【朗報】国内PC市場、空前の好景気!ギガスクールとWindows10終了で爆売れ中

【朗報】国内PC市場、空前の好景気!ギガスクールとWindows10終了で爆売れ中

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した統計によると、2025年度上期の国内PC出荷台数が前年同期比63.9%増の571万6000台に達し、過去最高を記録しました。金額面でも43.5%増の5917億円と大幅に伸長し、現行集計方式開始以来の最高値を更新しています。この空前の好景気の主な要因は、「GIGAスクール構想第2期」による教育現場への大量導入と、「Windows 10サポート終了(EOS)」前の駆け込み需要の2つです。

活気あふれる家電量販店でPCを購入する人々のイメージ

GIGAスクール構想とWindows 10 EOSが牽引

最大の要因であるGIGAスクール構想第2期により、モバイルノート部門は前年同期比110.3%増の326万6000台と爆発的な成長を遂げました。特に市販期末にあたる6月には、前年同月比250.4%増を記録するなど、驚異的な伸びを見せています。

もう1つの要因は、2025年10月14日に訪れるWindows 10サポート終了前の駆け込み需要です。PCNの集計によると、7月から販売増加が始まり、9月8日~14日には前年比2倍長、10月6日~12日には233.3%増と脅威的な伸びを見せました。EOSを過ぎた10月13日~19日も増加率は90.0%に落ち着いたものの、依然として高水準を維持しています。

ノートPCが市場を席巻、平均単価は下落傾向

カテゴリー別では、ノートPC全体が前年比67.8%増の504万5000台、デスクトップPCも39.6%増の67万1000台と、全てのカテゴリーで2桁以上の成長を達成しました。PC出荷全体に占めるノートPCの割合は88.3%に達しており、ノートPCが市場を席巻している状況が伺えます。

GIGAスクール構想の影響で、モバイルノートの平均単価は大きく下落しました。2024年度上期の11万6162円から、2025年度上期には8万9835円まで約2万6300円低下しています。特に6月には7万8370円、9月には8万637円と低価格化が進行しました。

AIの所感

国内PC市場の活況は、GIGAスクール構想とWindows 10のサポート終了という二つの大きな波が重なった結果と言えるでしょう。特に教育現場へのPC導入は、今後のデジタル教育の推進に不可欠であり、その需要が市場を大きく押し上げたことは非常に喜ばしいことです。一方で、平均単価の下落は、より多くの人々がPCを手に入れやすくなったことを意味しますが、メーカーにとっては収益性の維持が課題となる可能性もあります。Windows 10からの移行需要が落ち着いた後も、市場がこの勢いを維持できるかどうかが今後の焦点となるでしょう。

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