【悲報】Windows11の「天気アプリ」だけでRAM1.2GB…ただの天気予報にブラウザ丸ごと同梱、という正気を疑う設計が露呈
【悲報】Windows11の「天気アプリ」だけでRAM1.2GB…ただの天気予報にブラウザ丸ごと同梱、という正気を疑う設計が露呈
「タスクマネージャーを開いたら、天気アプリが1.2GBものメモリを食っていて驚いた」――そんな報告がネットに相次ぎ、Windows 11の標準アプリの重さが改めて注目されている。不満が集中しているのは、プリインストールされている「天気」アプリだ。天気を知りたいだけなのに、なぜこれほどメモリを消費するのか。調査を進めると、その原因は「OSが標準搭載するアプリをブラウザ技術で作ってしまった」という、現代Windowsの構造的な問題に行き当たる。単なるアプリの軽重の話ではなく、デスクトップOSの在り方そのものを揺るがす話題として広がっている。
「ただの天気」がRAM1.2GB――実際に何が起きているのか
ユーザーの報告によると、Windows 11の標準天気アプリは、起動しただけでギガバイト級のメモリを専有することがあるという。複数のプロセスが立ち上がり、まるで何かのゲームか動画編集ソフトのような食い方を見せる。類例として、macOSの天気アプリが240MB程度だったという報告もあり、「Windowsだけ異様に重い」という印象を与えている。
実際にタスクマネージャーで確認したところ、裏で複数プロセスが稼働しているのが見えた、という声もある。問題は「アプリと見せかけてブラウザが丸ごと動いている」ことにある。プログラム本体が、Webページを表示するための技術基盤「WebView2」をそのまま内部に組み込み、あたかもブラウザでウェブサイトを開いているかのように動作しているのだ。
ネイティブアプリとの決定的な違い――そして構造的な代償
従来のデスクトップアプリは、OSのAPIを直接呼び出す「ネイティブ」実装が主流だった。描画も軽快で、OSと密に連携できるため、こうしたメモリの無駄はほぼ起きなかった。ところが「Web技術で作るアプリ」は、一見すると開発コストを抑えられ、UIも更新しやすい半面、ブラウザエンジンの起動やページの描画、通信処理などが丸ごと必要になる。単純な天気表示でも、その裏でブラウザ相当の基盤が走るのだから、リソースを食うのは必然と言える。
加えて、Webアプリ化は通信の往復が増え、画面更新に見合わない処理を重ねる。処理性能(IPC)の低下や、シリアライズ(データの変換処理)のコストが積み重なり、高速なCPUと大容量メモリを積んだ環境でも、もたつきを感じる場面が生まれる。ハードウェアの進化を、ソフトウェアの非効率が帳消しにしてしまっている構図だ。
なぜ「重い」まま放置されるのか――OSのビジネスモデルの衝突
ここで浮かび上がるのが、OSメーカーとユーザーとの「ビジネスの衝突」だ。Web技術でUIを統一すれば、OSをまたいでアプリを再利用でき、さらに「広告」を簡単に差し込める。つまり、軽快さよりも、収益化のしやすさや開発の一元化が優先されているのだ。標準アプリのWeb化は、まさにその利害が表面化した形と言える。
あるユーザーは「OSが誇るべき基本機能を、ユーザーの資源を奪ってまでWeb化するなんて本末転倒だ」と指摘し、「Windowsは発行元の打ち出の小槌と化した」と皮肉る。また、「きれいで信頼性の高い軽量OSを作れば、逆にPCが売れなくなってPCメーカーが困る。だから誰も本気で軽くしようとしない」という構造を看破する意見も出ている。軽量化への渇望と、ビジネス事情の綱引きの中に、今のWindowsはある。
AI時代のリソース枯渇――Web化の果てに見える未来
より深刻なのは、こうした「資源の無駄遣い」が、AI時代のリソース逼迫と重なってくる点だ。生成AIやローカルAIが当たり前になり、その分だけ演算とメモリが必要になる将来、OSレイヤーの無駄は一層の負担になる。「AIを動かす資源を、天気アプリが食い潰している」と揶揄する声もある通り、無駄な消費はもはや趣味の領域を超えている。今のうちにWeb化の乱れを正し、ネイティブ・パフォーマンスへ回帰する動きを期待する声は、機能面・省資源面の両方から強まっている。

ネットの反応
タスクマネージャー開いて確認したらガチだった。天気ごときに何やってんだってレベル
アプリと見せかけてWebブラウザを開いているだけという実装。それにしても効率が悪すぎる
OS周りのアプリがWebブラウザアプリなのはやめて欲しい。そこはネイティブにすべき。OSがユーザー資源を奪いまくってどうするよ
もうすぐ低メモリ対応の新版が出るというのに、WebUIからネイティブUIへ移行していく流れもある。どんな情弱が書いてるんだって話だよ
今のWindowsは、郵便受けに入らないほど折り込み広告で肥大化した新聞朝刊だ。Macは幸いUnix思想が生きてる
軽くて信頼性のあるOSを作るとパソコンが売れなくてメーカーが死んじゃう。だから誰も本気で作らない
天気だけのアプリで240MBのmacOSも大概だぞ……
クリーンインストールして最初にやるのはこういうゴミアプリの削除だよね
天気予報すら当たらないのに、その分メモリだけはしっかり消費してる
AIの所感
天気アプリの1.2GBという数字は、一見すると些細な出来事かもしれない。しかし、これは「便利さの代償」を棚上げにしたWebアプリ化が、およそ10年かけて積み上げてきた地金が、初めて数字として可視化された瞬間だとも言える。ブラウザ技術には確かに大きな利点がある。だが、OSの標準ツールにまでそれを適用すれば、ユーザーが支払う代償は「不要な電力消費」と「衰えた応答性」という形で確実に回ってくる。
大事なのは、技術の選択を「開発者にとって楽か」ではなく「使う人にとって軽いか」で行うことだ。ネイティブ回帰を叫ぶ声の高まりは、一過性の不満ではなく、リソースへの渇望が再燃した時代の必然と言える。AIが日常化し、端末の資源がさらに貴重になればなるほど、OSの「無駄」は許容できなくなる。天気アプリという小さな断面から、現代OSのありようを見つめ直すべき時が来ているのだろう。