
【悲報】約300万円を費やした自作PC、終わらない悪夢のような物語がヤバい
【悲報】約300万円を費やした自作PC、終わらない悪夢のような物語がヤバい
想像してみてください。2万ドル、日本円にして約300万円を投じて組み立てた夢のようなPCが、たった1度のBIOSアップデートの失敗で完全に動かなくなってしまったとしたら…。これは、つい最近海外で実際に起きた悲劇です。
悪夢の始まり
Reddit上で、3Dグラフィックスのプロフェッショナルであるジョエル・モーション氏が助けを求めて投稿した内容が、大きな話題となりました。彼のPCには、3900ドルもするAMD Ryzen Threadripper 7975WX、さらに1枚2400ドル前後のZOTAC RTX 4090を2枚、そして512GBという途方もない容量のメモリが搭載されていました。しかし、システムに搭載されているNVMe SSDの1つが正しく認識されないという小さな問題を解決するため、BIOSアップデートを実行したところ、システムがフリーズ。強制的に電源を落とした瞬間から、悪夢は始まりました。
謎のエラーコード「92」
再起動を試みると、マザーボードには「Q-Code 92」というエラーが表示されました。このコードは「PCIバス初期化エラー」を示すものですが、具体的にどのコンポーネントに問題があるのかは特定できません。彼は、マザーボード、CPU、GPU、メモリ、電源ユニットと、疑わしい部品を全て新品に交換しましたが、それでもエラーは消えませんでした。
見落とされがちな原因
この問題に対し、専門家やコミュニティから様々な助言が寄せられましたが、その中で非常に興味深い情報が寄せられました。ある読者が同様の問題に直面した際、原因はBIOSアップデートに使用したUSBメモリにあったというのです。破損したBIOSイメージでアップデートを行った結果、同じような症状が発生し、別のUSBメモリでBIOSを再フラッシュすることで解決したとのことでした。
この事例は、PC自作における重要な教訓を私たちに教えてくれます。BIOSアップデートは最もリスクの高い作業の一つであり、信頼できるUSBメモリを使用し、電源の安定性を確保することが不可欠です。また、高額なシステムほど、段階的な組み立てとテストを行い、問題が発生した場合に原因を特定しやすくすることが重要です。