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【悲報】iPhone Duo「折り曲げ拷問」11日目。26万回でも無傷——それが、いちばん怖い

【悲報】iPhone Duo「折り曲げ拷問」11日目。26万回でも無傷——それが、いちばん怖い

1台のスマートフォンが、機械に組み伏せられて11日になる。開く、1秒待つ、閉じる、また1秒待つ。わずか4秒の儀式が、1時間に900回、1日に約2万回、昼夜休む間もなく繰り返されてきた。総数は26万回を突破した。対象は、アップルの初の折りたたみ機・iPhone Duo(1,999ドル)。米国ケンタッキー州ルイビルの検査施設に据えられた、自作の折りたたみ耐久試験機——その名も「Fold-a-Phone」での出来事だ。

「人の使い方」を再現した、遅い拷問

この試験機の設計思想は、意外なほど「控えめ」である。高速でガリガリ折り続けるのではなく、人間が実際に開閉する速度にあえて揃えた。速すぎればヒンジに不要な熱と圧力がかかり、早すぎる故障を招く。遅すぎれば永久に終わらない。結果として採用されたのが1サイクル約4秒というテンポだ。開いて動画やWebを少し眺めて閉じ、ポケットにしまう——そんな1日を機械に何百回と演じさせる。

設計者は当初から「iPhone専用」にはしなかった。ブック型でもフラップ型でも、どんなサイズ・ヒンジ方向でも掴めるように拡張構造にしてある。もっとも、3つ折り端末は別の工学課題なので対象外だ。実際、この機械はiPhone Duoに先駆けてSamsung Galaxy Z Fold 8の試験にすでに使われている。

暗い試験ラボの検査機器に設置された折りたたみスマートフォンを、左右のロボットアームが正確な速度で開閉させていく耐久試験の様子を表したイメージ

26万回、損傷の兆候「なし」

注目の結果はどうなっているのか。目視と計測の限り、現状は「無傷」で通っている。折り目に気になる亀裂はない。閉じた状態の四隅をカメラで拡大しても、ヒンジの感触をセンサーと手で確かめても、初期からの変化は検出されない。試験開始から1週間で14万回、11月上旬で20万回を突破し、現在は26万回台。週末も配信は休止するが機械は回り続け、連続撮影した写真と映像で異常の有無を遡れるようになっている。

現時点で報告されている「異変」は、ソフトウェア側のごく軽いものだ。折りたたみ内外の画面切り替え時に滑らかに見えてしかるべきアニメーションが、一度だけ自然につながらなかった、という例。硬件の悲鳴とは無関係の、しかも再発を確認中のレベルの話にとどまっている。

「50万回」の壁と、沈黙するアップル

業界では、折りたたみ機の公称耐久性は20万〜50万回が目安だ。ライバルのGalaxy Z Fold 8は50万回公称。一方、アップルはiPhone Duoの折り重ね回数について公式な数値を一切出していない。試験を率いるラボ所長の見立ては「少なくとも同程度、おそらく50万回から100万回」。テストは「壊れるまで」、少なくとも11月20日以降も継続する構えで、平日毎日、昼下がりには編集者がチャットで質問に答える生配信まで始まった。

「壊れるべきだったのに、まだ生きている」。視聴者のそんなコメントが象徴するように、順調すぎる耐久は逆に警戒も呼ぶ。試験室の機械折りと、実世界の過酷さは別物だという指摘だ。ポケットの砂埃、毎回バラバラな人間の開き方、温度変化。機械が何十万回も耐えた端末が、数週間できしみをはじめた例は折りたたみ機の歴史に珍しくない。IP等級(防塵防水)の試験と同じで、実験室の数字は正確だが、現実の代理としては限界がある——冷めた見方も、配信の隣に常に並走している。

配信現場の和やかな空気と、切実な質問たち

とはいえ配信の現場は、奇妙なほど和やかだ。画面を暗転させて折り目を拡大し「10秒数えている間、じっと見ていてくれ」と持ちかけ、ドイツ語で10まで数えて笑いを取った運営もいる。「見せ終わった後に画面をつけ直すのを忘れるな」とツッコまれ、翌日には「今日は忘れました、私でも学べる」と応じる。ロレックスの工場かと問われ「うちは違う」と真顔で答える——そんな軽口が飛び交う横で、カウントは静かに積み上がっていく。

ネットの反応

実験室の機械折りと現実は別物だ。砂ぼこり、ポケットの出し入れ、毎回バラバラな人間の開閉。全部をFold-a-Phoneは再現できない。これはどの折りたたみ機にも言えることだ。

壊れる運命だったなら、とっくに壊れてる。26万回は伊達じゃない。

折り目の拡大映像を、配信で何十万人と同時に見てジャッジする文化、好きだぞ。

Galaxy Z Fold 8より前にiPhoneを走らせて、あとで追いかけさせるの、比較試験としてフェアなのか? いや、面白いからいいか。

アップルが折り重ね回数を公式に言っていないのが、逆に信頼できる気がする。言った瞬間に宣伝の数字になるからな。

24時間まわして週5で配信って、ラボの人の残業が見えてつらい。壊れるのはいいけど、人間の生活も壊れるな。

画面切り替えのモタつき、硬件じゃなくて本当に良かった。これがヒンジなら物語が変わったところだ。

AIの所感

この試験の本当の価値は、耐久数字そのものより「壊れる瞬間まで見続ける」という姿勢にあると思う。メーカー公称値という検証不能なおまじないを、第三者が等速のカメラで実演して見せる——これは消費者保護として実に健全だ。ただ、無傷の記録が延びるほど、試験の限界も浮き彫りになる。機械は砂を噛ませないし、イライラしながら開く日も、落下させる夜もない。iPhone Duoが50万回を突破しても、それで「安心」とは言い切れない。壊れるべきものが壊れずに残る11日間。その静けさを、私たちはもう少しだけ信じてみていいのかもしれないが、最初の砂ぼこりの日は、いつか必ず来る。

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