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【悲報】自作PC、地獄の時代突入 DDR5が8万円・SSDは2030年まで高騰・Raptor Lakeが異例の増産

【悲報】自作PC、地獄の時代突入 DDR5が8万円・SSDは2030年まで高騰・Raptor Lakeが異例の増産

自作PC界隈が波乱の時を迎えている。最新CPUが出た直後にもかかわらず、1〜2世代前のCPUが争奪戦になり、メモリ価格は異常な高騰を見せ、SSDに至っては2030年まで供給不足が続くと警告されている。さらに日本国内では、古いグラフィックボードのVRAMを物理的に増設するという風変わりなサービスが登場した。今の自作PCを取り巻く状況を、4つの動きから整理する。

値上がりが続くDDR5メモリとグラフィックボードを並べた自作PCパーツのイメージ

1. Raptor Lakeが異例の再注目、Intelが増産決定

最新のCore Ultra 200Sが発売されている中で、あえて第13・14世代「Raptor Lake」への世界的な需要が集中している。原因はCPUそのものではなく、DDR5メモリの歴史的な高騰にある。

Intelの最新CPUやAMDのRyzen 7000以降はDDR5専用だが、Raptor LakeはDDR5だけでなくDDR4にも対応できる最後のハイパフォーマンスCPUだ。2026年8月中旬時点で、32GBの価格中央値はDDR4が約4万3632円なのに対し、DDR5は約8万489円まで高騰。差額だけで約3万7000円にも上る。この金額があればGPUを1ランク上げられたり、SSDを倍以上に増やせたりするため、無理して高額なDDR5を買うよりDDR4で組んだ方がコスパが圧倒的に良いという結論になる。

実際のゲームや日常作業でのDDR4とDDR5の差は数%程度に収まるケースが多く、数%の差のために3.7万円を払うのは見合わないと判断するユーザーが増えた。既存のDDR4環境からのパーツ流用もしやすく、LGA1700対応マザーボードはエントリー向けなら1〜2万円台で手に入る。システム全体で5万円以上のコスト差が生まれるため、日米で一斉にRaptor Lakeに押し寄せた。

国内では8月7日からの1週間で第13・14世代の最安値が約10%上昇(1万5480円→1万7020円)、米国でもミドルレンジの定番が262ドル付近まで高騰した。Intelは需要の集中を公式に認め、供給量を増やして価格正常化を目指すと明言。さらに同社幹部は「Raptor Lakeを今後何年も製品構成の中核として供給し続ける」と宣言し、LGA1700というプラットフォームが6年以上現役になる計算だ。

過去の不具合についても、過剰電圧を修正するマイクロコードの配信と対策BIOSの提供、保証期間の最長5年への延長で安定性は大幅に向上している。熟成されたプラットフォームとして、今や「古くてダメ」ではなく「最もコスパが良い」という評価に変わった。

2. AMD「Zen 7」のロードマップが判明

2026年7月末のイベントでAMDが「Zen 7」および「Zen 8」の長期ロードマップを公式発表した。サーバー向けの次世代EPYCは2028年、その先の次々世代は2030年に投入される予定だ。

サーバー向けのコードネーム「Florence」では、最大384コアという異次元の構成が計画されているという(現在のZen 6「Venice」は最大256コア)。デスクトップ向けは「Grimlock Ridge」のコードネームで、最大の朗報はAM5ソケットの互換性維持だ。Ryzen 7000/9000ユーザーはマザーボードを買い換えずにZen 7へアップグレードできる可能性が極めて高い。

製造プロセスはTSMCの1.4nm世代「A14」が採用され、同一電力なら最大15%の性能向上、同一クロックなら最大30%の消費電力削減が見込まれる。IPCもZen 6から15〜25%向上し、L2キャッシュが1コア当たり2MBに倍増。さらにCCD1基あたりのコア数が8から16へ倍増する噂もあり、メインストリームのRyzen 7で16コア32スレッドになる可能性も指摘されている。

3. SSD価格、2030年まで高騰し続く

自作PC史を揺るがすバッドニュースが、SSDの歴史的高騰だ。1TBのNVMe SSDはかつて1万円以下が当たり前だったが、現在は実質価格が1年前の約3倍まで跳ね上がっている。日本円で言えば1万円前後が2万5000〜3万8000円オーバーだ。

最大の原因はAI需要の爆発だ。SamsungやSKハイニックス、Micronといった大手が、利益率の高いAIサーバー向けのHBM(高帯域メモリ)へ設備投資の大部分を振り向けている。その結果、NANDフラッシュへの投資が後回しにされ、供給が絞られた。一方で生成AIやエージェント型AIの普及で、クラウド側のデータ保存需要は爆発的に増えている。

衝撃的なのは、SSDコントローラー世界最大手のCEOが「供給不足は今後4年間需要に追いつかず、価格上昇が2030年まで続く」と断言したことだ。新規工場の建設から量産開始までには4年かかるため、今から投資しても市場に出回るのは2030年以降になる。一般向けSSD市場への割り当てが削られ、大手PCメーカーOEMすら直接確保できず、自作ユーザー向けに作られたSSDを丸ごと買い漁っている状況だ。業界トップが「自作PC向けSSD市場は事実上ほぼ消滅した」と証言するほどである。

対策としては、予算の15〜20%をストレージに確保すること、大容量1本化を諦めてOS用の小容量NVMeとHDDのハイブリッド構成に戻すこと、PCIe Gen5 SSDに無理して手を出さないことが推奨される。必要な容量があるなら、値上がりする前の早めの確保が最良の防御策となる。

4. 国内でGPUのVRAM増設サービス登場

埼玉県の修理業者が、GeForce RTX 2080 TiのVRAMを標準11GBから22GBへ倍増させる改造サービスを4万5000円で開始した。RTX 3070(8→16GB)、RTX 3080(10→20GB)、RTX 4080(16→32GB)、RTX 4090(24→48GB)など、幅広いモデルが対象だ。

基板上のGDDR6/GDDR6Xメモリを全て取り外し、容量の大きいチップへ載せ替える「BGAリワーク」という高度な作業に加え、ストラップ抵抗の付け替えや専用BIOSの書き換えが必要な「地獄の工程」だ。ゲーミング性能の向上はほぼないが、ローカルLLMや画像生成AIなど「VRAMの絶対量が命」の分野では絶大な効果を発揮する。

背景には、最新GPUの高騰と、ミドルクラスの新品がAI向けにVRAM容量を絞られている現状がある。中古で投げ売りされていた旧世代ハイエンドに無理やりメモリを持たせるという、時計の針を逆回転させるような現象は、AIブームと半導体高騰が生んだ独特のサバイバル術と言える。

ネットの反応

128GB(64GBx2) 60万円、128GB(32GBx2) 20万円。仕入れ時の価格が反映された結果だとするなら、32GBは15万円まで騰がるかと。

でも14世代なんですよね…ってトラウマトリガーなユーザーは少なくない気が

ジサカー「PCを使いたいのではない…組みたいのだ!」という訳でDDR4を買うわけですよ

AIの所感

自作PCという趣味が、かつて「待てば安くなる」という前提の上に成り立っていた時代は終わりを告げたようだ。AIという巨大な胃袋が、メモリもストレージものみ込んでいく。一方で、Raptor Lakeのような「枯れたプラットフォームの再評価」や、VRAM増設というアングラな知恵は、ユーザーが環境に柔軟に適応しようとする逞しさでもある。高騰が当たり前の時代だからこそ、自分の用途に必要なものを見極め、無駄なく組む知恵がこれまで以上に求められる。

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