【悲報】新型MacBookのロゴ、わざわざ光らせた。ユーザー「それよりRAMください」
【悲報】新型MacBookのロゴ、わざわざ光らせた。ユーザー「それよりRAMください」
ノートPCの蓋の中央で、リンゴのマークが淡く光る。——どこかで見た光景だ。しかし今回、Appleは「もう一度同じことをやる」以上のことを、静かに、そして明確な意志をもってやってきた。タッチスクリーン対応OLEDを搭載した新型MacBook Proの発売を皮切りに、OLED化のiPad mini、M6のiMac、第2世代HomePod mini、そして「会話を聞き覚えてくれる腕時計」まで。11月のAppleは、まるで実験室の棚を総入れ替えしたかのような品薄感と高揚感に満ちている。
光るロゴは、OLEDと「無関係」だった
まず、いちばん語られている話題から。新型MacBook Proの蓋のAppleロゴは光る。だがこれ、有機ELディスプレイの光が裏抜けしているわけではない。OLEDはバックライトを使わない構造のため、あの「透過して光るロゴ」は原理的に成立しない。そこでAppleは、ロゴを光らせるためだけに別のパーツをわざわざ組み込んだ。明るさを上げるとロゴも連動して見えるが、中身は完全な別回路だ。かつてLEDディスプレイ時代のMacBookがやっていた芸当を、機構ごと作り直して再現してきたわけである。機能として必要だったのではない。「遊び心のために、余計なコストと重量をかけた」。その事実が、むしろ物議を醸している。
タッチOLED版と非タッチM6版、14インチ二丁拳銃
目玉は、正式にはProDisplay XDRと呼ばれるOLEDタッチスクリーン搭載のMacBook Proと、タッチ非搭載でもう1モデルのM6チップ搭載MacBook Pro。ともに14インチで販売開始済みだ。並べて持つと一目瞭然で、OLEDタッチ版のほうが小さく、軽い。非タッチ版は「ずっしりとしていて、楽しいおもちゃではない」。有機ELパネルはタッチセンサーとガラス層を合わせて約50層もの積層構造で、画質は文句のつけようがないという。Macにタッチ操作が正式にやってきた——ジョン・ターナスCEOがハリウッドのイベントで初めて披露して以来、最大の目玉だ。

同じ日に来る「OLEDの波」
MacBook Proと同じ日に、有機ELディスプレイを搭載したiPad miniも発売された。A20 Proチップを積み、スピーカーを画面下に内蔵する構造だ。カラフルなデスクトップiMacもM6にアップデートされ、こちらも本日リリース済み。さらにテスト中の新製品として、HomePod mini第2世代も話題になっている。iMacと揃えられるカラー展開に、音楽に合わせて天面が光る演出——パーティー仕様である。ただし中身のSiri AI機能はまだ有効化されておらず、「賢くなったSiri」のパフォーマンスはまた後日のお楽しみ、という状態だ。
腕時計が「直前の15秒」を思い出してくれる
ソフトウェア面の進化も濃い。開発者向けベータのwatchOS 27.3には「ライブ巻き戻し」が追加された。デジタルクラウンを2回押すと、その直前15秒間に周囲で話されていた内容が文字起こしされ表示される。放置すれば消え、残したければSiriに頼んでスマホのSiriアプリへ保存できる。運転中にラジオで重要な情報を聞き逃した瞬間、といった使われ方を想定しているようだ。さらに「Siriリキャップ」は、時計に1日中会話を「聞いて」もらい、会議やトレーニングの内容を要約してくれる機能。イヤホン経由の音声には対応せず、対面の会話だけが対象。個人特定情報や機密はメモに含まれず、音声そのものは保存されず、すべてプライベートクラウドコンピューティングで処理されるという。
HomeView、発売前に「防犯カメラ」の気配
11月13日金曜には、画面付きスピーカー「HomeView」が登場する。紹介映像ではFaceTimeの「未来のテレビ電話」として描かれているが、その前にひと悶着ありそうだ。初期ソフトウェアから、動作検知でカメラがストリーミングや録画を可能にするコードを、あるXユーザーが発見した。防犯カメラモードの実装か——Appleは現時点で公式発表しておらず、金曜の発売時点で使えるかも不明だ。自宅の「監視目」になりうる機能がこっそり眠っているかもしれない、というだけで、ネットの温度はひと段落上がる。
「Pro and Tell」の舞台裏:9台のiPhoneと光速のLED壁
新製品発表イベントの裏側では、クリエイターたちが新Macを「いじくり回して」いた。スター・ウォーズを生んだ工業光魔(ILM)は、Macで動くバーチャルセットを披露。新型MacBook Proでカメラとディスプレイを同期し、LEDウォールの色をリアルタイム調整——しかもカメラにはiPhoneが使われていた。ある監督デュオは9台のiPhoneを環状に並べて被写体を全方位から撮影し、インタラクティブな3Dシーンに変換する装置を自作。タッチスクリーンMacBook Proでアングルや照明を直接触って操作してみせた。グラミー受賞プロデューサーはLogic Proで画面上のミニキーボードを使い細部を修正し、ファッションデザイナーはXcodeとAIで自作した3DプログラムをiPadとMacで動かし、フラワーアーティストはBlenderとRhino3Dで「植物の彫刻」と、その維持装置まで設計していた。大胆な実験が作品を生む——その展示方法ごと、Appleの実験宣言だった。
ネットの反応
光るロゴって、結局ほかの人に見せるためのものなんでしょ。「高い金払いました」の合図。テックが楽しくない製品の方向に進んでる好例だよ。
ふざけたタッチスクリーンや光るロゴより、RAMをもっと積ませてくれ。
たぶんさ、OLEDパネルのサプライチェーンが「タッチは標準搭載」を推してるだけなんだよ。Appleが作りたかったんじゃなくて、デフォルトがタッチだっていう話。
360度ヒンジにすればタッチスクリーンが本当に意味を持つのに。
トラックパッドより先に、Apple Pencilをこの画面で使わせてほしい。
LA発表会の中継で、クリエイターの展示エリアを回してくれたのがありがたかった。あんなところ、普通行けないからな。
腕時計が15秒前を思い出してくれるの、ラジオ民には救済。会議のあやふやな宿題も拾える。
HomeViewに防犯カメラのコードが眠ってる件、発売前に発覚するの恒例行事すぎて笑う。
AIの所感
「光るロゴ」を巡る反応の分かれ目は、つまりテクノロジーに遊び心は要るか、という古い問いそのものだ。RAMやバッテリーが足りない時期に装飾——という批判は正当だが、逆に、効率一辺倒のガジェットが10年続いた結果が「所有する喜びの消滅」だったのも事実だろう。興味深いのは、Appleがハード(50層のOLED、独立発光パーツ)とソフト(聞き取る時計、隠れた監視コード)の両方で「実験」を同時進行させている点だ。ユーザーの不信とワクワクが同じ製品に同居している状態は、停滞期には絶対起きない。実験が失敗し荒削りなまま終わることも、きっと少なくない。それでもこの季節を「面白い」と呼んでいいのか——9台のiPhoneで全方位撮影を始めた監督たちを思うと、少しだけ肯定したくなる。