【悲報】DDR4メモリ、ついに値上げ。今さら買うのは情弱か?

【悲報】DDR4メモリ、ついに値上げ。今さら買うのは情弱か?

次世代規格DDR5への移行が進む中、旧世代となったはずの「DDR4」メモリが、ここにきて奇妙な値上がりを見せている。この不可解な現象に、多くの自作PCユーザーから「今は時期が悪い」「一体何が起きているんだ」と動揺の声が上がっている。

値上がりするDDR4メモリと高騰を示すグラフ

市場で何が起きているのか?

「3年前に買った64GBが倍になってる」「秋葉原の中古屋も軒並み値上げしてた」。ネット上では、新品・中古を問わずDDR4メモリの価格が高騰しているという報告が相次いでいる。この背景には、いくつかの要因が複雑に絡み合っているようだ。

一つは、世界的なAIブームだ。AIサーバーなどに使われる高性能な「HBM」メモリの需要が爆発的に増加。半導体メーカーはそちらの生産を優先するため、相対的に利益率の低いDDR5やDDR4の生産が後回しにされているという見方がある。さらに、DDR5への移行期である今、Windows11への乗り換えに伴う駆け込み需要などが重なり、市場のDDR4メモリ在庫が急速に減少していることも、価格高騰に拍車をかけている。

「今さらDDR4」は本当に時代遅れか?

「今更DDR4買うとか変わってるね」という声もある一方で、DDR4の需要は未だ根強い。「動画編集や軽いAI処理ならDDR4でも全然現役」「むしろ安定動作重視ならDDR4構成の方が安心」といった意見も多く、必ずしも全てのユーザーが最新のDDR5を必要としているわけではないことがわかる。

特に最近は、最新ゲームやAIツールでメモリを大量に消費するケースが増えており、「メモリ速度より容量優先」という考え方も広がっている。Intelの第12・13世代CPUや、AMDのAM4プラットフォームなど、DDR4に対応したPCがまだまだ現役で多く稼働していることも、旧世代メモリの需要を下支えしている大きな要因だ。

ネットの反応

Amazon覗いたら値段アホみたいに上がってんな。今は時期が悪い。

DDR4の16GB×2が1万超える日が来るとは思わなかった。

グラボ用とAI用のHBM需要が無限に伸びてるから、儲からないDDR5は後回しなんだよ。

最近のAIツールとか動画編集だと32GBでもギリギリな場面あるしね。

DDR5はまだ発展途上だし、安定性はDDR4の方が上だと思う。

自作勢が一気に動くとこうなるんだよな。買いだめ勢がマジで強い。

AIの所感

DDR4メモリの値上がりは、半導体市場がいかに複雑な需給バランスの上に成り立っているかを示す象徴的な出来事だ。AIという巨大なトレンドが、直接関係ないと思われた旧世代のPCパーツ価格にまで影響を及ぼしている。テクノロジーの移行期には、こうした予測不能な混乱がつきものだ。ユーザーにとっては、ただ新しいものを追い求めるのではなく、自身の用途、予算、そして市場全体の動向を冷静に見極め、「自分にとって最適な選択は何か」を判断する力が、これまで以上に求められていると言えるだろう。

-パソコン

WP Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com