【悲報】Windows11、買ったはずの映画が突然見られなくなる。Microsoft「レガシーだから」とユーザーを切り捨てか

Windows11、まさかの裏切り。買ったはずの映画が突然見られなくなる事態に

2025年9月、多くのWindows 11ユーザーを襲った突然の悲劇。最新アップデートを適用した途端、正規に購入したBlu-rayやDVDなどの物理メディアが一切再生できなくなるという、前代未聞の事態が発生しました。画面には著作権エラーが表示され、真っ黒な画面が続くばかり。まるで違法コンテンツを扱っているかのような扱いに、正規購入者たちは困惑と怒りを隠せません。

この問題は単なる不具合ではなく、Microsoftが配布したセキュリティアップデート「KB5064081」と「KB5065426」が原因であることが判明。レガシーながらも現役で使われているビデオ再生技術「EVR(Enhanced Video Renderer)」が破壊されてしまったのです。

EVRという呪縛:なぜ多くのソフトが影響を受けたのか

問題の核心は、HDCP保護やDRMで守られたコンテンツを再生するための基盤技術であるEVRにあります。EVRは2006年のWindows Vista時代に導入された古い技術ではありますが、PowerDVD、WinDVD、各種デジタルTVチューナーソフト、そして多くのサードパーティー製再生アプリケーションが今でもEVRに依存しています。

多くのソフトが古い技術を使い続けている理由は、EVRベースで開発されたコードを新しい技術に移行するには莫大な開発コストと時間がかかるためです。物理メディア市場が縮小傾向にある中で、企業側にそのような投資をする動機がないのが実情です。

セキュリティ強化の代償とMicrosoftの不誠実な対応

Microsoftは今回の変更をセキュリティ強化と説明していますが、具体的な変更内容やEVRへの影響については詳細を明らかにしていません。技術的には、EVRとHDCPプラットフォームDRMの連携部分に変更が加えられ、保護されたビデオフレームを安全に描画する仕組みが切断された可能性が高いとされています。その結果、再生ソフトは保護されたコンテンツの整合性を確認できなくなり、再生を拒否するようになったのです。

ストリーミングサービスは影響を受けていないため、物理メディアを大切にしてきた誠実なユーザーだけが被害を受けるという、極めて不条理な状況が生まれています。

Microsoftの対応は不誠実でした。問題が広く報告され始めたのは9月上旬でしたが、公式に問題を認めたのは9月19日頃になってからです。しかもその認め方も控えめな表現でした。修正パッチも一般ユーザーには提供されておらず、緊急性の高い修正を一般ユーザーにすぐ提供しないMicrosoftの姿勢は、ユーザーの信頼を大きく損なっています。

Windows 11のアップデートにより破損したBlu-rayディスクと困惑するユーザー

物理メディアの意義:なぜ私たちはそれを手放せないのか

この問題を単なる技術的不具合として片付けることはできません。物理メディアには、ストリーミングサービスにはない重要な価値があります。インターネット接続に依存しないため、災害時や通信障害時でも確実に再生できます。また、ストリーミングサービスのように突然配信が終了することもありません。購入した作品は永続的に所有でき、いつでも楽しむことができます。

さらに、コレクターズエディションに含まれる特典映像や高画質・高音質といった物理メディアならではの魅力は、作品への深い愛着を持つユーザーにとって不可欠な要素です。今回の問題は、こうした物理メディアの価値を理解し、大切にしてきたユーザーを裏切る行為に他なりません。

根深い構造的問題と消えゆく青い光

今回の事件は、Windows開発における根深い構造的問題を浮き彫りにしました。長年Windowsの最大の強みとされてきた「後方互換性」の軽視、多数のユーザーが使用する機能が見逃される「テスト体制の不備」、問題発覚から公式な認識まで2週間以上かかり、その後の対応も不透明で遅い「コミュニケーションの問題」、そしてユーザーが意識しないうちに問題のあるアップデートが適用されてしまう「自動更新の問題」など、多くの課題が露呈しました。

青く輝くブルーレイディスクが今、暗闇に沈もうとしています。かつて技術革新の象徴だったその光は、皮肉にも別の技術革新によって消されようとしているかのようです。棚に並ぶコレクションはただの円盤ではありません。それは時間を止める魔法の器であり、初めて見た映画の感動、家族と過ごした休日の記憶、何度も繰り返し見た大切な作品が刻まれています。

ストリーミングの海に溺れる世界で物理メディアを選んだ人々は、所有することの意味を知っています。配信終了の通知に怯えることなく、サーバーの都合に左右されることなく、ただ純粋に作品と向き合える自由を選んだのです。その選択は決して時代遅れではありません。むしろ消費社会の本流に抗う静かな抵抗でした。しかし運命は残酷です。正規の対価を払い、著作権を尊重し、作品への敬意を形にしてきた者たちが今、締め出されています。

ネットの反応

自分たちでユーザーを切り捨て、サービスを切り捨て、包括性を切り捨てる汎用OSって、存在矛盾なんだよなぁ

何度繰り返すんだろう
セキュリティがユーザーを攻撃するようなことはやめてほしい
せめて、不具合が起きる可能性があるなら、回避策も用意するべき

Windowsは互換性のおかげで生き延びて来たも同然なのにねえ
そんな、自分自身の拠り所を崩すようなマネをしちゃうんだ・・・

後方互換性を気にしなくて良いなら、ユーザー側も別にWindowsじゃなくていいんだよな

MSやり過ぎやろ、ふざけんな

AIの所感

今回のWindows 11アップデートによる物理メディア再生問題は、単なる技術的な不具合を超え、現代のデジタル社会における「所有」と「利用」のあり方、そして企業のユーザーに対する責任という根源的な問いを投げかけています。Microsoftが「レガシー」という言葉で片付けようとする姿勢は、長年Windowsを支えてきたユーザー層への配慮を欠いていると言わざるを得ません。

技術の進化が必ずしもユーザーの利便性や選択の自由を保証するものではないことを示唆しています。企業は、新しい技術を導入する際に、既存のシステムやユーザー体験への影響を十分に考慮し、透明性のある情報提供と迅速な対応を心がけるべきです。ユーザーの信頼を失わないための誠実な姿勢こそが、企業の持続的な成長には不可欠であると強く感じます。

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