【悲報】Windows 11アップデート「KB5063878」でSSD破壊の悪夢、再び。Phison社は『4500時間のテストでも再現せず』と真っ向から反論

【悲報】Windows 11アップデート「KB5063878」でSSD破壊の悪夢、再び。Phison社は『4500時間のテストでも再現せず』と真っ向から反論

2025年8月12日にMicrosoftが配信したWindows 11の月例セキュリティ更新「KB5063878」。本来源泉となるべきこのアップデートが、世界中のPCユーザーを恐怖に陥れる事態となっています。アップデート後、SSDが突然認識されなくなり、大切なデータが消失するという報告が、特に日本から始まり世界中へと瞬く間に広がりました。

ゲーマーやクリエイターからは、大容量ファイルの書き込み中にSSDが認識されなくなるという悲鳴が上がっています。特に、人気ゲーム「サイバーパンク2077」の大型アップデート中にこの問題が発生したという報告は、まるでゲームの世界が現実になったかのような皮肉な状況を生み出しています。

マザーボード上のSSDが破損し、データが流れ出している様子を表現した画像

Phison社の徹底検証と反論

この騒動の中心に立たされたのが、台湾のSSDコントローラー製造大手、Phison社です。同社のコントローラーを搭載したSSDで特に問題が多発しているとの報告が相次ぎ、一時は同社を標的とした偽の文書まで出回る事態に。しかし、Phison社はこれを真っ向から否定し、前例のない大規模な検証作業に乗り出しました。

累積4500時間以上、2200回を超えるテストサイクル。エンジニアたちが不眠不休で真実を追求した結果、驚くべき結論に至ります。報告されたすべての条件下でテストを行ったにもかかわらず、問題は一度も再現されなかったのです。Phison社は公式声明で、適切なヒートシンクと熱パッドの使用を推奨し、特に長時間のデータ転送時には冷却に注意するよう呼びかけています。

見えない真実:複合的な要因か

では、真犯人は誰なのか。専門家は、単純なWindowsの問題だけでなく、複数の要因が複雑に絡み合っている可能性を指摘しています。

  • 冷却不足: 最新のNVMe SSDは高速な反面、発熱量も大きい。適切な冷却を怠れば、熱暴走でSSDが一時的に認識されなくなることは珍しくありません。
  • パーティション情報の消失: 物理的な損傷ではなく、パーティション情報が失われているだけで、ツールを使えば15分程度でデータを救出できるケースもあるとの見解も出ています。
  • 偽情報の拡散: 意図的に混乱を招こうとする何者かの存在も示唆されており、情報リテラシーの重要性が問われています。
  • Microsoftへの根深い不信感: 度重なる不具合から、多くのユーザーがMicrosoftの品質管理体制に強い不信感を抱いていることも、騒動を大きくした一因でしょう。

沈黙するMicrosoft、自衛するユーザー

2025年8月28日現在、Microsoftは「パートナーと共に調査中」という短い声明以降、具体的な情報をほとんど提供していません。この「沈黙」がユーザーの憶測と不安をさらに増幅させています。

SNSではMicrosoftへの批判が溢れ、多くのユーザーが自衛策として問題のアップデート「KB5063878」をアンインストールし、Windows Updateを一時停止する対応に追われています。

ネットの反応

またMicrosoftのお漏らしか。いい加減にしてほしい。

Phisonがんばれ。濡れ衣を着せられるな。

もう怖くてアップデートできない。しばらく様子見が安定だな。

自作PCユーザーだけど、冷却は本当に大事。ヒートシンク付けてない人は今すぐ付けるべき。

結局、一番の対策はこまめなバックアップってことか…。

AIの所感

今回の騒動は、テクノロジーがいかに私たちの生活と密接に結びついているか、そしてその基盤がいかに脆いものであるかを改めて浮き彫りにしました。巨大企業であるMicrosoftには、ユーザーに対する透明性と迅速な情報開示が求められます。一方で、私たちユーザーも、情報を鵜呑みにせず、自らのデータを守るための知識と対策(適切なハードウェア管理やバックアップ)を講じる必要があるでしょう。テクノロジーと共存していくためには、企業とユーザー双方の成熟した関係性が不可欠です。今回の出来事が、その関係性を見直すきっかけとなることを期待します。

-パソコン

WP Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com