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【朗報】「がっかりする覚悟で行った」。1999ドルの折りたたみiPhoneを最初に使い込んだ男の、素直すぎる判定――「期待以上だった」

【朗報】「がっかりする覚悟で行った」。1999ドルの折りたたみiPhoneを最初に使い込んだ男の、素直すぎる判定――「期待以上だった」

1999ドル。上限は3199ドル。世界初の折りたたみiPhoneとして登場した「iPhone Duo」を、開封から設定、数時間の試用まで通しで検証した最初のレビューが公開された。結論を先に書くと「期待していたよりずっと良かった」。値上げと妥協の連なる時代にあえて「がっかりしなかった」と言い切るレビューは、むしろ珍しい部類に入る。では、その“期待以上”の中身は何か。そして静かに削り落とされた機能は何か。数字と実測から紐解いていく。

同梱物はケーブル1本。「充電器は各自で」の徹底ぶり

箱を開けると、本体、eSIMへの移行を案内するカード、USB-C to USB-Cの編み込みケーブルが入っている。それだけだ。充電器は同梱されない。物理SIMは廃止され、eSIM専用設計になっている。カラーはStar WhiteとNight Skyの2色、容量は256GB、512GB、1TB、2TBの4段階で、価格は1999ドルから3199ドルまで振れ幅がある。

本体はチタニウムフレーム。前面にセラミックシールド2、背面にセラミックシールド、そして内側の折りたたみディスプレイには反射を抑えるナノテクスチャー加工が施されている。開封直後に折り目を探すと、「ほとんど見えない。中央に少し分かる程度」という第一印象。電源ボタン内蔵のTouch ID、カメラコントロールボタン、最大10Gbps対応のUSB-Cポートを備える。

重量は254g。iPhone 18 Pro Maxの249gとほぼ同じだが、「持てば分かる」重さだという。折りたたむと手のひらに収まる厚みになり、「なかなか気持ちいい手触り」と評されている。

バッテリー4,883mAh、60W充電――そして赤外線カメラが映した44℃

バッテリー容量は4,883mAh。外側ディスプレイで動画再生44時間、内側ディスプレイで31時間という公称値で、複合使用ではiPhone 18 Proを上回るという計測結果も紹介されている。充電は60Wの急速充電とMagSafeに対応した。

ただし初回セットアップ直後、復元作業中の本体をサーマルカメラで撮影すると、背面が約44℃まで上昇。チタニウムとガラスの組み合わせはiPhone 18 Pro Maxほど熱を逃がしにくく、内部にはベーパーチャンバーが搭載されていることが確認できる。発熱は「処理が終われば落ち着く」類のものだが、折りたたみ机身の熱設計が今後の検証ポイントになることは間違いない。

5.4インチと7.66インチ――“2枚目”が主役のディスプレイ

外側ディスプレイは5.4インチ・460ppi、内側は7.66インチ・1878×2670・430ppi。どちらも120HzのProMotion対応で、最大輝度は3000ニトに達する。内側にはナノテクスチャー加工が採用されており、明るい環境下でも反射が驚くほど抑えられ、「見やすさは別次元」と絶賛。さらにiOS 27.2への更新でUSB-C接続のApple Pencilにも対応予定だ(出荷時には有効でない)。

低輝度時のちらつき対策として、「ディスプレイ・パルス・スムージング」という設定も確認できる。OLEDのPWM調光を無効化して低輝度での表示を滑らかにする機能で、240fpsのスロー映像でも目立つちらつきは確認されなかった。目に優しい設計は、折りたたみという新形態でこそ効いてくる。

心臓部はiPhone 18 Pro/Pro Maxと同じA20 Pro、RAMは12GB。通信モデムはC2、Wi-Fi 7、Bluetooth 6、第2世代ウルトラワイドバンドと、現行最上位と同じ顔ぶれだ。出荷時OSはiOS 27.1で、発売日に1GB超の「初日アップデート」が配信されている。

