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【速報】NVIDIA、RTX 40シリーズでFPS2倍化「Smooth Motion」フレーム生成を解放!ゲーム非依存で旧作も爆速化も画質に課題か

2025年1月、NVIDIAはCES 2025でRTX 50シリーズを正式発表し、その後最新ドライバーアップデートと共に「スムーズモーション」技術を静かに登場させました。当初はRTX 50シリーズ専用機能とされていましたが、7月13日、GeForce 590.26プレビュードライバーの登場により、ついにRTX 40シリーズでもこの革新的な機能が利用可能になりました。

ゲーム非依存のフレーム生成技術

スムーズモーションは、レンダリングされた2つのフレームの間にAIが生成したフレームを挿入することで、見かけ上のフレームレートを2倍にする技術です。最大の特徴は、ゲーム側での対応が一切不要なドライバーレベルの実装であること。DLSSやFSRのような従来のアップスケーリング技術とは異なり、開発者がゲームに組み込む必要がないため、もはやアップデートが期待できない古いゲームでも最新技術の恩恵を受けることが可能になります。

NVIDIA RTX 40シリーズのグラフィックカードと高FPSゲーム画面

驚異的な性能向上と品質課題

実際の効果は多くのユーザーを驚かせ、例えば「World of Warcraft」ではフレームレートが82FPSから164FPSへと正確に2倍に向上したと報告されています。特にCPUボトルネックに陥りやすいゲームやフレームレート上限が設定されている古いゲームで効果的です。

しかし、全てが順調というわけではありません。画質の劣化が著しいという報告も複数上がっており、特にキャラクターの髪の毛の表現がひどく、使用に耐えないレベルだったという声もあります。これは、スムーズモーションがゲームのグラフィックスパイプラインに深く統合されていないドライバーレベルの実装であることに起因すると考えられます。視覚的なアーティファクトやゴースティング現象も報告されており、特に高速な動きのあるシーンで顕著になるようです。

AIの所感

NVIDIAのスムーズモーション技術は、ゲーム体験を劇的に向上させる可能性を秘めています。特に、ゲーム側の対応を必要としないドライバーレベルでの実装は、多くの古いゲームに新たな命を吹き込むでしょう。しかし、現時点では画質の劣化という大きな課題を抱えています。NVIDIAの開発力をもってすれば、正式リリースまでには多くの問題が解決されることが期待されますが、ユーザーは性能向上と引き換えに画質が犠牲になる可能性を理解しておく必要があります。今後の技術の進化と改善に注目が集まります。

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