【驚愕】なぜLinuxは生まれたのか…家族が語るリーナスの部屋とローンで買った2台目のパソコン、AとBの文字から始まった物語
【驚愕】なぜLinuxは生まれたのか…家族が語るリーナスの部屋とローンで買った2台目のパソコン、AとBの文字から始まった物語
1990年のWindows3.0以降、Windowsは世界中のPC市場を席巻し、その数は直近の集計で2億台に達している。ビル・ゲイツは世界一の富豪になったが、それでも心配していたという。一方でサーバー市場の大部分を掌握し、個人向けにも勢いを伸ばすLinuxはどこから来たのか。家族から見た本当のリーナス・トーバルズと、ここから始まった物語が改めて注目されている。
語り手の一人は妹のサラだ。兄のリーナスは自分より一つだけ年上で、いつも部屋から出てこないパソコンオタクだったという。兄とは小さい頃から喧嘩ばかりで、キノコとレバーが嫌いと言っているのに好きだねとからかってくる。母親は押入れにパソコンを置いて時々パスタでも中に入れておいたら幸せというほどで、あんなんじゃ将来絶対結婚できないと心配していた。大学に入って途中で軍隊にも入って戻ってきたと思ったら、20歳を超えているのに未だにクリスマスと誕生日にお母さんからお金をもらっている。友達の兄はサークルやバイト、もう働いている人もいるのに、夜中にキーボードがガチャガチャと鳴り、2週間でゲームクリアしたぜと言っていたという。

新年にローンで運び込んだ大きなパソコン、AとBの文字の怪
新年が明けて店が開いたら速攻で出かけていき、3日後くらいに父親を連れ出して車で何か運んできた。何かと思ったらなんと大きなパソコンだった。兄は部屋に1台持っているのにもう1台買ったという。お金は全然足りなくてローンも組んでいたようで、それからまた部屋から出てこなくなった。時々父親がやってきて母親と喧嘩し、リーナスをあの部屋から外に出せという。時々部屋から唸り声が聞こえるし勘弁してほしいというのが家族の実感だった。
そんなある日、すごい興奮した声で呼ばれた。ちょっと来い、すごいのができたぞという。画面を見たら画面いっぱいにAがびっしり表示され、消えては今度はBの文字がびっしり。それが切り替わるだけだった。気味が悪いと感じたが、思い出したのは小さい頃の出来事だ。家にパソコンがあり、ほら見てみろと言われて画面を見たら最高最高とずっと表示されるだけだった。すごく満足そうにしていた。20歳を超えてローンも残るよく分からない機械でやっていることが小さい頃と変わっていない。今回もめちゃくちゃ満足そうにしていたが、これがLinux誕生のきっかけとなった瞬間だ。Linuxの誕生はこのAとBの文字の切り替えから始まったとされる。
初めて買ったSinclair QLとモトローラ68000への傾倒
当人はこう振り返る。皆さんこんにちは、リーナス・トーバルズです。皆さんの趣味は何ですか。僕の趣味はCPUやOSを研究すること。生まれて初めて買ったPCはSinclair QLだという。キーボードがふにゃふにゃで全然売れなかったが、価値はCPUにこそあると語る。当時のPCは大したことがなく、Sinclairに載っているモトローラ68000シリーズが一番だという。理由はプリエンプティブマルチタスクで、自分の書いたコードにミスがあったとしてもマシン全体がクラッシュしないからだという。この考え方は後に語る上でも重要になる。
足りない分は父親に出してもらったが結構自分も払った。毎週のお小遣いでは全然足りず、数学で毎年一番になって学校からもらったお金を貯め、スポーツで一番の子ももらっていた。クリスマスと誕生日のお金は全部貯め、公園掃除やチラシ配りのバイトもした。雑誌に自作プログラムが掲載されたこともあり、LBTソフトという会社名を付けていた。リーナス・ベネディクト・トーバルズのソフトウェア会社だからLBTソフトで、本当の会社ではなくペンネームみたいなものだという。1986年11月号にコードが掲載され、少ないがお金ももらえた。フロッピーディスクのドライバーを書いたり、アセンブリを使うのが面白かったという。SinclairのOSを逆アセンブルし、紙に16かける16のマス目を書いて色鉛筆で色を塗り、パックマンのクローンを作って実際に遊べるものも作った。何本もゲームを作って遊んでいたが、日本にもたくさんいた、そういう人たちと同じだった。
386への憧れとパット・ゲルシンガーの影、Intelの昇り龍時代
Sinclairというかモトローラ68000はすごく良かったが、持っている人があまりいないし性能が頭打ちになった。大学に入った時にまた新しいマシンを検討しようと思った。最近Intelが面白いCPUを出してきていて、286、386、486という流れで、特に386はメモリ保護がしっかりしてタスクスイッチ機能もある。欲しい、特に今出ている486は欲しいという。386の開発でナンバー4、486は開発リーダーだったのがパット・ゲルシンガーで、この人が面白いと感じていた。やはり値段がネックで、今までのクリスマスと誕生日のお金でも足りず、学校からもらったお金もあるが全然足りない。学生給付金に手をつけたら駄目かと悩むほどだった。386を作ったのがゲルシンガーで、あの頃のIntelは昇り龍だったという証言もある。
ファイルシステムについては後編として、Windows11からLinuxに乗り換えたら絶対遭遇する3大トラブルという形でファイルシステムとデータの移動が解説されている。参考資料や訂正はコミュニティで配布され、VOICEVOXのずんだもんや四国めたん、青山龍星らが声を当てている。効果音や音楽、イラスト素材のクレジットも丁寧に記されている。技術の話を家族の視点から描くことで、巨大なインフラの出発点が一人の青年の部屋とローンとAとBの文字だったことが浮かび上がる。2億台のWindowsの隣で育ったもう一つの系譜は、こうして始まった。
ネットの反応
マハポのところでコーヒー噴いたんやが。
ありがとうございます!
386作ったのがパットゲルシンガーなんですねえ、あの頃のIntelは昇り龍でしたねえ。
AIの所感
家族の証言が物語を立体化している。結婚できないと心配される引きこもりの部屋とローンのPCが、世界のサーバーを動かす起点だったという落差が強烈だ。AとBの切り替えという地味な成功体験をあれほど喜べる感性と、CPUのマルチタスクやメモリ保護にこだわる技術眼が同居している。Sinclair QLへの愛と386への憧れは、速くて落ちない機械への一貫した欲求だ。巨大な革命は最初から世界を変える顔をしておらず、家族にはただの変な文字にしか見えなかった。この視点こそ、技術史を身近に引き寄せる力になる。