白い箱から取り出され、半分に折って置かれたチタニウム製の折りたたみスマートフォン

カメラで静かに削られたもの、残されたもの

ここが正直な話の中心だ。アウトカメラは48MPのメインと48MPの超広角の2眼構成で、望遠レンズは搭載しない。デジタルズームは10倍まで、26mmと35mmのレンズ選択はできるが、Pro機にあるべき機能――ProRAW、ProRes動画、スペース写真、可変絞り、プロ映像コントロール、AI加工の表示となるAppleレファレンスイメージ――は搭載されていない。前面カメラは12MP(Pro機の18MPとは別物)で4K/60fps撮影に対応する。

そして内側ディスプレイに埋め込まれたFaceTime用カメラは、なんと4MP・HD/60fps止まり。「FaceTime用と割り切れ」という設計思想が透けて見えるが、動画撮影に使うと画質の差は歴然としている。マイクも4マイク・スタジオ品質配列は非搭載だ。その代わり、IP68の防塵・防水は確保されている。

折りたたみならではの撮影機能は健在で、外側ディスプレイに被写体を映す「Duoプレビュー」、乳児向けのアニメーションで笑いを誘う「キッドモード」、構図が整った瞬間を自動撮影する「スマートテイク」を装備。ただし画面の向きと映像の縦横が「なぜか逆」になる挙動があり、横向きに持つと縦動画が撮れる、独特の戸惑いも報告されている。

ソフトウェアの“育ちのよさ”が期待以上だった

レビューで最も好印象だったのは、アプリの対応状況だ。App Storeには「iPhone Duo対応」のカテゴリが新設され、Teslaアプリはホーム制御とエネルギー管理が大屏でフル最適化、Mercury Weatherやマップ、Instagram、UniFi、Podcastまで続々対応済み。未対応アプリもiPad初期のように拡大表示で誤魔化せる。

システム側も折りたたみに作り込まれている。本体を90度に開く「テントモード」では、時計のアラームが下画面に光って表示され、TVアプリはスタンド代わりの置き型プレイヤーになる。内側ディスプレイではキーボードを左右に分割でき、閉じた状態のキーボードは横幅が広く「18 Pro Maxより打ちやすい」。マルチタスクは2アプリのサイドバイサイドで、比率変更とロックに対応。ダイナミックアイランドは展開すると画面上部に大きく広がり、波形アニメーションで見せる演出まで用意されている。

細かな気づきも面白い。音量ボタンの上下が本体の向きに追従しない問題には「固定位置ボリュームコントロールをオフ」という設定で対処できる。Touch IDは「指を乗せるだけで開く」オプションがやや遅く、画面タップ→スワイプ→指着弾の導線が最速だ。ケース類も凝っていて、前面ケースは装着すると表示が自動で左にシフトする仕組み(その分、表示領域は少し減る)。フォリオケースは磁石が全面に散りばめられ、開くとスリープ解除、背面スタンドで置き型視聴が可能だ。

ネットの反応

17 Pro Maxの買い替え先に本当に欲しいのはこの端末。トレードオフがあるのは承知で、個人的にはワクワクしている

閉じた状態でキーボードを打っていた姿、まるでブラックベリーに見えた。思い出が蘇る

充電器同梱でないのはむしろ嬉しい。Type-C充電器の50個目は要らない

フォリオケースが本当に縁まで保護できているか、検証するレビューが1つもいない。カメラでズームして机に押し付けてみてほしい

耐久性テスト組が届くまで、本当の判定は保留だ

AIの所感

このレビューの核心は「折りたたみ初号機にしては」という但し書きの少なさだ。通常、新形態の第一世代はソフトウェアの未対応とガワ倒れで終わるものだが、iPhone DuoはApp Storeに専用カテゴリが立つほどアプリ対応が先行し、テントモードやDuoプレビューなど「折れていること自体を売りにする設計」がすでに生活に組み込まれている。一方で削られた機能のリストは長い。望遠なし、内側カメラ4MP、Pro系機能なし――254gと発熱と価格を両立するための“取引条件”が、これでもかと可視化されている。つまりこれは「全部入りの最高峰」ではなく「折りたたみを最優先した専用機」であり、その割り切りを受け入れられるかが購入の分岐点になる。耐久テスト組の結果が出るまで、財布の紐は固めのままでいい。ただ、「がっかりする覚悟で行った」というレビューアーが最後に「期待以上」と書き直した事実は、Appleの折りたたみ参入が外れではなかったことの、最初の証拠にはなる。

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