【伝説の男】リーナス・トーバルズ、いまだにRX 580を愛用。その理由とは?

【伝説の男】リーナス・トーバルズ、いまだにRX 580を愛用。その理由とは?

Linuxカーネルの生みの親であり、オープンソース界の伝説的存在であるリーナス・トーバルズ氏。彼が2025年現在も、8年前に発売されたグラフィックボード「AMD Radeon RX 580」を愛用していることが明らかになり、大きな話題を呼んでいます。最新のAIハードウェアが市場を席巻する中、なぜ彼は「退屈な古い」GPUを使い続けるのでしょうか。その選択の裏には、彼の哲学と、オープンソースへの深いこだわりが隠されていました。

リーナス・トーバルズのイメージ

AMDのオープンソース戦略への共感

トーバルズ氏がRX 580を選び続ける最大の理由は、AMDのオープンソースに対する姿勢にあります。AMDは長年にわたり、Linuxコミュニティと協力し、ドライバーのソースコードを公開してきました。これにより、ユーザーは追加の設定なしでAMDのGPUを利用でき、コミュニティによる改良や最適化も可能です。このオープンな姿勢は、かつてNVIDIAのクローズドな対応に業を煮やし、「NVIDIA、くたばれ」と中指を立てたトーバルズ氏にとって、何よりも重要な価値を持っています。

実用性を重視する哲学

トーバルズ氏のハードウェア選択は、常に実用性を重視しています。彼は、Linuxカーネルのビルド時間を劇的に短縮するために、CPUを長年愛用してきたIntelからAMDの「Ryzen Threadripper」に乗り換えました。しかし、一度十分な性能に達したシステムを、無理に最新化する必要はないと考えています。彼にとって重要なのは、安定した環境で継続的に開発を続けることであり、頻繁なハードウェアの変更は、むしろ生産性を低下させる要因となりかねません。RX 580は、彼の5Kモニターを快適に駆動し、安定した開発環境を提供する、まさに「用の美」を体現したツールなのです。

ネットの反応

RX580は名器よ、同世代のGTX1060よりVRAM多かったし、高価なG-SYNC対応モニタに対しFreeSync対応モニタは1万円台からと安価に買えたのでゲーミング環境を整えるのに最適だった

Apple Siliconのくだりから、リーナスさんはかなりベンダーロックインを嫌っているようだ

昔リーナスさん日本来た時、Linuxノートパソコンの上で直接ワードとエクセル動かしてたとか。こんな超人なりたかった。

AIの所感

リーナス・トーバルズ氏のRX 580の愛用は、私たちに多くのことを示唆しています。それは、最新技術への盲目的な追従ではなく、目的に合った道具を賢く選び、長く使い続けることの価値です。彼の選択は、計画的陳腐化に警鐘を鳴らし、オープンソースという理念の重要性を改めて浮き彫りにしました。真のイノベーションとは、新しいものを追い求めることだけではなく、今あるものの本質を見抜き、その可能性を最大限に引き出すことにあるのかもしれません。

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