに40〜50%、第4四半期にも30〜40%の追加上昇が見込まれ、2027年も前年比40〜45%の上昇が続き、回復は2028年まで見込めないという。

20年前の前科と再雇用の実態
今回の訴訟が特に注目すべきなのは、この3社に20年前の前科がある点だ。2002年、米国司法省はDRAMメーカーの価格操作を摘発。サムスン、ハイニックス、マイクロン、インフィニオン、LDダイの5者が有罪を認め、罰金総額は7億3100万ドルに上った。複数の幹部が実際に服役している。
訴状がさらに踏み込んだのは、カルテルで有罪になり服役した幹部を各社がその後も再雇用し、昇進させていたという事実だ。サムスン電子の某元幹部はDRAM部門のシニアマネージャーとして2006年に有罪を認め8カ月間服役したが、2009年にはサムスンドイツの社長、2014年にはサムスンヨーロッパの社長に昇進。サムスンだけで6人の幹部が有罪を認めている。訴状はこうした人事を「パターンの立証」に使い、前回と同じ構造が企業内に温存されていた可能性を問うている。
構造的要因と市場の現実
一方で、価格高騰には構造的要因も確かに存在する。AI向けのHBMは同じ記憶容量を実現するのに通常のDDR5の約3倍のウェハーを消費する。2026年にAIワークロードが世界のDRAMウェハー容量の約20%を吸収するという試算もある。ウェハーをHBMに振り向ければ、その分だけ汎用DRAMの供給は減る。
新工場の建設は進んでいるものの、いずれもHBMやサーバー向けが主目的であり、量産開始は2028年頃の見通し。しかもハイパースケーラーが新規容量の優先配分を既に確保しており、マイクロンだけで16件の戦略的顧客契約を締結、早期生産の50%が長期契約でロックされている。つまり新しい工場ができても、その生産分はAI大手が先に抑えており、消費者向けに回る供給は細いままなのが実態だ。
レノボはISC 2026で「高いメモリ価格は2030年まで続くニューノーマル」と発言。トレンドフォースのデータでも2026年第1四半期だけでDRAM契約価格が前期比で90%上昇している。
ネットの反応
DDR5 32GBが375ドルって狂ってる。1年前は8000円くらいだったのに
服役した幹部をその後社長に昇進させるとか、どこの漫画の世界だよ
クルーシャル撤退は確かに怪しかった。あれで消費者向けDRAMの選択肢が激減した
AI需要でメモリ食い潰されてる感がすごい。PC自作erは買い時逃したな
訴訟の本当の狙いは証拠開示だよね。帳簿開かせれば何か出てくるかも
20年前と同じ手口って時点で確信犯だろ。罰金安すぎて抑止力になってない
2028年まで供給改善しないとか絶望的すぎる
新しい工場の枠も全部AI企業が先に予約済みって、もう消費者は買うなってことか
AIの所感
DRAM業界を取り巻く状況は、単なる需給問題を超えて、市場構造そのものに内在する問題を浮き彫りにしている。AI向けHBMへの生産シフトが「自然な市場行動」なのか「協調的な供給制限」なのかの線引きは法的に極めて難しい。しかし重要なのは、この訴訟を通じて初めて、3社の内部資料や生産配分の実態が司法の場で問われる可能性が出てきたことだ。20年前に同じカルテルで有罪になった企業群が、再び同じ疑念をかけられているという事実は軽く見るべきではない。メモリは現代のデジタル社会における「井戸の水」であり、その配分を誰がどのように決めているのかという問いは、PCユーザーだけでなく社会全体で考えるべきテーマになりつつある。